エチケットやマナーに気を遣えるWebデザイナーは、そうでない人より良い仕事ができるはずです。
そこで、7人のプロに「Webデザイナーの心得に関する本を出すとしたら、何を伝えたいですか?」と訊いてみました。
1.人を見下さない
「女性やマイノリティーを見下さないことですね。」とMule Design創立者の1人Mike Monteiroさんは言います。
「あたかもそれが素晴らしいことであるかのように『みんなのためになるものを』『あなたが必要としているものを』などと言っている人もいますが、結局は幼稚なのです。デザイナーの自分勝手な主張です。大人になりましょう。」
2.周囲とコミュニケーションをとる
オープンスタンダードを提唱するOperaのBruce Lawsonさんは、コミュニケーションが重要なカギだと言います。
「自分の疑問やアイデアを広く共有することは人のためにもなります。おもしろい投稿を見つけたり、役に立つ講演会に参加したりしたときは投稿者や講演者に声をかけてみてはどうでしょうか。自分だけでなく相手にとっても充実した1日になるはずです。」
3.どっぷり浸る
「ブランドや商品・そのユーザをしっかり理解できるよう、その世界にどっぷり浸るようにしています。」とFingoのElena McGarryさん。
「ユーザだけでなくビジネスのことも考えること、サイトに付加価値を与えることでユーザとの信頼関係を築くことを心がけています。細かすぎず、でもシンプルになりすぎないよう、バランスをとりながらが重要なんです。」
4.きちんと整理する
クリエイティブディレクターのShane Mielkeさんは「必ずファイルを整理すること。1人でやる仕事にせよチームでやる仕事にせよ、たった数秒の手間で作業のしやすさが格段に上がります。」と強く語ります。
5.地道にコツコツやる
SoundCloudのシニアデザインリーダー、Adelle Charlesさんは「自分で自分のルールをつくって、それを守り続けるように。」とアドバイスしています。
「何をやりたいのか決めて、それをムリなく進めていくようにしましょう。周囲とコミュニケーションをとって、情報は徹底的に共有します。カンタンそうで意外とできていないことが多いんです。」
6.偉そうにしない
WebデザイナーのInayaili de Léonさんは、同僚などの仕事を「ラクそう。」と言う人が大嫌いなのだそうです。
「誰が相手でも『この仕事は5分もかからないはず』なんて言わないようにしています。仕事の話をするときには絶対に気をつけるべきです。」
7.批判も受け止める
UIデザイナーでリサーチャーのLuke Jonesさんは、デザイナーとして最も大切なことの1つが批判を受け止めることだといいます。
「デザイナーとして自我を捨て、フィードバックを素直に受け止め、プロジェクトを成功させる糧にすることが大切。プロジェクトは自分のものではなく、ユーザとクライアントのものなのです。」
※本稿は7 web design dos and don’tsを翻訳・再編集したものです。