PowerPointの機能は一貫してひどい方法で利用されてきました。ここでは最適な使用法をご紹介します。
箇条書きで文字数が多すぎるテキスト
もしもあなたが本当に人々に話を聞いて欲しいのならば、箇条書きにするテキストの量を制限しましょう。
人々は常にあなたが表示するものを読み取ろうとしていますが、彼らはおそらくあなたが言っていることや彼らが読んだものを処理できていないでしょう。彼らはスライドではなく、あなたが提示した情報を見に来たということを覚えておいてください。テキストの量は最小限に留めましょう。
読みにくい色のスキーム
青色を背景にした赤いテキスト、またはその逆の赤を背景にした青いテキストはひどく馬鹿げています。
しかし警告したいのは、実際この色のスキームがどれほど一般的に用いられているかということです。それらは文字通りあなたのスライドを震撼させます。その他にも灰色と白、黒と灰色というようにテキストと背景の色が非常によく似ているといった失敗例もあります。
また、黒を背景にして白いテキストを使用するといった誤ったトレンドもあります。暗い部屋の中ではコントラストは一般的に良いですが、私のように視力が悪い人々にとっては白のテキストはしばしばぼやけて見えます。白い背景に黒のテキスト、あるいは対照的に似た色のスキームにすると、ほとんどの場合に最適に機能します。
スライドをスクリプトのように扱う
あなたのスライドはそれぞれに、スクリプト全体を収納するのではなく、あなたが言いたいことを補完し、強調するものでなければなりません。単にそこに来て読むだけの情報のパラグラフをスライドに載せることで、人々は満足してしまいがちです。
最初に、あなたが観衆に向けて全体的なプレゼンテーションを読んでいるのであれば、(1つの目でスクリーンを見てもう1つの目は群衆に向けるといった、本来気が散るようなことをできない限り)あなたはそれらを見ていないでしょう。スライドに頼りすぎないようにしましょう。
手がかりとなるカードを印刷したり、あるいはPowerPointの「スピーカーノート」を利用することで、聴衆には見えずにプレゼンテーション・モードのスクリーン上でノートを利用することができます。これらを利用してあなたが言おうとしていることを把握しましょう。スクリプトとしてではなく、むしろ引き金としてノートとプレゼンテーションを使ってみましょう。さもないとプレゼンテーションは不自然でつまらなく見えてしまいます。
エフェクトを使用してかっこよく
視覚的につまらないものといえば、あなたはエフェクトの使用から撤退したがっているかもしれませんね。もう90年代ではありません。スクリーンを横切ってスライドするテキストから撤退したがっている人々はごくわずかであると言えます。アニメーションのない基礎的なトレンドは最近より専門化が進む傾向にあります。もしもそれぞれを箇条書きにする必要があると感じるのであれば、単に出現するか消えていくか、あるいはサイドからサイドへ飛び去るものにしましょう。文字を切り離すことはやめましょう。そして「ヒュー」などのサウンド効果をアニメーションに付け加えることもやめておきましょう。私を信じてください。私は以前にそうしているのを見たことがありますが、ちっとも良くなかったのです。
デフォルトのテーマを使用
これらは通常良くみえません。いつもひどいというわけではありませんが、あなたが非創造的な人であるならば、きわめて良くないものを選ぶでしょう。アイディアが見つからず、一般的に平凡であるならば、白い背景に黒いテキストでコミック調ではない素敵なフォントを選びましょう。
リスクのあるフォント選択
聞いてください、私たちはたまには少し違ったフォントを使ってみたくなることがありました。実際に怪しいフォントでない限りは、PowerPointプレゼンテーションにはリスクがありません。シンプルなセリフはこれらの状況に入っていく手段です。気を散らさず、読みやすくあなたの言いたいことを強調する必要があります。もしもあなたの選んだフォントによって、聴衆が実際に、あなたがスクリーン上で伝えようとしていることを理解するために二度見しなければならず、彼らの頭の中に疑問を喚起させるようであるならば、あなたは自身のプレゼンテーションから気を逸らしてしまうものをつくり出していることになります。フォントには注意を払いましょう。不確かな時は、「ユニーク」なものより読みやすくシンプルなものを選びましょう。
ワードアート
PowerPointが提供しているデフォルトのワードアート・スタイルが2000年代に相当するようなうんざりしたものでなくても、それらはかなり使えないものです。洗練されているように見えるワードアートを利用するためには、黒いアウトラインに白といった明白なオプションを使用し、完全にカスタマイズしなければなりません。わずかにデザイン感覚を含んでいるものもありますが、現実的にほとんどが持ち合わせていません。あなたがワードアートライブラリーの中にいるのなら、おそらく悲しい運命が待ち受けているでしょう。
クリップアート
クリップアートはかつてほど悪いものではなくなっていますが、ライブラリーには未だひどいものがあります。いくつかの宝石が見つかる一方で、もしもあなたが未だクリップアートを使用して優れたイメージやGIFを持つサイトを有り余るほど発見できなかったのであれば、視覚的に流行しているものを十分に把握できる見込みが少ないという悲劇的な事実があります。
※本記事は、Worst ways to use PowerPointを翻訳・再構成したものです