コンテンツ制作は時間と費用がかかります。1つコンテンツを作るだけでも計画、ワークフローの構築、人材の確保、実際の作業など考慮すべきことであふれています。さらにビジネスとして成功させつつ、ユーザーの満足も獲得しなければなりません。今回はウェブコンテンツ制作に焦点を当て、考慮すべきポイントとコスト計算について紹介します。
考慮すべき3つのこと
スケジュール通りにコンテンツを発行するために、チームは次の3点を考慮してください。
- 1. 現状。すでにあるコンテンツはどのようなものか。
2. ワークフロー。アイデア出しから発行までの流れ。
3. 人材の割り当て。スタッフが各段階で何をどのように行うか。
まずは現状を知り、これから制作するコンテンツを決定しましょう。すでに発行しているあらゆるコンテンツを見返し、アイデアを出し合います。次にワークフローを作ります。ワークフローはコンテンツを発行まで持っていくために必要な作業と流れのことです。ウェブコンテンツであれば概要の作成、執筆、見直し、承認、発行などのタスクが含まれるでしょう。
コストを計算する
よく練られたワークフローができても、そこから時間やコストを見積もるのは難しいものです。それを手助けする手法として、典型的な作業を一通りやってみて必要な時間とコストを決定する方法があります。実際に作業しながら、各ステップごとにかかった時間を記録しましょう。一例では、概要の作成に1時間半、リサーチに2時間、執筆に5時間……と作業し、1つの記事を発行するのに15時間が必要となりました。
この見積もり作業で気をつけてほしいのは、担当するスタッフや作業量により時間とコストは変化することです。必要なページ数やライターごとにコストに違いが生まれることを念頭に置いておきましょう。
発行は終わりではない
コンテンツの発行後にもコストは発生します。サイトやコンテンツの維持・管理にもコストはかかりますので、その部分も忘れずに見積もりを行いましょう。作業を続けるうちに、ワークフローをより最適化したり規模を変えたりもできるでしょう。
このように、ウェブコンテンツの制作をスムーズに進めるためには適切なワークフローの構築とコスト計算が必要です。事前の計画ももちろん大切ですが、本番で思わぬ問題が発生することもあります。実際に作業をしながら課題を洗い出し、ワークフローを最適化していきましょう。
※本記事は、Calculating the Cost of Creating Website Contentを翻訳・再構成したものです。