スマートフォンは成長を続け、2017年も盛んにアプリが開発されています。特にiPhone Xは市場に衝撃を与え、アプリ開発のトレンドを大きく変えることとなりました。2018年は一体どんなことが起こるのでしょう?
今回は、2018年のアプリ開発におけるトレンドを5つ予想し、ご紹介します。
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1.AR(拡張現実)
スマートフォンは高速化を続け、以前と比べると処理能力は飛躍的に高まりました。この性能を活かしたARアプリが、来年は広く人気を集めそうです。すでにマイクロソフトは、一般向けのAR製品をリリースする予定を立てています。アプリ開発だけでなく、グラフィックデザインやウェブデザインにも影響する、大きな流れとなるでしょう。
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2.ブロックチェーン
ブロックチェーンと言うとビットコインを思い浮かべる方が多いですが、必ずしも正しくありません。モバイル開発全体でブロックチェーンの採用が広まってきているのです。セキュリティを強固にできるため、ユーザーの信頼やブランドへの忠誠心を獲得するのに有効な手段となっています。
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3.AI(人工知能)
2017年には、アップルが開発者にSiriを開放し、アプリと組み合わせて動作させられるようになりました。音声アシスタントが一般にも広がりを見せていますが、これはAIを活用した一例でしかありません。来年にはAIの利用がますます進み、モバイルアプリでの利用が増大するはずです。
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4.IoT(物のインターネット)
IoTの認知が進み、この技術が何をもたらすか、知っている人が増えました。スマートホーム製品はもちろん調理器具まで、スマートと名のつくものは全て1つのインフラにつながる時代が来ています。2018年にはさらなる広がりと変化が予想されています。
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5.セキュリティの向上
おそらく、今回紹介する中で最も重要なのがこちらです。アップルのセキュリティ面での要求が厳しくなり、モバイルアプリ開発とトレンドが変化するでしょう。Googleも、Androidアプリに対して同様の動きを取ることが予想されます。先ほど紹介したブロックチェーンをはじめ、2要素認証や他の手法でセキュリティを高める必要が出てくるはずです。
いかがでしたか?2018年も、アプリ開発には急速な変化の到来が予想されます。今から情報を集めておき、やって来る変化に備えておきましょう。
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※本記事はMobile App Development Trends 2018を翻訳・再構成したものです。