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Webデザイナー必見!CSSを使ったアンダーライン3種【各メリット・デメリットも解説】

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読了時間 : 約4分12秒

特に見出しやアンカーテキストに使用されるアンダーラインですが、普段何気なく使っていますよね。でもアンダーラインを引く方法はいくつかあります。一体どの方法が一番いいのでしょうか?ここでいくつかの方法とその長所/短所を紹介していきたいと思います。

HTMLやCSSでアンダーラインを引く各方法の長所と短所

 

(1) text-decorationを使ったアンダーライン

「text-decoration」はアンダーラインを引く最も簡単な方法です。小さなフォントでもきちんと見えますが、フォントを大きくするにつれ見苦しくなります。

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一方で、最大の問題点はカスタマイズ性を欠くことです。適用するテキストにはすべて同一の色とフォントサイズを指定し、スタイルを変更することができません。

 

【良い点】

  • 利用しやすい
  • ベースラインの下にアンダーラインを引ける
  • iOS Safariではデフォルトでディセンダー(小文字のg、j、p、q、yでベースラインの下にはみ出す部分)を回避できる
  • 複数行に渡って適用できる
  • どの背景でも利用できる

 

(※編集註:日本語でディセンダーを気にすることはありませんが、フォントタイプによっては日本語と英文を混ぜて使用すると、ディセンダーにより文字のバランスがチグハグになることが結構あります)

 

【悪い点】

  • Safariブラウザ以外ではディセンダーを回避できない
  • 色、太さ、スタイルを変更できない

 

ここで「text-decoration」のカスタマイズ可能な以下3つのプロパティを紹介しましょう。

 

1.text-decoration-color

「text-decoration-style」はテキストの色とは別にアンダーラインの色を指定できます。このプロパティはFirefoxおよびSafariプレフィックスで有効です。Safariの問題点は、ディセンダーに関する指定をしていないとテキストの上にアンダーラインを引いてしまうことです。

(※編集註:下図はfirefoxでの表示例になります)

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2.text-decoration-skip

「text-decoration-skip」はアンダーラインがディセンダーにぶつかるのを避けてくれます。このプロパティは標準的なものではなく、今のところ対応しているのはSafariのみなので、利用する際は「-webkit-」とプレフィックスを記述する必要があります。Safariはこのプロパティをデフォルトで有効にしているため、何も指定していなければアンダーラインがディセンダーを避けることになります。

 

もしNormalize.cssを利用している場合、最新のバージョンではこのプロパティが無効になっているので、利用する場合は気をつけてください。

 

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3.text-decoration-style

「text-decoration-style」は、「border-style」で指定できるアンダーラインの種類に加えて、波型のアンダーラインを引くことができます。以下がその種類です。

・点線

・破線

・二重線

・実線

・波線

 

現在、「text-decoration-style」はFirefoxでのみ利用できます。

 

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「text-decoration-*」プロパティは他のCSSプロパティよりも直感的に理解しやすいですね。ただ、アンダーラインの太さや位置については指定できません。調べたところ、「text-underline-width」と「text-underline-position」というプロパティがCSSの初期の草案にはあったようですが、いまだ実装されていないようですね。

 

(2) border-bottomを使ったアンダーライン

「border-bottom」は迅速性とカスタマイズ性のバランスが取れています。この方法はCSSのborderプロパティを利用し、色、太さ、スタイルを簡単に変更できます。

 

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注意点としては、アンダーラインの位置がディセンダーの下になるのでテキストから少し距離ができることです。「inline-block」の指定や「line-height」を小さくすることで対応できますが、その場合、複数行には対応できません。

 

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【良い点】

  • 「text-shadow」を利用してディセンダーを回避できる
  • 色、太さ、スタイルを変更できる
  • 色と太さを時間的変化およびアニメーションできる
  • 「inline-block」でない場合、デフォルトでまとめることができる
  • 「text-shadow」を利用していなければ、どの背景でも利用できる

 

【悪い点】

  • ベースラインから離れていて位置を修正するのが面倒
  • ちょうどよい調整をするのに無関係のプロパティが多い
  • 「text-shadow」を利用する場合、低品質なテキスト

 

 

(3) background-imageを使ったアンダーライン

「background-image」は私達の求めているものに近く、ほとんどマイナス点はないです。「linear-gradient」と「background-position」を指定し、イメージを使ってテキストへのアンダーラインを引くことができます。

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「linear-gradient」を指定せず、イメージファイルを使ってアンダーラインを引くこともできます。

 

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【良い点】

  • ベースラインの下にアンダーラインを位置づけられる
  • 「text-shadow」を利用してディセンダーを回避できる
  • 色、太さ、スタイルを変更できる
  • イメージを利用してアンダーラインを引ける
  • 複数行に渡って適用できる
  • 「text-shadow」を利用していなければ、どの背景でも利用できる

 

【悪い点】

  • イメージがやり方、ブラウザー、ズーム度合いによって再調整されてしまう

 

結論

 

さてアンダーラインを引くにはどの方法がベストでしょうか?その答えは状況によって使い分けることがベストとなります。

 

文字のサイズが小さい場合は、「text-decoration」を利用して、「text-decoration-skip」を適用するのがよいでしょう。見映えは多くのブラウザーで面白味のないものかもしれませんが、見た人が気にならないものでしょう。

 

本文の場合、「background-image」を利用するのがよいでしょう。アンダーラインが細かったり、テキストとは異なる色を指定する場合は「text-shadow」プロパティを外します。

 

テキストが1行だけの場合は、「border-bottom」を利用し、必要に応じて他のプロパティで調整するのがいいです。

 

将来的に各ブラウザーのサポートがよりよくなれば、アンダーラインを引くベストな方法は「text-decoration」になるでしょう。

 

(※本稿は「Styling Underlines on the Web」を翻訳・再編集したものです。また2017年5月17日に加筆・修正を行いました)

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