ハロウィンを通過して2016年も早くもあと2カ月を切りましたね。
そんな中ちょっと気が早いですが、今年のデザインのトレンドをおさらいしておきませんか?いまのトレンドは次のトレンドに必ず影響を与えます(「否定的/肯定的」かはともかく)。
本稿ではそんな海外のタイポグラフィの14のトレンドをおさらいします。中にはアルファベット特有のトレンドもありますが、英字でタイポグラフィを組むことも少なくありませんよね?海外の人が見ても「トレンドをつかんでるね~」なデザインの参考にされてみてはいかがでしょうか!
2016年タイポグラフィの14トレンド
1.SCRIPTS(筆記体フォント)
このトレンドは今後しばらく続くでしょう。昔ながらの筆記体フォントは流行の最先端を行く様々な媒体で使われています。
2.WATERCOLOR(水彩画スタイルフォント)
(上画像はフリーフォント【Waterlily】)
Watercolorはあなたのウェブサイトに命を吹き込むもう一つのフォントです。楽しい、親しみやすい、ユニークといった印象を与えます。
3.BIG & BOLD(大きいサイズの文字&太字)
大きいサイズで太字になっているメッセージは力強さを表現します。昔は小さい活字で説明を入れなければいけませんでした。しかし今は違います。適切な書体と色を選ぶことで、全てを語ることができます。
4.HAND – DRAWN TYPEFACE(手書き風フォント)
人気が出てきているのが手書き風フォントです。手書き風のフォントの私的なイメージを利用することで、企業にとって重要な“信頼”を顧客に伝えることができます。
5.PHOTO OVERLAYS(写真との組み合わせ)
自然の写真にインスピレーションを与えるような引用句が重ねられている画像がSNS等でトレンドとなっています。
6.GEOMETRIC DESIGN(幾何学的図形のフォント)
人気が出てきているフォントです。JOVA(http://jovaconstruction.com/)のロゴが、Geometricフォントを上手く使うといかにかっこいいかを示しています。
7.SERIFS(セリフフォント)
基本のトレンドに戻る、という典型的な例ですが、エレガントで読みやすく、はっきりしているという点でとても優れています。
8.SLAB SERIFS(スラブセリフフォント)
スラブスタイルのセリフフォントも人気を集めています。実用性、安定性、信頼性に優れたフォントです。
9.CREATIVE USE OF THE SIMPLE(シンプルなものをクリエイティブに使う)
時には、クリエイティブ性さえあれば上手くいきます。多くのデザイナーは基本的なフォントだけでクリエイティブで記憶に残るものを作ります。
10.RETRO(レトロなデザイン)
レトロデザインスタイルは今一番人気があるスタイルの一つです。ノスタルジックさと未来さを同時に感じさせる、面白い組み合わせです。
11.MIXED AND MATCHED(異なるフォントの組み合わせ)
全く異なるフォントを組み合わせて使うことです。上手くバランスが取れた場合、とても効果的で現代的で、特別に見せることができます。
12.ALL CAPS(全て大文字)
何かを目立たせたい、はっきりと主張したい時は全てを大文字にすると効果的です。
13.THIN AND MINIMALIST(シンプルなスタイル)
必要最低限なものを良しとする、シンプルなものを好むといった流れの中で、細くはっきりとした書体はいいオプションと言えます。
14.80s(80年代風)
80年代は決して時代遅れにはなりません。人々は80年代に対する多くの記憶、感情、幸せな瞬間をいまだに覚えています。
(※本稿は「Typography trends in modern web design」を参考にしています)