近年、チャットボットが注目されるようになっています。
iPhoneのSiriやAndroidのGoogleアシスタントなど、音声アシスタントはすっかり身近な存在です。このように音声会話によりユーザーの手助けをしてくれるのがチャットボットです。このチャットボットが、将来グラフィックのUIを駆逐するとまで言われるようになっているのです。
・チャットボットの役割
チャットボットが登場してからまだ日は浅いですが、チャットボットは既に実用化され既に使われ始めています。
最もわかりやすい使用例はカスタマーサポートです。顧客の疑問を解決するため、チャットボットは多くの回答を提示できるように作られています。もちろん人間の手を借りる必要はありません。しかし中にはチャットボットの手に負えない質問もあり、そうしたものに遭遇した場合にはサポートスタッフにスムーズに引き継ぎできるよう設計されています。事前にユーザーの情報を収集しておき、それをスタッフに渡しているのです。
チャットボットはユーザーのガイド役としても活躍できる可能性があります。一連のステップを順番に、ミスのないように行わなければならない場面でユーザーに操作手順を案内するわけです。たとえば休暇で宿泊する宿を予約したり、大学で最適な履修コースを提示したりすることができます。こうしたタスクでは、ユーザーは数多くの選択とデータ入力が必要となりますが、チャットボットが順番に案内することでスムーズに進めることができるでしょう。
また対話を通してユーザーに教育を施すこともできます。新しいアプリケーションの使い方の指導やオリエンテーションをチャットボットが担当するのです。
このように多数の使用例やアイデアがありますが、これらはまだ氷山の一角に過ぎません。チャットボットならではの自然な会話で、複雑な検索クエリを代わりに入力してくれたりもするのです。
何より嬉しいのは、チャットボットは簡単に作れるということです。
・チャットボットの構築
今やチャットボットは、一切のコーディングなしに構築できるようになっています。オススメはMotionというサービスです。
Motionの特徴は、構築したチャットボットを様々なサービスで使用できるということです。Facebookもサポートしていますし、自分のサイトで使うのはもちろん、テキストやメールを扱うこともできます。
もしもっと複雑なことがしたいのであれば、開発者の助けを借りる必要が出てくるでしょう。たとえば、Motionは過去にチャットボットを利用してくれたユーザーがまた戻ってきても、そのことが分からないのです。
チャットボットを作り、使い始めるのはとても簡単です。Motionのようなサービスには大抵無料のプランが用意されているため、会話内容の構築に集中することができます。
このように、チャットボットはすっかり身近な存在となり、その構築も難しくありません。サイトごとに独自のチャットボットを用紙するのが当然という時代がやって来るのかもしれません。
※本稿は 「What is a chatbot and should you care? All you need to know.」を翻訳・再編集したものです。