デザイナーとして思うのですが、マウスを使ってデジタルの画面上でスケッチをするのは、すごく難しいと思うのです。練習をして納得いくようなイラストレーションを描くことができても、完璧に自分のイメージ通りに表現するには、何か改善しなくてはいけないと思いました。そこで私は、ワコムのインテュオスというグラフィックツール(150ドル)を購入しました。
初めは石鹸の棒を持っているような感覚だったので、いつものようにイラストレーションを描くことが出来るようになるまでは少し大変でしたが、その感覚が気に入りました。もっと使い勝手を良くするために、ワイヤレスの道具(およそ25ドル)まで購入したほどです。
ワコム製品を使うことには全く抵抗がありませんでした。なぜなら、描画系のタブレット製品の中では最も有名なブランドだったので。しかし、他の製品はどうでしょうか。もしワコム製品に匹敵するような優れたタブレットあるのならば、使ってみる価値はあるのでしょうか。
そこで私は、ワコム製品に替わるようなペンタブを10個集めてみました。もしあなたが同じことを思いついた時、独自の判断で製品を選ぶよりも、この記事を参考にワコム製品と比較することが出来ればいいな、と願っています。
ワコム以外の高性能ペンタブレット
トラストフレックスウルトラ薄型デザイン(47ドル)
トラストはイメージしたデザインを現実化できるように特別設計された、グラフィックタブレットの塊です。左利きの人でも右利きの人でも、簡単にグラフィック設計が出来るよう開発されました。
パッケージには1024レベルの圧力感度を誇るスタイラスペンが含まれ、2つのペン先と取り外し可能なツールがセットになっています。そのため、ペンとタブレットが繋がっていなくてもデザインのクオリティを心配することなく、グラフィックを描くことが出来ます。
トラストには、アートウェーバーと呼ばれる編集ソフトも備わっています。これはペイント機能のアプリケーションで、イラストレーターやペイントツールのSaiに似ていて、初心者にも専門家にも、どのユーザーにも使いやすいものになっています。このアプリには、あなたが描いた操作を他のユーザーにも再現させることの出来るマクロレコーダーという機能も付いています。
そのほかにも、レイヤーやフィルター効果などの機能が内蔵されています。全ての機能は感覚的に使えるような、分かりやすいプログラムにまとめられています。
アニメーションウェブサイトの魅力で、読者への印象を良くしましょう。Slideを使えば、顧客名簿も空白にはなりません。一番いい部分のみ選んで作りましょう。それぞれのスライドが、美しさ、機能的、使い勝手の良さという3つの基準を兼ね備えています。すべての要素がスムーズに構築され、あなたのウェブサイトのインパクトを高めます。
このタブレットで描画すると、描き心地も抜群です。
軽い薄紙のような、滑り止めの付いた素材上でデザインされ、持ち運び可能かつエネルギーも効率的であり、あなたが描いたものを正確に捉えてくれます。
適合製品:Windows 7&8もしくはVista
左利きと右利きの両方のユーザーに推奨されています。
複数モニター、ワイド画面にも対応可能です。
アドビ製品のCS3から6まで互換性が適用されます。
VTペンパッド(45.75ドル)
最近のペンパッドの中でも手頃な価格で取引されているのが、ビスタブレットというグラフィックタブレットです。
今後の仕事でグラフィックタブレットとペンを使う予定があり、どれがふさわしいのか分からないと感じているのであれば、ペンパッドをおすすめします。
手頃な値段で、思い通りのグラフィックや線が描けるでしょう。
比較的薄型で全体の大きさも7.5インチなので、旅行好きなデザイナーや移動の多い学生には持ってこいでしょう。
標準のタブレットと同様に、ペンパッドにも1024レベルの圧力感度で線を描くことの出来るペンが備わっています。
適合製品:Microsoft Windows Vista、Windows XP(SP 2)、Windows 7もしくはApple OSX (10.3以降)
アイプテック薄型タブレット600U(78.31ドル)
アイプテック薄型タブレット600Uは、ワコムインテュオスよりも比較的大型ですが、こちらの方が価格はリーズナブルです。
この10.0×6.25インチ(254×158ミリ)で厚さ5ミリのタブレットは、スペース的にも描きやすい製品です。
また、プログラミングのマクロキーが29個内蔵されているので、コストパフォーマンスを最大限活かしたいデザイナーにとっては、この製品を選ぶのが賢い選択と言えます。
適合製品: Windows XP SP 1以上、もしくはMac OS X 10.4以上
ジーニアスF610(85ドル)
このF610というグラフィックタブレットは、ジーニアスが生産した中で最も薄型の製品です。作業スペースは6×10インチですが、その性能は並外れて素晴らしい製品です。2つのボタンと1024レベルの圧力感度を持つペンはコードレスで、今までよりも便利に描いたり、スケッチしたり、書いたり出来るでしょう。それほど場所を取らないので、喫茶店や個人のオフィスでも使用可能です。
適合製品:Windows 7/8/VistaもしくはMAC OS X 10.2.8以上
アイプテックメディアタブレット14000U(101ドル)
アイプテックメディアタブレットは、人間工学的に開発されたタブレットの1つです。今紹介している製品の中では、14インチと一番大きいですが、その精度はダントツ優れているでしょう。今まで夢にも思わなかったその精巧さで、あっと驚く作品を生み出すことが出来ます。作業スペースは4000 lpiの処理能力を持ち、1024レベルの圧力感度を持つペンが搭載されています。ウェブサイトのマスコットやイラストレーション、図表、ウェブベースの要素などを作成するには、このタブレットがぴったりでしょう。
適合製品:Windows 8/ Windows 7/ Windows Vista/ Windows XPもしくはMAC OS X
VT ミニプラス5インチグラフィックタブレット(60ドル)
ビスの5インチグラフィックタブレットは小さいものの、そのサイズ感をはるかに超越するパワーを持っています。
小さくても性能と正確さは素晴らしく、デザイナーやアーティストに重宝しています。
このタブレットは特許技術を取得し、1024レベルの圧力感度を持つペンが付いているため自然な感覚で描くことが出来ます。
アドビ製品のフォトショップやイラストレーター、コーレル社のペインターといった、有名なグラフィックデザインソフトには互換性があります。
適合製品:Windows 8/7/Vista/XPもしくはMAC OS 10.4以上
フイオン420(25ドル)
このシンプルなフイオン420という名前は、あるゲームから来ています。
小型デバイスとして開発され、2×3インチの作業スペース内で4000LPIの処理能力を持っています。
タブレット自体にはボタンなどの付属物が何もなく、より小さいスペースで製品化することに成功しています。
このタブレットの上部には、2048レベルの高圧力感度を持つペンが付いています。
適合製品:Windows 8/ Windows 7/Vista/XPもしくはMAC OS 10.4
タルコムタージョンTS-6251(90ドル)
タルコムタージョンというグラフィック描画タブレットは、外付け機能がかなり正確で、カーソルをコントロールしたり、優れたアイキャッチデザインを効率よく作成したりすることが出来ます。
タルコムを使えば、お気に入りのプログラムやショートカットを設定し、必要なときにいつでも開けるように設定することが可能です。それ以外にも、コマンド機能のペンがついているので、タブレットから任意のプログラムやメニューを実行することが出来ます。ドキュメントや図表にサインするための、サインペン機能も内蔵されています。メールペンを使えば、手書きのメールを送信することも出来るのです。
適合製品:Windows 8/7/Vista/XPもしくはMAC OS X 10.3.5以上
ユージーEX07(70ドル)
ユージーEX07は、電磁気のデジタル技術を用いて開発された、小型のグラフィックタブレットです。
8×5インチにも関わらず、EX07の処理能力は5080LPIと非常に強力で、最低でも0.01インチの誤差を見分けるほどの正確な動作環境が整っています。
標準値の2倍にあたる、2048レベルの高圧力感度を持つペンも付属しています。
このタブレットを使用すれば、作業スペースやコストの削減だけでなく、あなたの想像力をフル活用して、最大限の作品を生み出すことが出来るでしょう。
モノプライス10×6.25インチ(51ドル)
この巨大なタブレット(10×6.25インチ)は、非常に正確なグラフィックデザインやイラストレーションを生み出すツールです。
作品を描いている間に生じるストレスを減らし、長時間の作業も可能にしてくれます。
適合製品:2000/Windows Vista/ Windows 7もしくはMAC OS X 10.3.5以降
良いタブレットでより良いデザインを
これで全て揃いましたね。
ワコム製品を買う余裕がない、または買う予定がない場合はこれらの10個のタブレットを参考にしてみてください。
いくつかのタブレットをご紹介しましたが、もしこの中から購入するのであれば、その製品が気に入ったかどうか確認してからにしてくださいね。
デザイナーにとってタブレットを買うことは、大きな投資ですから。
そして一度慣れてしまえば、もう二度とマウスを使いたいとは思わなくなるでしょう。
もし今回ご紹介した中で使ったことのある製品があれば、コメントがあれば下記のフォームで受け付けています。
楽しくデザインしましょう!