SEO、すなわち検索エンジン最適化は、ウェブサイトの被検索能力を高めることによってウェブサイトへのアクセス数を増加させる技術です。Googleが好きかどうかに関わらず、SEOからは逃れられません。
唯一の確かなことは、SEOは常に変化するものであり、常に最新の技術を用いることが不可欠であるということです。 「ウェブサイトへの訪問者数とコンバージョンを増やすためには、何をしたらいいのだろう?」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
競合相手をよりSEOを上げていくためには、様々な要因が関係してきます。これから紹介する5つのSEO戦略は、訪問者数を増やし、最終的には売上アップにつなげていくためのポイントになります。
1.健全なコンテンツマーケティング戦略を展開する。
Googleの企業理念には、「世界中から集まる情報を統合整理し、どこからでもアクセスができ、誰にとっても有益なものとすること」があります。端的ですが、重要な声明です。末尾にある「有益なものとする」という言葉は、効果的なコンテンツ戦略を進めていく上で我々が注力しなくてはならない点です。
昔は、コンテンツを書くのは検索エンジンのためであるというのが一般的でした。しかし現在では、新しい考え方が主流になっています。コンテンツは、ユーザーのために、いや、ユーザーのためだけに書きましょう。「どういうこと?」と思われたかもしれません。
GoogleのRank Brain (Googleが検索結果を表示するために使用している検索アルゴリズム)は3番目に重要なランキング要因です。このRank Brainの登場により、ユーザーこそがインターネット上で最も優位な立場となりました。増加傾向にある音声検索にもRank Brainは取り組んでいます。
音声検索を使用すると、ユーザーは音声のみでインターネット上に検索をかけられます。このため、検索キーワードは単語よりもフレーズがよく使われるようになってきました。その結果、Rank Brainはこれまでに検索に使われたことがないような検索キーワードも処理するようになりました。ユーザーが発した言葉が実際には何を意味しているかを探し出し、一番有用であると予想した最良の結果を提供する機能が必要になります。
コロラド州デンバーにあるSEO会社の調査によると、音声検索を使用している人の22%が音声検索から購入まで至った経験があるという結果を発表しました。この数値は今後も増え続けるでしょう。
ここまでを頭に入れたうえで、コンテンツはユーザー中心に考えてください。まずは、ユーザーのペルソナの特定から始めましょう。コンテンツを書き始める前に、それを一体誰に読んでもらうために書いているのかを理解しましょう。
・典型的な顧客は誰だろうか?
・どこに住んでいるだろうか?
・年齢層は?
・どのような教育水準か?
・どのようなことを質問されるのだろうか?
誰に向けてコンテンツを作成しているのかを意識することによって、あなたはRank Brainにアピールするだけでなく、究極的には、ビジネスに関して人々が何を検索するかという問いに答えることができます。
顧客のペルソナが想定できたら、顧客との対話を始めましょう。ここで対話という言葉を使ったのは、それこそがコンテンツを最適なものにするため方法だからです。対話的なアプローチは、サイトの主題をどのように考えるかにも影響しますし、より綿密に、検索をしてくれた人に語りかけることができます。
その結果として得られるのが、より良いコンテンツとより高い検索ランキングなのです。
2.ウェブサイトをスピードアップする
目的を達成するためにウェブサイトを訪問したのに、ページが重くてロードに延々と時間がかかってしまうのは最悪です。瞬時に、検索結果ページへと引き返してしまうでしょう。コンテンツのランク付けをしているのはRank Brainだけでなく、ユーザーエクスペリエンスによってもランクが上下するることが研究結果によってわかっています。
それだけでなく、Googleは2018年の夏に、ページスピードもランキングを決定する要素のひとつとすることを公式に発表しました。この傾向は既に始まっていると感じていますが、検索ランクについてGoogleが公式の見解を発表することは稀なので、喜ばしいことではあります。
ウェブサイトのスピードを上げる方法は数多くあります。
・より良いホスティングを利用する。
・画像ファイルを最適化する
・cloudflare.comなどのコンテンツ配信ネットワークを使用する
・動画ヘッダーのような容量を必要とする要素を削除する
・CMSプラグインを使用してキャッシュを最適化する
等など・・・
管理しているウェブサイトのスピードがわからない場合、サイトの速さだけでなく、改善方法を知ることのできる素晴らしいツールがGoogleにはあります。
3.メタタイトルを正しく使用する
依然としてキーワードについて少々不快に感じている場所はタイトルタグです。タイトルタグに可能な限りのキーワードを詰め込むべきだと言うわけではありませんが、タイトルにキーワードを配置するのが適切です。短くて要領を得たキーワードを入れましょう。
タイトルタグとは何でしょうか。
タイトルタグはウェブブラウザのアドレスバーの上部にあるタブです。このタグはGoogleのアルゴリズムに最初に送信されるウェブサイトに関する情報の1つです。あまりにも多くのサイトでタイトルタグの最適化が行われていません。検索ページに迂闊にも「ホーム」という言葉でランク付けされているサイトがどれくらいあると思いますか。
冗談はさておき、「ホーム」「概要」「連絡先」といったタイトルタグを使うことはウェブサイトにとって有害です。
タイトルタグには、70文字前後でキーワードを追加できます。ページの内容を説明しましょう。例えば、ニューオーリンズの歯科医院のサイトであるならば、タイトルタグでそれがわかる何らかの説明をするべきです。
4.Googleマイビジネス
地域に特化したビジネスの場合に、Googleマイビジネスへの登録は必須です。 必ず申請を行ってください。 Googleが素晴らしいリンクが貼ってくれるだけでなく、Google Map上にも表示されるための唯一の方法です。すでにマイビジネスのページを持っている場合でも、地図に所在地を表示してほしい場合でも、申請時にはできるだけ多くの情報を記入してください。開店時間からビジネスカテゴリにいたるまで、すべての情報をダブルチェックし、それが最大限正確であることを確認してください。また、写真やビデオをアップロードする機能もありますが、これもお勧めです。
登録しておくと、顧客にサイトを見つけてもらう手段が増えますし、良いレビューをが書き込んでくれたり、さまざまな方法で対話することができます。
5.ソーシャルメディアを活用する
ソーシャルメディアのプロフィール画面は、参照元ドメインの立場からSEOにとって良いだけでなく、潜在的な顧客にコンタクトできる窓口でもあるので、売り上げにつながる可能性のあるチャネルとなります。また、購入してくれる可能性があるともないとも言えないような顧客や購入を迷っている顧客に対しても、優れたサービスを提供するチャネルにもなります。
何を買おうか迷っている買い手が、どのタイミングで購入を決断するのかは誰にも分かりませんが、顧客がいる可能性のあるあらゆる場所で待ち構えておくことは重要であることが研究によってわかっています。 やり取りをするチャンスを一度でも逃せば、忘れられてしまうかもしれないのです。
携わっている業種に関する関連記事を共有し、ページの情報量を増やしましょう。コンバージョンの増加に役立つだけでなく、「ビジネスに対してオープン」な姿勢であることをGoogleに示すことは、長年にわたって正当なビジネスを続けてきたことを示すことができます。
今度の展望
検索ランキングの要因は数百項目に及びますが、怯まないでください。一貫した取り組みを続け、ユーザーに向けてコンテンツを書くことを意識し続けている限り、日に日に良くなっていきます。上記のようないくつかの調整を行うことで、業界の中での存在感は大きくなり、売り上げアップへ一歩近づくことができるのです。
ここで紹介した手順を実行することで、ランキングは確実に改善する可能性があります。
※本記事は、5 SEO Tips to Increase Website Conversionsを翻訳・再構成したものです。
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