Instagramは、ストーリー機能の後押しもあり、流星のごとく急速な月間アクティブユーザー数の増加を記録し、同アプリ利用者数が10億人を突破しています。Instagramフォロワーの80パーセントは、2,500万のビジネスプロフィールの中から少なくとも1つを毎日フォローしているので、ブランドにとって絶好のビジネスチャンスになっています。
https://grin.co/によると、インフルエンサーとそのフォロワーの特殊な繋がりを活用したインフルエンサーマーケティングに乗り出すブランドも増えていますが、これは従来の広告宣伝に付随する不信感を解消してくれます。インフルエンサーマーケティングは確かに効果的ですが、真の課題は投資価値に値し、フォロワー数が一定数を超えていて、ターゲット層の絞り込みと高いエンゲージメント率を誇るインフルエンサーを見つけることです。
複数のインフルエンサーと関係を構築する手間を省くために、マーケティング担当者は多数のインフルエンサープラットフォームを活用し、インフルエンサー・マーケティング・プログラムを簡素化しています。人気のあるインフルエンサー・マーケティング・プラットフォームは以下の通りです。
NEOREACH
NeoReachのインフルエンサー・マーケティングプラットフォームは独自のアルゴリズムを持ち、ソーシャル・ウェブから適切な情報をかき集めています。NeoReachのデータベースには、複数のソーシャルメディアネットワークで活躍する300万人以上のソーシャルメディア・インフルエンサーの詳細が登録されています。その中には、Instagramも含まれていて、事業拡大を図る有名ブランドに好都合な要素が満載です。
ブランド側はデータベースの中からキーワード検索でインフルエンサーを調べ、その検索結果をさらに複数のフィルター(ソーシャル・チャンネル、話題、ソーシャルメトリクス、そしてターゲット層の心理学的属性や集団動態)にかけて、情報の精度をより高めています。そのプラットフォームは人工知能を使って膨大な情報量を収集しているため、正確な情報を反復検索で獲得し続けることができます。
求める人物像とフォロワー数に一致するインフルエンサーが識別されると、ブランド側はプラットフォームが提供する総合管理プログラムツールを使用して、統合インフルエンサー・マーケティング・プログラムをまとめます。NeoReachは利用者一人ひとりに、インフルエンサー・メディア・バリュー(IMV)やNeoReach独自のROI解析を含む非常に細かな宣伝業績報告書を提供しています。ブランド側は宣伝費を打ち込むだけで、計画中のインフルエンサー・マーケティング宣伝運動のIMV試算が得られます。
ASPIREIQ (旧REVFLUENCE レヴフルエンス)
Aspire IQ インフルエンサー・マーケティング・プラットホームには50万人のインフルエンサープロフィールがディスカバリー・エンジンに登録されています。その検索エンジンは、Instagramを含む複数のSNSのアカウントをくまなくチェックしています。というのも、あらゆる業界から潜在的な価値をもつと期待されるインフルエンサーを発掘するためです。複数のキーワードやハッシュタグ、トピックスを使って検索エンジンにサーチをかけて、さらに別の方法でもフィルターにかけることもできます。
そのプラットフォームの「クイックマッチ」機能は、ユーザーの要望に合わせて、最適なインフルエンサーをおすすめしてくれます。一方、「ウォッチリスト」機能はプラットフォームユーザーまたは主要競合企業いずれかについて言及したインフルエンサーを認識することができます。そのプラットフォーム内では、インフルエンサーが共有し、ユーザーが提供したサンプルと似た画像も検索することができます。
インフルエンサー検索に加えて、AspireIQはブランド側に様々な支援ツールを提供しています。例えば、広告の作成や宣伝管理、デジタル用語集の提供、製品追跡、コンテンツ・コラボレーション、宣伝分析、インスタグラムのストーリーの追跡サービスを実施しています。Instagramストーリーのスクリーンショットの通知機能が回復することで、フォロワーの行動への理解がより深まるでしょう。
HYPR
HYPRインフルエンサー・マーケティング・プラットフォームは1,000万人を超すインフルエンサーのデータベースを誇り、彼らのフォロワーの属性データを可能な限り集めることに特化しています。インフルエンサーのリストは広範囲に及び、コラボレーションに同意した人だけに限定されているわけではありません。
HYPERの動力となる検索エンジンは至ってシンプルではありますが、高感度のレスポンシブインターフェイスによってユーザーはインフルエンサーを探しやすくなります。このプラットフォームは、インフルエンサーの名前検索を可能にしていますが、検索の多くは広告ターゲット目線でされるでしょう。つまり、HYPERはブランド側が消費者ターゲットの関心事に限らず、年齢層や人種、性別などの幅広い属性によって検索できるようにしています。
検索結果は、フォロワー数やインフルエンサーの位置情報でさらに細かく絞りこむことができます。HYPRは写真のようなインフルエンサーの詳細情報やその他の情報を個別のカードにまとめています。気になるインフルエンサーのカードを好きなだけクリックして、彼らのリーチ数や消費者ターゲットのプロフィールに関する詳しい情報を取得することができます。インフルエンサー検索に加えて、HYPERはターゲットの属性とコンバージョン、健康状態、不正利用検知、支払い管理に加えて、インフルエンサーのアウトリーチとパフォーマンスを逐一チェックするサービスも提供しています。
Tagger media
Tagger Mediaは100万人を超えるインフルエンサーのデータベースを保有するとされるインフルエンサー市場です。このプラットフォームは、80億を超えるソーシャルメディア上での会話を追跡し、2,800万に上るデータポイントを結果的に生み出しています。Tagger Mediaを利用し、インフルエンサー市場の完全な特性リストにアクセスする権限を得るには、まずオプトインの意思を提示する必要があります。その中には、50個のフィルターを搭載した非常に洗練されたインフルエンサー検索エンジンも含まれています。
これにより、最も高精度な検索が可能になっています。一体型のプラットフォームは、細かい検索が可能です。消費者データベースの検索やインフルエンサー発掘、限られたインフルエンサーまたは一般大衆に向けたキャンペーンの立案、選抜されたインフルエンサーの管理とコンテンツの提案、投稿とインフルエンサーのパフォーマンス分析、そして投資収益率の決定を行うことができます。
Tagger Mediaにはフォロワーの心理学的属性に着目し、Instagramユーザーの関心や行動を分析する機能があるので、ブランド側が消費者の好むコンテンツをより深く理解できるようになっています。直感的に理解できるようにデザインされたダッシュボードはシンプルなので、ブランド側のインフルエンサー・マーケティング・キャンペーンの開始や管理、追跡が非常に簡単に行えるようになっています。また、インフルエンサーの発掘や宣伝管理、フォロワー数の多いインフルエンサー市場と第三者による総合分析のサービスも提供しています。
結論
従来のマーケティングは非常に高額で、消費者ターゲットが絞られているときに頻繁に損失が出てしまいます。Instagram上でのインフルエンサーマーケティングが勢いを増しているのは、長い目でみるとインフルエンサーの助けを借りることがターゲット見込み客を獲得するのにより効果的であると、ブランド側が認識しているからです。
インフルエンサーによって、マーケティングブランド側は比較的小さなグループに特化したコミュニケーションが可能で、それにより結果的にコンバージョン向上とブランド評価の強化に繋がります。しかし、ブランドにあったインフルエンサーを探すには莫大な時間と労力を要するので、非常に深刻な問題になりかねません。
複数の販路が存在する個人ブランドには、インフルエンサーを探す余裕はありません。この状況下では、インフルエンサー・マーケティング・プラットフォームを使用することでその手間を一段と省くことができ、高い投資収益率が見込めます。