ランディングページとは理解するのが難しいものです。何がランディングページになるのでしょうか。最初にたどり着くページは必ずランディングページなのでしょうか。Google Analyticsではどうなるのか、検索のために最適化はできるのか。見ていきましょう。
ランディングページとは
デジタルマーケティングでは、ランディングページの役割は一つ、訪問者の気持ちを変えること(コンバージョンすること)です。イベントに参加するかどうか、ニュースを購読するかどうか、お金を寄付するかどうかなどを対象としています。そのため、ランディングページは一つのことに集中して作られます。
コンバージョンの可能性高めるため、注意をそらすものを排除していくために、何ができるのかを考えるのが根底にあります。そして、マーケティング担当者は基本的にキャンペーンのためにこのようなページを作っています。
例を見てみよう
キャンペーンに特化したランディングページの例はレッドノーズデイのページです。
ヘッドラインは「あなたの学校も2021年のレッドノーズデイに参加しませんか」というメッセージになっています。これは、とてもわかりやすく行動喚起をしています。
ヘッドラインは「あなたの学校も2021年のレッドノーズデイに参加しませんか」というメッセージになっています。これは、とてもわかりやすく行動喚起をしています。また、違う色を使うことによってヘッドラインを目立たせ、目に入りやすくしています。このページは目的に対し、とてもシンプルで邪魔なものがありません。さらに、幸せそうな女の子の写真が参加を誘っています。
このスクリーンショットはデスクトップで表示されるサイトです。画面をスクロールすると、寄付やお金の使われ方に関する詳しい説明のためのリンクを見ることができます。スクロールしないと見えないことから、注意をそらすものにはなりません。そのため、最初のページは参加者を募ることに特化しています。
ランディングページの使い方
お気に入りのバンドの地域のコンサートの案内のメールが来たとします。チケットを買おうと思い、リンクを開きますよね。そして、スケジュールを確認します。いつだったのか、サーチバーを使った方が良いのか、あれ、別のコンサートも開催される・・・。まずは、友達に聞いてみようかな。
インターネットには注意を逸らすものがたくさんあります。そして、ランディングページはそのようなものを排除しなくてはなりません。上の例でも、もしそのコンサートに特化した情報のみあれば、チケットの購入を促進できたのかもしれません。
ソーシャルメディアや記事などからリンクを開く場合、プロモートしたいものに関して興味を既に持っている場合があります。内容がクリックする前のページからでも見れることから、相手も内容が少しわかっています。そのため、Googleなどで検索してきた人より購入や登録の可能性が高くなっています。ユーザーの行動に焦点を当てるのはとても合理的なのです。できる限り行動を簡単にしましょう。
最適化する方法
ランディングページを作るとき、まず訪問者に何をさせたいのかを考えなくてはいけません。キャンペーンの明確なゴールを持っていれば、そこまで難しくないでしょう。上の例では、コンサートのチケットを売っています。ゴールがわかっていれば、ターゲットに向けてページを最適化するためになんの要素が必要なのかを考えることができます。
必要な要素
ランディングページは相手に必要な情報を与えつつ、参加を促さなくてはなりません。そしてそのためにはサイト閲覧者の情報を知っておく必要があります。まずは、全てのランディングページに必要な要素を紹介します。
・ヘッドライン:何をすべきなのかの説明
・行動喚起、簡単に記入できるフォームなど
・時間や場所など、参加を決める前に必要な情報
・見た目:写真やビデオなど
・ユーザーや参加者の感想
・購入か寄付の場合:支払い方法
簡潔にするのを忘れないようにしましょう。訪問者がいなくなる可能性があるので、メニューバーですら要りません。また、リンクが必要な場合はメインの内容の下に入れるようにしましょう。レッドノーズページの寄付ボタンのようにするのが良いです。
テストしよう
ページをテストするのを忘れないように!ページを作るときに訪問者が何が必要で何が欲しいのかの予想を立てます。特に、コンバージョンする場合、 A/B テストを行うのがとても効果的です。良いランディングページが作れたと思ったらYoast Duplicate Post Plugin(ヨースト の複製プラグイン)を使用し、他のページのテンプレートとして活用しましょう。
Google Analytics でのランディングページ
マーケティングのランディングページとGoogle Analyticsでのランディングページは頃なります。Google Analyticsのランディングページとは外から最もアクセスされたページのリストです。
上で紹介したランディングページは、必ずしもGoogle Analyticsのリストに入る必要はありません。例えば、キーワードにフォーカスしたページがリストに入っても、それは上で紹介したランディングページの定義には当てはまりません。これは、訪問者に正しいキーワードや文章を伝えるための補助だからです。これは、相手を説得するためには作られていません。
SEO
ランディングページのランクをあげたいですか?「もちろん!できるだけ多くの訪問者が欲しいです!」という回答が聞こえてきますね。しかし、訪問する人がニュースやソーシャルメディアから来る場合、必ずしもGoogleでのサーチにフィットする必要はありません。
自分自身に問いかけてみましょう。このページは何かを検索しているときに見つけて欲しいものですか?それとも、興味のあるものに対しての追加の記事のような存在ですか?訪問者が購入や登録するつもりで来ていますか?別の検索意図があったと思いますか?ユーサージャーニーのどこにいる人たちですか?コンバージョンのために作ったサイトなら、検索して来る人たちは重視するべき層ではないのかもしれません。
もちろんページを1つのテーマに特化することもできます。しかし、コンバージョンのために作られたサイトはコピーが少なく、ランクの上に置くのは難しいかもしれません。ページへの十分な数のリンクを置くことで、正確なランク付につながります。コンテンツを追加したいとき、スクロール下に置くことをおすすめします。何にしろ、自分に何がゴールなのかを問い続けましょう。一つのゴールに最適化する方が良いかもしれません。
製品のページとランディングページ
製品とランディングページでは重なるところが多くあります。コンバージョンに特化すること、簡潔なヘッドライン、行動喚起、社会的証明、写真やビデオといった要素です。しかし、キャンペーンはもっと一時的です。製品のページでは詳細を書くのに対し、マーケティングキャンペーンのランディングページではこれらはマイナスです。もちろん、製品ページはランク上位に置くことが大切です。
地元のランディングページ
最後に重要なことをもう一つ。地元に特化したランディングページを作ることもできます。上で紹介したものは場所に関係なく行うものだったので、プロセスが異なります。様々な場所で行うビジネスの場合、1つ1つの場所に合わせたランディングページを作る必要があります。
まとめ
デジタルマーケティングでは、ランディングページは一つの目的、コンバージョンに特化しています。訪問者の購入、登録、参加などを促すものです。Google Analytics とは異なるものであることを忘れないようにしましょう。目的によりますが、コンバージョンのみに特化した方がよいときもあります。何をするにしても、ページのゴールを忘れないようにしましょう。