マーケターのお友だちと言えば「統計データ」。
「企画・立案の資料に、レポーティングの傍証に、トレンド分析の足がかりに」といった具合にずっと統計データと向かい合っていると、やがて自分自身も一般生活者のひとりであることを忘れ「私という存在は一般的な感覚なのだろうか?それとも例外的な存在なのだろうか?」が不安で不安でたまらなくなり、また統計データの海にダイブしてしまいますよね!?
さてそんな一般生活者のデータといえば、博報堂生活総研による統計データ「生活定点」ですが2016年ウェブサイト版をチームラボが制作、公開されています。
「生活定点2016年版」
http://seikatsusoken.jp/teiten/
特にBtoC業界でのマーケティングに一般生活者の生活実態調査は非常に有益なヒントをもたらしてくれますが、そうしたデータを見ているだけでも心躍りますが、この2016年ウェブサイト版ではさらにおもしろい機能が追加されています。
この「まとめ見」では、人の属性(男性と女性、20代〜60代、首都圏と阪神圏)別に、特に回答差の大きい項目を自動でピックアップしたまとめが閲覧できます。
例えば上図のように「食」に関する調査データでは、
・男性は女性よりも「ラーメンが好き」(22.1ptの差)
・女性は男性よりも「食品を買うときには、生産地が気になる」(28.3ptの差)
など、男女間で興味深い消費様態の違いがピックアップされていますね。
■「似てるかもグラフ」機能
「似てるかもグラフ」では、約1,500項目のグラフ推移を対象者タイプ(20種類)別に総当たりで比較し、形の似ているグラフを自動抽出した相関関係を見ることができます。
上図(下部)のように「アウトドア派は衣替えをしない」という意外な相関関係を見つけることもできます――それにしてもなぜなんでしょうね?もしかして1年中薄着?
このほか「データ逆引き」機能や「自動生成で解説テキスト」をつけてくれる機能など、つい時間を忘れて見入ってしまいそうなウェブサイトになっています。
Webマーケターのみならず、Webサービスの企画に携わる方はヒント満載であること請け合い!ぜひ一度ゆっくりと同サイトを覗かれてみてください。
「生活定点2016年版」