インターネットは、私たちの生活をより快適なものにしてくれています。請求書の支払いからチケットの予約まで、すべて指先だけでできるようになりました。そんなインターネットを活用して、もっと多くの興味深いことを行ってみようではありませんか。
この記事では、インターネットを介して簡単に体験できる、子供向けの面白い科学実験を集めました。紹介する科学実験は楽しむことを目的としたごく基本的なものであり、複雑な実験用化学薬品や器具を使わずに行えます。【紹介動画はすべて英語です】
1. ドライアイスの泡
縁のある大きな器にドライアイスを入れ、水を注ぎます。すると、ぐつぐつ煮立った大釜のようになります。次に、布を水で薄めた食器用洗剤に浸しておきます。そして、その布をボウルの縁にいったん巻きつけてから、縁に沿って水平に滑らせて、あとは待つだけです。
この画像は昇華した姿です。ドライアイスは、二酸化炭素が固体になったもので、かなり低温になると、固体から気体に直接変化します。この過程を昇華といいます。ドライアイスに水を加えると、昇華が促進され、霧が発生し、泡が充満し、圧力がかかりすぎて破裂します。
2. 1缶の炭酸飲料に含まれる砂糖の量は?
缶入りのコーラやその他の普通の炭酸飲料を飲んでいるときに、どれくらいの砂糖を摂取しているかご存知でしょうか? もちろん、缶に記載してあります。しかし、このクールな実験では、あなたが実際にどれくらいの甘党なのか見ることができます。
3. ストローでジャガイモを刺す
ストローでジャガイモに穴をあけることができますか? 試してみてください。ストローでジャガイモを刺してみましょう。できなくても心配ご無用。この簡単な実験で、その方法をお伝えします。ストローをもう一度手にとって、今度はストローのどちらかの端を指で覆ってから、穴をあけます。指でストローの上部を覆うことで、ストローの中に空気を閉じ込め、ジャガイモを刺すときの強度を高めることができるのです。
4. チョコレートの実験
子供たちにぴったりな、簡単でおいしい実験を紹介します。チョコレートの粒を清潔な皿にのせ(後で食べられます)、屋外の日陰に置きます。チョコレートが溶けるか柔らかくなるまでの時間を記録してください。
直射日光の当たる別の場所でもう一度やってみましょう。また、別の場所でチョコレートが溶けた温度も記録してください。この実験により、人間の体温についてより深く理解することができます。チョコレートがどのように溶けるかわからない人は、チョコレートを口に含んでみてください。
5. 自家製のバター
バターが嫌いな人はいないでしょう。この動画【残念ながら現在は視聴できません】では、サワークリームからバターを作る方法を学ぶだけでなく、発酵のプロセスについての知識も得ることができます。必要なものは、市販のサワークリームと、空の容器2つだけです。
6. 酢の火山を作る
この実験を行うには、重曹と酢と中くらいの大きさの容器が必要です。重曹を容器に入れ、その上に酢を静かに注ぎます。これは、炭酸水素ナトリウム(重曹)と酢酸(酢)の相互作用によって起こる反応です。
この2つが接触すると、非常に不安定な炭酸が生成され、瞬時に水と二酸化炭素に分解され、溶液から抜け出るときに発泡するのです。火山をもっと印象的にすることもできますが、それにはある程度の工作技術が必要です。
7. 卵の瓶に詰める実験
この定番の実験は、飽きることがありません。必要なものは、ゆで卵2個とガラス瓶だけです。
8. 砂糖を溶かす
冷たい水は、熱い水よりも溶解率が低いことをご存知ですか? さぁ、実験してみましょう。2つの透明なグラスを用意し、一方に冷たい水、もう一方に温かい水を入れますが、両方のグラスに同じ量の水があることを確認してください。
お湯の方が溶ける理由は、分子の動きが速く、冷たい水の分子よりも遠くに離れているからです。お湯の方が分子間の隙間が大きいため、より多くの砂糖の分子がその間に入り込むことができるのです。
9. 破裂しない風船
火のそばに、膨らませた風船を置くとどうなるでしょう? 破裂しますね。でも、風船を破裂させない方法があるのです。風船に空気だけを入れるのではなく、まず水を入れてから、風船に空気を吹き込んで膨らませます。そして、次に何が起こるか見てみましょう。この実験は、次のような動画で見ることができます。
10. 二酸化炭素のサンドイッチ
米国の作家スティーブ・スパングラーと一緒に、サンドイッチ爆弾の作り方を学びましょう。そうです、「サンドイッチ爆弾」です。小学2年生の実験に創造性を加えたものです。そして、酢と重曹の組み合わせには、相変わらず驚かされます。とにかく動画を見てみてください。
11. ダイエットコークとメントスの噴火
この古典的な実験に説明は必要ないでしょう。大きなボトルのダイエットコークに小さなメントスを入れると、なぜ噴火が起こるのかについては多くの説がありますが、これを実行しているうちに新しい説を発見できるかもしれませんね。
12. あぶり出しインク
私たちは、多かれ少なかれ、いつか秘密諜報員になることを実際に夢見ているのです。そこで、本物のスパイのように、何か秘密めいたことをしてみましょう。レモン1個を手に取って、果汁を絞り、ボウルに水を数滴入れて混ぜるだけです。そして、綿棒をレモンの液に浸して、紙に何か書いてください。
すると・・・透明インクの出来上がりです。数分経って、紙の上のレモン溶液が乾くと、書いた文字は完全に見えなくなります。レモン汁と水溶液を使うと、紙に書いてあることが非常にわかりにくくなりますが、有機物であるレモン汁は熱を加えると酸化して茶色に変色します。そして、秘密のメッセージを明らかにすることができるのです。
13. 科学オリンピック
スティーブン・スパングラーが登場するこの動画には、家庭でできる魅力的な科学実験が満載です。空気の流れや抵抗が、空中のボールやトラック上のリレー走者のスピードやパフォーマンスにどのように影響するかを示す実験です(ベルヌーイの原理)。
14. 電気ピクルス
この動画では、ピクルスを光らせるという驚きのトリックを紹介しています。ピクルスは電気をよく通すので、料理と科学が一緒にできることがあります。
15. キャベツの酸塩基指示薬
物質の酸性・塩基性レベルを測定するPH紙をお持ちですか? お持ちでなくても心配ご無用。キャベツがあればいいのです。それにしても、どのようにしてキャベツがPHとして機能し、溶液が酸性か塩基性かを判断できるのでしょうか? この興味深い実験では、生徒があらゆる酸塩基の化学実験に使用できる、シンプルでカラフルな指示薬を作る方法を学びます。
16. レモン電池の作り方
レモンで電池を作る? レモンを使った電池の作り方と、その意味を紹介しています。
17. 静電気と水
静電気を学びたい子どもたちのために、楽しい科学実験を紹介します。用意するものは、塩化ビニル管か櫛と、水の流れる蛇口だけです。水道の蛇口は、細く安定した水流だけが通るように開けてください。次に、塩化ビニル管または櫛を髪にこすりつけ、その経過をよく観察しながら、管をゆっくりと水流に近づけます(触れないように)。
プラスとマイナスの電荷は互いに引き合うことが分かっています。つまり、髪の毛から塩化ビニル管や櫛に移動したマイナス電荷の粒子や電子が、水の流れに近づいた後、水中のプラス粒子を引きつけて、流れが管に向かって曲がっていくのです。
18. 慣性の実験
「静止している物体は静止したまま」です。身近な材料を使って、慣性について学びます。
19. 推進力の説明
推進力とはP=MVのことです。分かりにくいですか? ご心配なく。この動画で紹介する簡単な実験で推進力の基本的な概念を簡単に理解することができます。
20. エネルギーを理解する
エネルギーは作ったり壊したりすることはできず、ただ形を変えるだけです。この動画では、米国の科学者ビル・ナイがボーリングの玉、ガラスの破片、バーベキューを使ってエネルギーの概念を紹介しています。
21. 表面張力
ペーパークリップとコインを水に浮かせることはできるでしょうか?
22. 二酸化炭素は空気より重い
家庭にある基本的な材料を使って、二酸化炭素が空気より重いことを証明することができます。この実験は、大気中の他の気体と比較したときの二酸化炭素の重さを示しています。親御さん、先生、大人の方々は、温室効果ガスや地球温暖化の概念を生徒に紹介するために、この完璧な実験を利用することができます。
23. 海流はどこから来ているのか?
海流はどうして起こるのでしょうか? 簡単に言えば、塩分濃度です。
24. 卵の泡
お湯を張ったボウルに卵を入れます。すると、卵の殻にたくさんの小さな気泡ができ、やがて表面に出てくるのがわかります。卵には、殻と卵白の間にある大きな方の端に小さなエアポケットがあります。空気が中に閉じ込められると、この小さなポケットは熱くなり始め、膨張して殻の外へ出ようとします。では、どのようにして? 卵の殻にある、肉眼では見ることが難しいほど小さな穴を通って出ていくのです。
25. 光、色、熱
黒く塗られた屋根のような暗い表面は、白く塗られた屋根のような明るい表面よりも熱を吸収しやすいのです。実際に、キッチン用品や紙類だけで試してみましょう。常温の水を入れたグラスを2つ用意します。
1つは白い布、もう1つは黒い布で覆い、直射日光が当たる場所に置きます。30分後、水の温度を測ると、黒で覆ったグラスの方が熱くなっているはずです。
26. 歩く水の実験
子供が虹を作って、混色吸収を実演します。
27. エネルギーの伝達
大きさの異なる2つのボール、ここではバスケットボールとテニスボールを取り上げます。小さい方のボールを大きい方のボールの上に持っていき、同じように同時に落とします。ここで、観察してみましょう。バスケットボールが地面につくと、テニスボールはバスケットボールに跳ね返って、空中にずっと高く飛んでいくはずです。この簡単な実験によって、エネルギーの重要な特性について明確に理解することができます。
バスケットボールが地面に落ちた直後に2つのボールがぶつかると、大きい方のバスケットボールの運動エネルギーの多くが、小さい方のテニスボールに伝わり、ボールが空中に高く舞い上がります。ボールを落とす前に空中で保持している間、ボールには「位置エネルギー」という別のエネルギーがあり、ボールを持ち上げるために必要な努力によってこのエネルギーを得ています。
28. 回転するバケツ
水を張ったバケツを、逆さにして頭の上まで届くように円を描くように動かすとどうなるでしょうか? 試してみましょう。バケツに、半分くらいまで水を入れたら、広い場所に移動して(これが重要)、腕を伸ばしてバケツを振り回します。
バケツを横方向から、空に向かって、そして地面に向かって、円を描くように、十分なスピードで回転させます。驚いたことに、水はこぼれないのです。これは、ニュートンの運動の第一法則の完全な例で、外力(この場合は腕)が作用しない限り、物体は一直線に進み続けるというものです。
29. 無重力の水
厚紙とグラスを用意します。グラスを水で満たし、厚紙でグラスに蓋をして、空気が入らないようにします。では、グラスを逆さまにしましょう。うまくいけば、厚紙と水は重力に負けず、そのままの状態【水がこぼれない】のはずです。でも、どうやって?
説明しましょう。グラスの中に空気がないため、グラスの外からの空気の圧力の方が、グラスの中の水の圧力よりはるかに大きくなります。この余分な空気圧が厚紙を固定し、水をあるべき場所に、あるいはあるべきでない場所に、この状況下では、グラスの中にとどめておくことができるのです。
30. 光の屈曲と跳ね返り
なぜ光がレンズを通して曲がるかご存知でしょうか? なぜ光は空気中からプラスチックへ、そしてプラスチックから空気中へ行くたびに方向を変えるのでしょう。この動画で、ビル・ナイが完璧なデモンストレーションを見せてくれます。理由としては、光はプラスチックを通過するとき、実際には速度を落とし、空気中に出てきた後、再び速度を上げるからです。