グラフィックデザインと言えば、通常は2Dのものを想像するでしょう。フラットデザインの流行でその傾向はますます強まっています。
しかしグラフィックに奥行きという軸を取り入れることであなたのデザインをより際立たせることができます。
今回は3Dを有効活用したデザイン例を8個ご紹介します。
-
1.Victor’s Drinks
写真のようにリアルなシーンを描く際のポイントは、現実を模倣するのではなく、あなたの想像力を飛躍させることです。Victor’s Drinksは素晴らしい例で、サイダーを使って弾けるようにトロフィーを描いています。
-
2.Lovebox
Loveboxは2002年から続く音楽フェスです。昨年のイベント用に制作されたこのポスターは3Dプリンターで成形したものを使用しています。
-
3.Axe
男性用グルーミング製品のブランドAxeが熟年向け製品のポスターとして依頼したデザインです。Cinema 4Dを使った3D CADのビジュアルと写真の背景を組み合わせています。リアルさと男らしさを感じさせるデザインで製品を適切にアピールしています。
-
4.Durex
大胆で目を引く3Dポスターを作ることで有名なドイツのティモ・レンゼン氏の作品で、建築からインスピレーションを得た形状を鮮やかな色使いで表現しています。
-
5.All you need is Ecuador
エクアドルへの観光を促進するために制作されたものです。エクアドルの見どころである自然と動物を革新的な手法で表現しています。思わず見返さずにはいられないポスターです。
-
6.Habib’s Milkshakes
ブラジルのCGIデザイナーであるアンドレ・カプート氏の作品で、彼は食品を非常にリアルな3Dで表現することに定評があります。これはファストフード店のプロモーション素材で、文字までおいしそうに作られています。
-
7.NetWest
2010年代のロゴデザインはほとんどがフラットになってしまっていますが、NetWestのロゴは3Dキューブを使ってデザイン界に新しい風を吹きこむような仕上がりになっています。
-
8.Scripts with Depth
大きく太い文字を使ったデザインはここ数年でよく見かけるようになりましたが、そろそろマンネリになってきています。しかし南アフリカのカール・ファット氏のこの作品は奥行きを活用することでマンネリを打破することに成功しています。
気に入ったデザインはありましたか?今はフラットデザイン全盛期ですが、3Dを使うことで新たな表現ができるかもしれませんよ。
※本記事は、10 brilliant uses of 3D in graphic designを翻訳・再構成したものです。