一人前のWebデザイナーとして、どれだけの用語を知っているべきでしょうか。
どんな分野においても専門的に使用される用語があり、その意味を知っていることは仕事を進める上で不可欠です。
本記事では、特に「リサーチ」に照明をあて、Webデザイナーが押さえておくべき専門用語を52リストアップし、それぞれに一言解説を加えました。
ブックマークしてたまに眺めれば、デザイナーとしてリサーチするための最低限のリテラシーを固めることができるはずです。
3 Click Rule(3秒の理論)
このセオリーはユーザーが3クリック以内に目的に到達できない場合はそのサイトを離れるという理論です。
5 Second Test(5秒テスト)
いわゆる5秒ルールですが、5秒だけユーザーにデザインを見せて、何が印象に残ったかを調査するテストです。
80/20 Rule(80/20理論)
このルールはどのWebサイトにも当てはまりますが、20パーセントの機能が80パーセントの結果に影響を与えるという法則です。
A/B Testing(A/Bテスト)
A/Bテストは2つの違ったバージョンがあるときにオンラインでどちらが良いかを精査するためのテスト方法です。
Accessibility(アクセシビリティ;アクセスしやすさ)
Accessibilityはユーザーがサイトを簡単に理解して使いこなすことが出来るかを表す指標です。
Active Listening(アクティブ・ラーニング)
インタービューテクニックでフィードバックや質問などを通して積極的に情報収集を行います。
Analytics(アナリティクス;分析)
Analyticsは価値ある情報をWebサイトのトラフィックから見出すことです。
例えば、どこからのアクセスが来て、ユーザがどこへ去ったか、など。
Card Sorting(カード分け)
Card sortingは情報やページのサイト上の配置やデザインを助けます。
Clickstream Analysis
clickstream analysisはWebサイトのページがどの経路でビジターがどのように流れてきたかを分析します。
Competitor Analysis
競合に対して弱みと強みを明確にします。
Context of Use Analysis(利用状況分析)
どのようなユーザーがどのようなタスクをどのような目的をもって行ったか分析します。
Conversion Rate(コンバージョン率)
ユーザーに購入や購読など目的の行動を達成してもらう比率です。
Diary Study
ある時間内においてユーザーの行動や経験に関するデータを集めます。
End Users
リサーチの対象となるユーザーです。
Engagement (User Engagement)
ユーザーの注意を集め保持する指標です。
Entry Field
テキストやデータエントリーを入植するためのフィールドのことを指します。
Error Analysis
タスクアナリシスの分析で頻繁に起こるエラーのタイプなどを明確にして分析します。
Error Rate
一定期間の中で、どれぐらいエラーが起こるかを表したレートです。
Eye Tracking
視線がどのようなトラッキングしてそれを分析する方法です。
Fishbone Diagram
フィッシュボーンダイアグラムは原因と効果の関係を可視化した図です。
Fitt’s Law
ターゲットの大小に比べてそれに到達するための長さを計算する計算モデルです。
Focus Group
参加者と議論をするためのグループでフィードバックやコンセプトなどに対しての意見などを集めるために活用されます。
Free Listing
データを集めるテクニックで出来るだけ多くの関係性のあるデータなどをリスト化することで達成します。
Gestalt Principles
“Law if simplicity”として知られていて、人間は何かを認識する際に単体ではなく、全体の一部として認識されることを指します。
Heart Framework
GoogleのHeart Frameworkというフレームワークはユーザエクスペリエンスを計る大きな計測方法です。
Hick’s Law
Hick’s lawは選択可能な選択肢が増えると選択するための時間が比例して多くなるという法則です。
Human Factors
Human factorsとはプロダクト、システム、プロセスのデザインをユーザーと結びつけるための要素を指します。
Intercept Studies
Intercept surveysは直接的にあって人に聞く調査の方法です。
KISS
Keep it Simple StupidはKISSと呼ばれておりU.S. Navyが1960に開発したシンプルに物事を考える鉄則です。
Learnability
システムやインターフェイスを簡単に使いこなせるか、難しいかを学ぶための方法です。
Likert Scale
サーベイメソッドはレート方式で、アンケート方式に点数をつけて評価する方法です。
Mental Map / Mental Model
ユーザーがWebサイトに対して親近感を抱いているとユーザビリティに対する期待が高くなるという法則です。
Minesweeping
行動決定方法で、ページのどのリンクをどこに配置するかを決める方法です。
Participatory Design
Participatory designはデザインプロセスにすべてのステークホルダーを巻き込むアプローチです。
Path
ユーザーがWebサイトを徘徊するための道筋を示したものです。
Persona
ユーザーとの接点を持つためにデータやインタビューなどを駆使する方法です。
Qualitative Research
人間の行動に焦点を置き数値や統計よりもコンテクストや観察の非数値なデータをリサーチする方法です。
Quantitative Research
人間の行動を数値で表すためのリサーチです。
Remote Usability Studies
リモート環境でユーザーに対してユーザビリティテストを実施することでデータを集める方法です。
Representative Sampling
任意のグループをリサーチするためにサンプリングします。
Survey
質問集を用意してユーザーから得たいデータを得ることが出来ます。
Target Market
製品やサービスをデザインするためのターゲットです。
Task Analysis
ユーザーのアクティビティを分析することです。
Task Flow Diagrams
ページやサイトの内的関係を可視化した図です。
Think Aloud
Think-aloudはユーザビリティテストによるデータ収集方法です。ユーザビリティ中にユーザーにどのように感じたかを聞いて情報を集めます。
True Intent Studies
True intent studiesではユーザーが特定の質問に答えて、デザインやUIを向上させるためにデータを集計します。
Usability
効率的に、効果的にユーザーのインターフェイス使用時の満足度を上げることが出来るかを計ることです。
Usability Benchmarking
現在のユーザビリティに対して、目標とする数値などをユーザビリティベンチマーキングと呼びます。
Usability Lab
ユーザビリティテストを行う際にユーザーを観察するためのスペースのことをユーザビリティラボと呼びます。
User Flow
ユーザーがタスクを完了させるためのステップです。
User Research
ユーザーリサーチはユーザーのニーズを理解するために監視、タスクアナリシス、その他のテクニックを使って行います。