アプリをダウンロードしてもらっただけでは、ユーザーを獲得できたことにはなりません。アプリを使い続けてもらうのはより難しく、大変です。エンゲージメントを高める方法については多数議論されていますが、すべてに効果があるとは限りません。今回は実際に効果があったものに絞って、エンゲージメントを高める方法を紹介します。
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1.導入の体験をできる限り素晴らしく
アプリ起動後の導入画面は、ユーザーとの最初の対話です。できるだけ親しみを感じさせ、アプリをアピールしましょう。ただし、ここでアプリの使い方を教えてはいけません。かわりに、アプリがもたらす利益について紹介してください。ユーザーはまだアプリのことをよく知らないため、使い方を説明されてもついて行けません。テキストよりもビジュアル重視で、アプリの価値をユーザーに示すのです。
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2.登録やログインはできるだけ後で
もしアプリにユーザー登録やログインが必要な場合、ログインを促す前にできるだけ多くアプリについて紹介してください。一部のユーザーは登録やログインを促されるだけで動揺し、アプリを閉じてしまいます。あらかじめアプリの機能や価値について紹介しておけば、登録してくれるユーザーが増えるでしょう。
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3.サクサク動くアプリに仕上げる
バグやクラッシュのないアプリは作れませんが、サクサク動き素晴らしい体験を提供してくれるアプリは作れます。開発チーム内で相談し、アプリがスピーディに動作するよう仕上げましょう。速度と信頼性の高いアプリは、ユーザーにも気に入ってもらえます。
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4.プッシュ通知を活用する
プッシュ通知でエンゲージメントを高められます。ただしやり方が悪いとユーザーに嫌われてしまいます。プッシュ通知の頻度は少なすぎても多すぎてもいけません。少なすぎれば通知の意味がなくなり、多すぎればスパムと見なされます。
試行錯誤して、ちょうどいいバランスを探りましょう。通知は役立ち、おもしろいものに仕上げてください。ターゲットとなるデバイスやユーザーごとに通知をカスタマイズできるため、戦略的に使いましょう。
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5.簡単に連絡できるようにする
多くのアプリでは、開発者に連絡するのが難しくなっています。しかし、そのように仕上げる理由は何ひとつありません。ユーザーからのフィードバックは、彼らの要望がわかる有用なものです。サポートページを用意し、ユーザーが簡単にフィードバックを送れるようにしましょう。
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6.分析ツールを使う
これまで紹介した方法に加え、アプリに分析ツールを組み込みユーザーの動向をつかみましょう。アプリの使われ方がわかれば、改善の方針も立てやすくなるでしょう。
いかがでしたか?アップルやGoogleのような大企業でなくとも、ユーザーに気に入ってもらえるアプリを作ることは十分可能です。あなたのアプリに合わせて、これらの手法を役立ててくださいね。
※本記事は、6 Proven Ways of Engaging Your App Usersを翻訳・再構成したものです。