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人工知能の未来は?AIがUI / UX設計をどのように変えていくか デザインへのAI活用法を考える

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本記事は、AI-Driven Design: How Artificial Intelligence is Shaping UI/UX Design
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約4分10秒

人工知能AI製品が私たちの想像以上時代に組み込まれ始めました。人工知能はさまざまな業界でその地位を見出し、スパムフィルターから飛行機のオートパイロットまで、人工知能が私たちを取り囲み、生活の中で最も予想外の分野にさえ影響を与えています。

 

UI / UXデザインも例外ではありません。この業界に入り人工知能デザインという概念が生まれました。Wired magazineはAI駆動設計と呼び、他の人はそれをアルゴリズム駆動設計と呼んでいます。しかし、それを ‘デザインインテリジェンス’と呼ぶ人もいます。どれも同じで、人間ではないものが、人間の目には本物のように見える創造的な結果を生み出すことです。

 

AdyenのプロダクトデザイナーであるJoëlvan Bodegraven氏は、次のように述べています。

 

確かに、AIはクリエイターとして私たちに新しい機会を与え続けてくれます。 AI主導のユーザーエクスペリエンスとインターフェイスは未来にあり、今日私たちの扉をノックしています。しかし、まだ時期尚早でしょう。

 

Tim Urban氏によると、人工知能の発達には3レベルあります。

・特化型人工知能(ナローAI) これは、AI開発が、たとえばクリエイティブUXに関連した非常に複雑なタスクは実行できないレベルにあるときなどを意味します。

・汎用人工知能(ジェネラルAI) 少なくとも、機械にもっとクリエイティブな仕事をさせるためには、このレベルに到達しなければいけません。ここでは、人工知能=人間の知能のレベルです。

・スーパー人口知能(スーパーAI)このレベルでは、人工知能は人間の知性よりもさらに「スマート」です。

 

ここでトリッキーな質問です。 AIの開発が3番目のレベルに到達するとどうなるでしょうか?刺激的で知的なユーザーエクスペリエンスさえもより簡単にする、調和の取れたヒューマンマシンインタラクションでしょうか。人工知能が取って代わって仕事をするという理由だけで人々は仕事を失うでしょうか。誰もが最初の選択肢を好むでしょうが、現時点では、どちらにになるかはわかりません。

 

人工知能はデザイナーにとって敵か味方か?

 

機械が自己認識をし、人間が映画ターミネーターのスカイネットのようになるとは言っていません。しかし、多くのAIが将来UI / UXデザインの仕事を盗むかもしれないということはそれほど外れたことではないはずです。AIがデザイナーにとっての敵か味方か論じるとき、どちらの側面もあるのです。

 

AIは味方。新しい時代の始まり。

 

AIシステムは、ブランドとオーディエンスの間のより深いつながりを生み出し、それらの関係を強化することができます。AIは、膨大な量のデータを集めて分析して、人間のニーズと欲求を満たすことができる製品のデザインに役立ちます。

 

AIは、消費者や企業がユーザーエクスペリエンスについて考える方法を変えています。より革新的な洞察、より親密な関係、より具体的なコンテキスト、より速い処理、そしてより直感的なインターフェイスを提供してくれます。また、AIは、個人の好みに合わせてユーザーインターフェイスを変え、従来のやり取りに挑戦して音声などの新しいチャンネルを追加します。

 

AIは敵。終わりは近い。

 

ロボットは既に人間が行っている仕事の一部をとっています。AIは、デザインやアプリ開発に長期的にみて、どのような影響を与えるのでしょうか。ロボットは、すぐにはデザイナーやモバイルアプリ開発者にとって代わるものではありません。70億人の人間に、1つのアルゴリズムによる決定を信じるよう説得する方法はあるでしょうか。まあ、誰も信用しないでしょう。

 

私たち人間は、自分たちのデザインのコンテキストを設定し、他のユーザーの共感を生み出す独自の能力を持っています。

 

・モバイルアプリのデザイナーは、アプリメニューをハンバーガーアイコンの下に表示するか隠すかを、含まれるアイテムの数だけで決定することはしません。

・ウェブデザイナーは、表示される画像のサイズと量だけで、ウェブサイト上に2列または3列のグリッドを作成するかどうかを決定しません。

・またほとんどのデザイナーは「色心理学バイブル」に基づいてフォントの色を決定するということはしません。

 

AIは、ユーザーエクスペリエンスを変えるかも

 

本質的には、AI主導のデザインは、AIとユーザーエクスペリエンス間のレベルを新しいものにしてくれます。機械学習ベースのユーザーエクスペリエンスは、デザイナーにとっては素晴らしいものです。技術と人の両面から、UXデザインを新しいレベルのデジタル体験にすることを約束しています。

 

UXデザインの舞台裏でAIを想像してみてください。ユーザーの要求に対して自動的かつ直感的な応答を提供することで、ユーザーエクスペリエンスの向上に役立ちます。 AIには、ユーザーに迅速に対応する多数のデザインバリエーションを作成する機能があります。

 

ユーザーの行動を修正するために導き出された情報を利用し、AIベースのアルゴリズムはユーザーエクスペリエンスのプロセスを単純化することができます。AIの利点はまだあります。UXデザインでAIを頻繁に使用すると、より多く「ヘッドスペース」の解放がなされ、ユーザーが音声コマンド、やボタンなどに圧倒されるのを防ぐことができます。

 

最近行われたAdobeによる調査結果によると、62%のデザイナーが人工知能と得られる利点に興味を持っているということです。AIと機械学習は、アプリケーションや製品に「創造の民主化の効果」をもたらすことが確実です。

 

新UI AIはどうスマートなデザインを生み出すか?

ユーザーインターフェイスデザインは、AIとデザインが今よりもはるかに密接に関連する世界への道を開いています。デザイナーと開発者のコ​​ミュニティでは、独自のモバイルアプリケーションを作成するために、AIユーザーエクスペリエンスを共に利用し始めました。このことにより、AIは2019年に人気を集めているデザインとモバイルアプリ開発のトレンドの1つになったようです。

 

デザイナーは、AIベースの翻訳の助けを借りて、デザインのローカライズもするようになりました。人工知能は、ユーザーがどの要素と関わりを持っているかの洞察を得るのにも役立ちます。

 

画像のサイズ変更と色調整の作業はロボットによって行われるため、デザイナーの生産性が大幅に向上しています。

 

AI駆動のユーザーインターフェイスの良い例が、Airbnbが発表した技術です。それは設計スケッチを識別し、そこからリアルタイムでコーディングに変換することができるというものです。このようにして、デザイナーは製品の戦略的な決定により多くの時間を費やせることになります。戦略的な決定を下すということは、コンピュータが学ぶのに少なくとも10年かかるものです。

 

まとめ

 

AIは、繰り返しの作業を自動化させ、デザイナーがより戦略的な側面に集中するための時間を作ってくれます。間違いなく、人工知能と機械学習は、個人のニーズに合わせられ、賢く、人々が効率的に仕事するのを助けるものですから、今は、反対することも恐れることもなく、テクノロジーを自身の仕事に取り組むことを考える時です。

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