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【「ついつい選んでしまう」をデザインする】デザイナー必見!プロダクトデザインにヒントを与えてくれる行動心理学【心理学×デザイン】

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アプリのデザインをする際、見落としがちな分野があります。ターゲット層を設定してデザインをしているはずが、そのターゲットが人間であることを忘れてしまうのです。

人間の行動様式は無数にあり、つかみどころがありません。例えば、私たちが新年に立てる「ジムにいく」などの目標は、数ヶ月経つと忘れてしまったり、やる気がなくなったりします。こんな私たちと同じ人間を、デザインも対象にしていることを覚えておく必要があります。

デザイナーの仕事をするなら、心理学の知識をある程度持っておいた方が良いでしょう。心理学の知識は、実生活のシナリオへの人間の反応を理解することに役立ちます。

それだけでなく、心理学はユーザーの行動に変化を起こさせるためにどのくらいのモチベーションが必要なのかも教えてくれます。

また、興味を保ちながら使用できるUXなども、行動心理学から応用できることの一つです。

 

本記事では、とくに商品に焦点を当てます。

新しい製品に出会うときユーザーがまず考えるのは「なぜこの製品を使うのか。この製品の優れているは何か」ということです。以下にOpowerという団体に開発された方法に学んだデザインに役立つ知識をご紹介します。

 

 

1.他のアプリとの差別化

人間の興味を引く製品を作るのは簡単なことではありません。ユーザーの目を引き、ニーズにぴったり作られていると思わせる必要があります。

これはユーザーの興味を引けるようにデザインに動きをつけたり興味深いストーリーによってユーザーを引き止めることで実現できます。

他の方法としては、ターゲット層向けのコンテンツ調整があげられます。

製品がターゲットの価値や行動、興味に基づいていれば、その分反応は強まります。

また、サプライズ的な演出や操作を続けたいと思わせる面白さの提供記憶に残るUXを演出することも方法のひとつです。

 

 

2.意思決定のサポート

ユーザーが熱中してアプリを利用しているときは、正しいガイドが必要です。意思決定のサポートが必要になります。

人間は課題遂行のための明示的な指示がある場合、アクションを起こしやすい傾向があるため、次のステップを分かりやすく伝えるデザインが重要です。

 

 

3.行動のサポート

 

多くの場合、ユーザーは操作が複雑だと離脱してしまいます。手順を丁寧に説明することで、フラストレーションを減らすことができます。

複雑な手順は喜ばれないので、複雑な手順も小さなステップに切り崩して提示すると良いでしょう。

関連のある情報のみを提示し、その他のノイズとなる情報の提示は控えましょう。また、ユーザーのフラストレーションを減らすために、次の行動を示唆するタイミングも考えておくべきです。

 

 

4.アクションのトラッキング

製品のデザインにおいてはターゲット層との密なコミュニケーションが大切です。使用頻度が高いユーザーへの特典があるとレギュラーユーザーを獲得できるかもしれません。

もしステータスを作れるアプリなら、ステータスが高いユーザーほど、使用率が高まっていきます。

 

 

終わりに

 

デザイナーの仕事は見栄えの良いデザインを提供することではありません。

人間の心のメカニズムややる気を起こす要因、UXを良いものにするには何が必要なのかを理解しておく必要があります。

行動心理学のアプローチを取れるデザイナーは、より良いUXのために注力すべき分野がわかります。行動心理学は、人間の行動について理解を深めるだけでなく、文化やステータス、態度や感情すべてがデザインに影響することを教えてくれます。

 

なお、心理学からデザイン全般を考えるうえでは、以下のような記事も参考にしてみてください。

【心理学から学ぶUXデザイン】デザイナー必見の5つのルール

社会心理学を応用!コンテンツマーケティング戦略の法則

視覚認識の法則を活用したUIのデザイン方法【UIバランスは心理学で整える】

 

 

※本記事は、Behavior psychology and product designを翻訳・再構成したもんです。

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