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SF映画で描かれるモニターが「青色」である理由

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みなさんのSF映画の色のイメージって「青色」ではないですか?

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SF好きのデザイナーであるChris Noessel氏とNathan Shedroff氏がこのイメージに関する面白い調査結果を公開しています。下の図を見てください。

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これは1968年から2011年までのSF映画に登場した「モニター」の色を全て解析して、使われている色の傾向を表示したものです。どの時代もだいたい青色が占めていることが分かります。(ちなみに1991年で赤くなっているのは、「ターミネーター2」の真っ赤なモニターの影響だそうです。)

 

では、なぜ青色が選ばれたのでしょうか?

 

それは「純粋な青色が自然界にほとんど存在していないから」と、Noessel氏は考えています。海の色も空の色も明確には青色ではありません。古代から自然界で見られなかった色だからこそ、神秘的・超人的なイメージを私たちは覚えるのでしょう。

 

このように、未来への漠然としたイメージから、青色がSF映画ではよく使われているのですが、これは現在の私たちが未来に対してどのような印象を持っているのかが表れている貴重な資料とも言えるでしょう。

 

ちなみに、世界で初めてのSFの映画である1902年の「月世界旅行」ではモニターなんて存在していません。

 

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