2019年のビジネス展開に最適なCMS(コンテンツ管理システム)を選択する際、その分析には6つのコア機能を必ず検証しましょう。
あなたのビジネスに最適なCMSを選ぶにはどうしたら良いでしょう?今回は、そのような決断に必要な分析要素をご紹介します。
使用すべきCMSを選び抜くのは必ずしも容易ではありません。CMSは、あなたのWebサイトとビジネスのためのあらゆる重要コンテンツを構築・運営するのに大変有用です。したがって、簡単に結論下すのではなく、その選択肢をしっかり学ぶことが重要であるといえます。
私達は現在最も人気の高いCMSオプションをお伝えする代わりに、次回のCMSで是非とも活用したいと思うようなコア機能をご紹介します。
CMSに求められる6つの機能
1.コンテンツエディタ
使いやすいCMSであること、WYSIWYG(What You See Is What You Get・ウィジウィグ・見たままを手に入れられる)なエディタであることは、特別なコーディングスキルを必要とせずしてコンテンツ作成を実施するために不可欠な要素です。コンテンツを作成、更新するときの時間節約にも繋がり、すべてのビジネスマンにとって理想的です。
ほとんどのCMSプラットフォームはそのコンテンツエディタにこだわりをもっています。そのため、それはあなたが検討を始めるにあたって、検証対象として良い機能と言えます。
2.コア機能
CMSは約束したものを提供して然るべきです。コンテンツの管理(作成・追加・削除)のコア機能は、問題なく実行されて当たり前という認識が一般的です。
コア機能がビジネス目標に合致していれば、確実にあなたのニーズに最適なCMSプラットフォームであると言えるでしょう。
もしもあなたがCMSを始めたばかりで、それが最も効率的な方法でCMS活用を行えているか確認したい場合は、この機能に焦点を当てたプラットフォームを見てみましょう。CMS機能の範疇と現在のニーズが近い将来どのように変化するしていくかを検討するにあたっても有用なことです。コア機能は、焦点を見失うことなくビジネスを次のステップへと推し進めるのに役立つ機能として認識してください。
例えば、あなたのページにはまだ十分なコンテンツがないからといって、検索機能やページのSoE対策にも無関心であることはないでしょう。
3.設計における柔軟性とモバイルサポート
CMSプラットフォームにおける各種制御は、設計時の柔軟性を定義付けます。ページ作成にあたり既存のテンプレートやテーマを使いたいとお考えであれば、その出発点とも言えるこれらのポイントをプラットフォーム上でチェックしておくべきです。
ブランドとコンテンツを改善するため、デザインに変更を加えようとするのであれば、以下の観点に基づいて変更の柔軟性を確認することができますよ。
・テンプレートの編集
・コンテンツの編集と管理
・ページ管理
・コンテンツのアーキテクチャ
・デザインの自由性
あらゆるデバイスにおいて優れた体験が提供できることも非常に重要です。モバイル対応コンテンツが果たす役割は非常に重要となっています。設計の柔軟性以外にも、必要に応じてUXを向上させる機能を検討することをお勧めします。
サイトの最も基礎的なバージョンでさえ人々が訪れることを楽しめるようにするためには、優れたUXが不可欠です。サイトとそのコンテンツアーキテクチャが複雑になるほど、それを改善するためにはもちろん設計上の柔軟性が必要となりますし、それなくして優れたユーザーエクスペリエンスを提供するのは難しいものです。
ほとんどのCMSプラットフォームはそのコンテンツエディタにこだわりをもっているため、あなたが各CMSを検証したいときに比較する対象として良い方法と言えます。
4.ユーザー管理
あなたのCMSプラットフォームの利用者にはおそらく様々なタイプの人々がいることでしょう。作家、マーケティング担当者、専門家、そしてITサポート担当に至るまで、すべての人がその役割に基づいてプラットフォーム内で適切な利用ができていることを確認しておく必要があります。
ユーザー管理はシンプルでなければならず、役割と権限の割当はチーム全員にとって分かりやすいものであるべきです。
新しい役割を割り当てたり、プラットフォームにアクセスしたりするプロセスが簡単になるほど、そのプラットフォームを使用してコラボレーションする頻度が高くなるといえます。
5.サードパーティの統合とプラグイン
優れたCMSプラットフォームは、すべての機能をネイティブに提供する必要はありません。コンテンツ変革に必要な重要な統合を提供には、最良のパートナーとの協力が必要不可欠です。
CMSの基本的な要素をグレードアップさせたい場合、サードパーティと統合することが先決です。あなたのページとコンテンツを向上させる統合相手とプラグインを選べば何千ものオプションがもたらされます。
必ずしもそれらすべてを試してみる必要はありませんが、利用可能なオプションをすべてを知るのは必ず役に立ちます。
たとえ今は関心がなくとも、CMSプラットフォームとEメールマーケティングプラットフォームとの統合について知っておくと便利です。様々な部門がどのように連携してワークフローを合理化・効率化できるかを検討することができます。
これらの統合以外にも、あなたのCMSエクスペリエンス向上を実現するプラグインも多くあります。プラグインを使用すれば、CMSに新機能を追加する際、時間の節約に繋がります。ソーシャルアイコンを追加しSEOスコアを向上させるため、Google Analyticsやコンテンツカレンダー追加に至るまで選択肢は無限大です。
ただ、プラグインはハッカーに対する脆弱性をもたらす可能性があり、以前から多くの注目が寄せられています。人気のプラグインでさえ過去セキュリティ問題に直面していた現実があります。一度に大量のプラグインをインストールするより前にあなたが間違いなく考慮すべき問題といえます。
6. eコマースとマーケティング機能
CMSプラットフォームの用途はコンテンツ管理に留まるものではありません。簡単かつ効果的なeコマース(電子取引機能)の実現にも役立ちます。
ランディングページの構築やショッピングカートの操作性向上など、eコマース活用のきっかけを作ることができる可能性があります。また、現在のeコマースプロバイダとCMSプラットフォームを確実に統合できれば、最高のeコマースパートナーとして戦略的な統合を実現していくことも可能です。
また、マーケティング業務もCMSプラットフォームの一部とすることのできる可能性があります。最も簡単なのはページにソーシャルシェアアイコンをただインストールすることです。これにより高度な統合が実現され、コンテンツカレンダーやインバウンド戦略、デジタルマーケティング計画を強化することができます。
CMSプラットフォームが日常業務に完全に同化している場合、マーケティングと電子商取引はどちらも特に重要といえます。