Webの素晴らしいところは、データを簡単に共有できることです。しかしその一方で、ひと目でわかるような見やすい形でデータを提示することは簡単ではありません。データベースから大量のデータを抜き取ってそのまま掲載するのは有用ではありますが、使いやすくはありませんね。
データを共有する際には、共有すること以上に、どれだけわかりやすく共有するのかが重要になってきます。
この記事ではWordPressでデータを様々に計算し表示できるプラグインを10個ご紹介します。必ず目的に合ったものが見つかるはずですよ。
データをビジュアル化できるプラグイン10選
・WordPress Charts and Graphs Lite
https://wordpress.org/plugins/visualizer/
棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフなど9種類のグラフが作成できます。データはCSVファイルでインポート可能です。グラフはHTML5のSVG形式で表示されるため、デバイスを選びません。
・Gravity Forms Charts Reports
https://wordpress.org/plugins/gf-charts-reports/
もしGravity Formsをお使いなのであれば、このアドオンが役に立つでしょう。4種類のグラフから選択でき、表示するフィールドも選ぶことができます。
・WordPress Charts
https://wordpress.org/plugins/wp-charts/
Charts.jsフレームワークを使用して6種類の形式でデータを表示できます。HTML5ベースで動作し、以前のInternet Explorerでも表示できます。
・Data Tables Generator
https://wordpress.org/plugins/data-tables-generator-by-supsystic/
インタラクティブな表の作成が可能です。表の並べ替えやグラフを添付することもできます。Excelに似たインターフェースで編集できるため馴染みやすいでしょう。
・Inline Google Spreadsheet Viewer
https://wordpress.org/plugins/inline-google-spreadsheet-viewer/
WordPress上のサイトにGoogleスプレッドシートのデータを貼り付けたいならこれを使いましょう。スプレッドシートをインタラクティブなHTMLベースの表やグラフに変換してくれます。
・Snowball
https://wordpress.org/plugins/snowball/
WordPressを使用して没入感のある記事を作成できます。画像やテキストの利用がこのパッケージのメインですが、データ表示にも対応しています。グラフやその他の情報も挿入することができます。
・Responsive Mortgage Calculator
https://wordpress.org/plugins/responsive-mortgage-calculator/
美しいグラフや表は、時には読みづらくなってしまいデータを伝えにくくなってしまうことがあります。このプラグインは住宅ローンという複雑なシステムの処理を行い、非常にシンプルな形で表示してくれます。フォームに必要なデータを入力するだけでテキスト形式のシンプルなアウトプットが得られます。
・Calculated Fields Form
https://wordpress.org/plugins/calculated-fields-form/
ユーザーの入力によって計算を行って出力を生成したい時にはこれを使いましょう。日付、価格、重さ、割合など様々な計算処理に対応しています。
・Map Visualizer
https://wordpress.org/plugins/map-visualizer/
CSVファイルをインポートして、Googleマップ上にデータを表示できます。Shortcode経由で地図をサイトに埋め込むことも可能です。
・DrawIt
https://wordpress.org/plugins/drawit/
優れたデザインでよりデータをわかりやすく
複雑なプロセスを説明するにはフローチャートが便利です。このプラグインはフローチャート作成ツールのdraw.ioより提供されており、作成したチャートを簡単にサイトに埋め込むことができます。
優れたデザインの利点は、ユーザーのわかりやすい形でデータを伝えられるということです。これらのツールで手持ちのデータをわかりやすく伝えましょう。
(※本稿は「10 Ways to Visualize Data with WordPress」を翻訳・再編集したものです)