iPhoneが発売される前は、UIデザイナーのほとんどはWindowsXPのデザインソフトウェアを利用しており、機能性メインで、デザインはあまり重要視されていませんでした。
しかし、今はアプリやWebサイトは高いデザイン性が求められていて、エンジニアもそのニーズに対応しなければいけません。そこで、今回おすすめしたいのはアメリカ発のデザイナー向けSNS「Dribbble」の活用です。
みなさんはDribbleをご存知でしょうか?
2009年にアメリカで生まれたサービスで、いまのアメリカのデザイナーにとってはマストのSNSとして活用されています。
お気に入りのデザイナーのデザインからインスピレーションを得たり、情報交換したりと、様々な利用方法があります。筆者はそろそろ日本にも上陸してもいいのではないかと密かに注目しています。
今回は、デザイナーが実際にDribbleをどのように活用しているのかをご紹介します。
プロジェクトの隙間時間に活用する
仕事に集中するだけが優れたアイディアを生み出す方法とは限りません。少し寄り道することもクリエイティビティを発揮するのには必要です。プロジェクトにおいて、何かデザインのアイデアが欲しい時はDribbbleを開いてしばらく眺めてみることをおすすめします。
<隙間時間を活用するTIPS>
・MuzliやPandaなどのリファレンスサイトを参考に、Dribbbleの中でのトレンドや優れたデザイナーの作品集などから学ぶ。
・誰をフォローするかは重要で、自分がどのようなテイストを好むか考えながらそれとマッチするデザイナーを探す。
・バケットリストのようにプロジェクトに関係なくても好きなデザインはストックしておいて、今後の自分のデザインの肥やしにする。
プロジェクトをはじめる際に活用する
プロジェクトをはじめる際というのは、切羽詰まった納期のプロジェクトのはじまりという意味ではありません。ある程度自由に時間を使える際、つまり、何か新しいプロジェクトに関してインスピレーションを欲しているときです。
<隙間時間を活用するTIPS>
・短い検索ワードであまり詳細まで絞りきらないような検索を心がける。幅広いデザインを見ることによって、インスピレーションを得やすくなる。
・リストを作成し、自分がやりたいイメージと少しでも一致するものはどんどん保存する。
・あまり古すぎるデザインのものは保存しないようにする。デザインのトレンドと逆行することはあまりいい結果には結びつきにくい。
プロジェクトを仕上げるために使う
プロジェクトの仕上げにもDribbbleはインスピレーションを提供してくれます。ここまで来れば、参考にするデザインを探すのは容易い事です。
<隙間時間を活用するTIPS>
・影やフォントなどの詳細を中心に検索する。
・Dribbbleで気に入ったデザインを真似るために、デザインのコピーを他のデザインアプリケーションに移して納得のいくまでブラッシュアップする。
さいごに
あまり日本ではなじみがないDribbbleですが、エンジニアとしてステップアップしたという方にはぜひおすすめです。アイディアが必要な際に活用してみてください。
この記事は「A UX Designer’s Guide to Using Dribbble」を翻訳・参考にしています。