UXはUser Experienceを省略した単語です。ユーザーがサービスや製品から得る体験を意味します。例えば、WEBページのUXの場合、WEBページを見た時に、閲覧者がどんな印象を受けるのか、読みやすいフォントで書かれているか、パッと見てどこに何が書いてあるのかわかるかなどがUXにあたります。
マーケティングにおいて、閲覧者の目に留まるような、見やすいWEBページを作ることはとても重要です!そのためにはWEBサイトのUXを閲覧者の視点から評価することが必要があります!
そこまでする時間がない?なんてこの記事を読んでる間にも通知が溜まるわ、電話は鳴るわ・・・こんなに忙しいのに会社のWEBサイトを自己評価する時間なんてない!
ですが、UXの評価までしっかりやらなければ、デザイン、内容、SEO(サーチエンジン最適化)、ソーシャルメディアでの広告などに費やしてきたあなたの努力が無駄になりかねません!
多くの会社はWEBサイト自体にはあまりこだわらず、売り上げやWEBの閲覧者数に気を取られています。あまり数字ばかり気にしていると、オンラインサイトの評価や会社自体の規範を落としてしまいます。ますます多くの会社がユーザーを喜ばせるために奮闘している今日、一人一人のお客を尊重することが競争社会で生き残るコツだと言えるでしょう。
会社やブランドのことがよく分かっていて、何に注目して評価すべきかわかっていたらWEBサイトのUX評価は5分もかからずに終わります!この5分が閲覧者数や実際に顧客に転換できた数、そしてマーケティングの利益全体に大きな影響を与えます!
この記事では特に、WEBページに関するUXの効率の良い評価方法についてお伝えします。
1、視覚的評価(所要時間2分)
初対面の人に対して第一印象を持つのと同じようにWEBサイトにも第一印象があります。WEBサイトの第一印象はとても重要です。WEBサイトは提供する情報に相応しく、明確に書かれていますか?たくさんのWEBサイトがある中で、良い第一印象は絶対に外せないポイントです。
閲覧者を顧客にし損ねてしまう原因はWEBサイトにゴロゴロと存在しているかもしれません。不適当な記述や、矛盾、たった一つのタイプミスや無料サイトのエラー。WEBサイトでの伝え方がブランドのアイデンティティや全体的な目標に沿っているか確かめることが重要です。
たった2分間でいいんです。WEBサイトを閲覧者の視点から見返してみてください。矛盾した文章や、混乱するような内容、レイアウトではありませんか?
・色
相応しさ
配色
色の濃淡(薄すぎないか、鮮やかすぎないか)
・読みやすさ
スマホでもパソコンでも読みやすいか
重要な情報が目立っているか
・情報に矛盾がないか
小さな情報の矛盾やズレも会社やブランドの評価には大きなダメージです。高いクオリティのWEBサイト無くして高品質の製品やサービスは提供できません。
・全体的なインパクト
パッと見てそのWEBサイトやページが伝えたいことがわかりますか?会社やブランドの顔としてふさわしい内容ですか?
2. インタラクティブ(所要時間2分)
閲覧者にWEBサイトのいい印象を与えたら次のステップです。
本当に閲覧者を顧客として獲得するには、閲覧者が必要としている情報が得やすいWEBサイトを作ることが大事です。さもないと、閲覧者は早く情報が得られる別のサイトを選んでしまうでしょう。
・アイコン
アイコンはブランドや会社に相応しいか。図表ははっきりしていて、伝えたい内容に適しているか。閲覧者が必要とする情報を見つけるためにサイトに留まろうとするか。
・ボタン
Call to Action(閲覧者を誘導するためのボタン)から色、サイズに至るまで、閲覧者がサイト全体を通して迷いなく行動できるか。
・リンク
全てのリンクは有効ですか?ハイパーリンクが全て同じ色で強調されていて、見つけやすくなっていますか?
・ポップアップとドロップダウン
独立したものでもメニューの一部でも、他の重要な内容を隠したりすることなく、適切なところにありますか?省略されていても、必要な情報は伝えられていますか?
・WEBサイト閲覧の流れを意識した構成
閲覧者がサイトを見ている目的を意識しましょう。次にどこをクリックするのかを考え抜いた構成になっていますか?
3. 流し見(所要時間1分)
WEBサイトを視覚的な点、機能的な点からしっかりと評価することでWEBサイトの閲覧者はきっと関心を持ったお客さんへと変わるはずです。閲覧者の立場からUXを見直し、評価することがブランドの収益をあげる鍵なのです。
UXで変えることができそうな部分はメモを取っておくといいでしょう。そして時間に余裕があれば、閲覧者の視点でページを開いてから見終わるまで流し読みしてみてください。初見の人でも必要な情報を見つけることができるでしょうか。購入することを決めるでしょうか。
WEBサイトを架け橋、それぞれのページを橋の上の板とします。この橋は何かを求める人を満足した人に導く橋です。もし板が壊れていたり、それ自体なかったりしたら、お客さんはその橋を渡りたがらないでしょう。お客さんの購入プロセスにおいて常に円滑に渡れる架け橋を築きましょう。
UXはお客さんを購入へと導きます。たった5分しかなくても、いや、5分さえあれば、UXを自己評価してみましょう。そして、お客さんが関心を持って、喜んでくれるような流れを作りましょう!
(※本稿はHow to Evaluate Your UX in Under 5 Minutesを翻訳・再編集したものです。)