みなさまはJenny Odellというデジタルデザイナーをご存知でしょうか?
Google Mapをはじめとするウェブサイトの画像イメージを使って一つのアートを完成させるというのが彼女の作品の特徴です。
画像引用元:http://www.sfgate.com/
彼女の代表的なアート作品は、田舎の空っぽの駐車場の衛星写真を集めた「144 Empty Parking Lots」や、船に積まれるコンテナの写真を集めた「Shipping Containers」があります。ひとつひとつが個性的な作品になっています。見慣れたものでも、角度を変えてもう一度見てみると思いもしないような価値を見出すことができる、という思いで彼女は作品を作っているそうです。
「144 Empty Parking Lots」
「Shipping Containers」
画像引用元:http://20×200.com/
そんな彼女にGoogleが依頼した仕事は、Goggleのデータセンターの壁面にアートを描くというものでした。Googleの頭脳ともいえるデータセンターはこれまではまさに「コンクリートの塊」といえるような殺風景なものでした。
殺風景な壁面だったが・・・
現在「THE DATA CENTER MURAL PEOJECT」というプロジェクトが動いており、世界各地にあるGoogleのデータセンターのウォールペイントを名だたるアーティストが担当しています。
今回の彼女の仕事の詳細はYouTubeにて公開されています。Google Mapから飛行機だけを切り取るなど、現場でしか見られないような細かな作業の様子が収められていて、クリエイターの方は必見です。
オクラホマ州のデータセンターはJenny Odellのデザインにより生まれ変わりました。
現在公開されているのは、Jenny Odellが担当したアメリカのオクラホマ州にあるデータセンターと、Oli-Bが担当したベルギーのサン=ギスランにあるデータセンターのウォールペイントです。アメリカのアイオワ州のデータセンターとアイルランドにあるデータセンターも順次公開されるそうなので、ぜひチェックしてみてください。
Google [THE DATA CENTER MURAL PROJECT]