迅速な画像処理をするためには？

keyCDNは画像処理機能を追加しました!

この新機能はすべてのお客様が利用でき、弊社の既存のネットワークに完全に統合されており、包括的で柔軟な画像変換と最適化を可能にします。画像は簡単なクエリパラメータでリアルタイムに変更することができ、その後、弊社のコンテンツ配信ネットワーク（CDN）によって配信されます。サーバーに同じイメージの複数のバリエーションを保存しておく必要はありません。

画像処理のしくみ

画像処理機能はすべて、Pull Zoneで利用可能です。画像処理設定が有効化されると自動でOrigin Shield設定が有効化し、Ignore Query String設定が無効化されます。すべての画像処理は弊社のshield locationで行われるため、Origin Shield設定を有効にする必要があります。画像処理されるとシールドサーバーによってキャッシュされるため、イメージ処理の総数が減り、エッジサーバーはイメージを再度処理する代わりに処理されたイメージを取得してキャッシュすることができます。この仕組みにより画像処理性能が向上し、全体的なコストが削減されます。

またすべての画像処理にクエリパラメータが必要なため、Ignore Query String設定を無効化する必要があります。この設定が有効になっていると、弊社のネットワークはクエリ文字列を完全に無視します。そのためクエリ文字列が異なっていても、最初のキャッシュされた画像が配信されるため、誤った画像が配信されます。弊社のネットワークを使用する場合は正しい画像が常に配信されるようにクエリ文字列を考慮する必要があります。

弊社の画像処理を使用する利点

1ミリ秒ごとと非常に速い速度でコンテンツを配信することになります。この新機能を構築する際には、処理時間と配信時間の両方を考慮する必要があるため、全体的なパフォーマンスが最優先事項でした。弊社の画像処理は、高性能の画像変換と最適化を当社のグローバルCDNと組み合わせているため有利です。この仕組みによりグローバルでの画像処理が可能になります。つまりユーザーがどこにいても、処理画像を遅延なく受信できます。

パラメータの概要

私たちはあなたのイメージを変換し最適化するためのさまざまな方法を提供しています。これは適用可能な画像処理パラメータを定義することによって達成されました。

たとえば、クエリ文字列 ”?width=600&quality=70“ は画像を幅600ピクセルに変換し、品質レベルを70に設定します。

https://ip.keycdn.com/example.jpg?width=600&quality=70

最も一般的なパラメータはcropとresize操作にありますが、あなたが必要とする正確な方法であなたの画像を処理するために利用できる多くのものがあります。

画像処理を有効にする方法

この機能は、KeyCDNのダッシュボードでPull Zoneに対して画像処理設定が有効化されている場合にアクティベートされ、使用できます。

この設定を有効化することで他のすべてのゾーン設定でうまく動きます。そして有効化した際に他のコンテンツタイプであっても問題なく配信されます（例えばCSS、JSなど）。有効にするx-ipとx-ip-infoレスポンスヘッダが追加され、処理されたリクエストのステータスと出力を下記に示します。

curl -I https://ip.keycdn.com/example.jpg?width=400
HTTP/2 200
server: keycdn-engine
date: Mon, 13 May 2019 13:20:56 GMT
content-type: image/jpeg
content-length: 19653
last-modified: Sun, 05 May 2019 01:07:54 GMT
etag: “5cce376a-9c2f”
expires: Mon, 20 May 2019 13:20:56 GMT
cache-control: max-age=604800
x-ip: 1
x-ip-info: osz=19653 odim=400×267 ofmt=jpeg
x-cache: HIT
x-shield: active
x-edge-location: chzh
access-control-allow-origin: *
accept-ranges: bytes

まとめ

この新しい強力な機能により、世界中で迅速に配信しながら、画像をその場で変換および最適化できます。CDNと組み合わせた画像変換および最適化サービスを使用することで、スタックを単純化し、コストを抑えることができます。