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空中浮遊写真のトリックとは?撮影のコツと注意を細かく解説

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“空中に浮いている”写真は見ていて面白いものです。

本稿では、そのトリックの解説と本当に浮いているように見せるコツをご紹介します。

以下にご紹介するのはクリストファー・ジェームス氏が最近公開した、空中浮遊写真のビフォーアフターです。

 

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空中浮遊写真撮影のコツと注意

広角レンズを使用する

焦点距離が35㎜かそれ以下のレンズを使いましょう。筆者自身ははじめ85㎜のレンズを使用していましたが、そうするとまるで人物を他の写真から切り貼りしたような違和感が残ってしまいました。これは長距離焦点レンズによる圧縮からきており、その圧縮が全てを平らに見せていたためでした。35㎜かそれ以下のレンズを使うと、ちょうどいい歪みが生まれ、人物が切り貼りされたように見えなくなります。

 

人物が実際にその現場にいること

切り貼りしたように見えるのを避けるもう一つの手段は、人物をユニークな方法で背景と結びつけることです。もし人物が背景と何のつながりもなしに浮かんでいたら、その写真は偽物に見えます。影、反射、地面に着いた手、落ちる髪の毛などがあることで、見る人は「ああ、確かに彼女はそこにいる」と感じます。

 

低い位置から撮影する

低くなればなるほど、人物と地面のギャップは大きくなります。

 

体重のかけかた

これは重要なポイントです。もし誰かが椅子に座っている写真を撮り、椅子を取り除いただけであれば、空中に浮いているような写真にはなりません。見る人が椅子を想像できてしまうからです。もし体を支えるサポートを使うのであれば、そのサポートがどこにあるのか想像できないようにすることです。

 

服装

流れるような、シースルーの服装がポイントです。動きが多く出るため、「いったいどれくらいのサポートがあったのだろうか」、と見る人の想像を掻き立てます。

 

サポート

サポートについて、様々なサイズや形のものを試すかと思いますが、重要なのは目立たない物である、ということです。

 

ボディランゲージ

人物が、片足でバランスを取ったり逆さまになったりしながらも平穏に浮かんでいるように見せるのは難しいことです。しかしながらいくつかのヒントはあります。

1.モデルに“リラックス”させること。少し笑えるようなことを考えたりすることで、首や肩の緊張が取れます。

2.手は握りしめていても開いていてもいけません。浮かんでいるところを想像してください。手はおそらく半分曲がっている程度ではないでしょうか?

3.つま先は伸ばしておきます。浮かんでいる時に曲がっている必要はありません。

 

(※本稿は「Before and After ‘Levitation’ Photos, Plus Tips and Tricks」を翻訳・再編集したものです)

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