【決定版！】「グラフィックデザイナーのお仕事」第２弾

デザインに関して、読者が質問したいことはたくさんあると思います。その中でもグラフィックデザインは特にホットな分野なのではないでしょうか。

 

今回、3つの記事に分けて、グラフィックデザインとは何かを様々な側面より徹底的に解剖していきたいと思います。この記事は第二弾です！

第1弾はこちら。

 

 

○なぜグラフィックデザインが重要？

この質問はよく聞かれることですね。そして、簡単に答えることはできません。この専門分野が私たちの生活の中でこのような幅広い存在感を誇る理由の1つは、人間が視覚的な生き物であるという事実にあります。私たちは言葉よりも速くイメージを知覚します。そして、色と形の影響を多大に受けます。更に、私たちは文字や記号に反応します。視覚的な階層が必要です。私たちは感情に依存しています。こういった「事実」はたくさんあり、グラフィックデザインはその点で重要なのです。

 

グラフィックデザインの目的がただ1つであることは滅多にありません。グラフィック資産のコアの目標を見てみましょう。

 

・識別

この側面は、主にブランド戦略の基盤となるブランド、まず第一にロゴを扱います。デザイナーは、ターゲットオーディエンス、審美的なバランスやルール、色や形の持つ人間の知覚や感情への影響、市場における現在の条件、ブランドや企業のビジネス目標などを考慮する必要があります。さらに、ビジュアルイメージは記憶に残りやすく、ブランド意識を高めます。

 

 

・美しさ

美しさは、広告から本の表紙、漫画など、すべての種類のユーザーインターフェース、パッケージ、写真、その他のものまで、視覚的なものを対象とするユーザーや視聴者のためのフックとして機能します。私たちは感情的にも審美的にもエンゲージする傾向があります。コンテンツや機能は問題解決のために重要ですが、人々は依然として、美的なものに惹かれています。魅力的な外観は今日の競争が激化している時代において、ユーザーに製品を試してもらったり、ビデオを見てもらったりするためには非常に重要です。グラフィックデザインは、アイコンのような小さなディテールからイラストやマスコットのような重要な要素まで、UIを美しくする強力なツールにもなります。

 

 

 

・テーマと雰囲気

視覚的な要素はコピーとともに、メッセージを転送するだけでなく、コミュニケーションのトーンを設定します。それは背景、タイポグラフィ、構成、カラーパレット、形状とサイズなどにより、ユーザーとの接触の最初の瞬間から、製品について彼らに知らせることができます。視覚的知覚は意思決定において大きな役割を果たします。製品へのイントロダクションの場合は特にそうです。ユーザーに興味を持たせるためには、数分または数秒ですら重要です。同様に、人気の高いトレンドに従えば、グラフィックデザイナーは、多くのユーザーにとって最新の雰囲気を提供し、同時にそれに伴う信頼感も示すことができるでしょう。

 

 

・説明、情報、ガイド

この側面は、さまざまなチュートリアル、マニュアル、ツールヒント、ガイドなどのプリント物とデジタルインターフェイスの両方に提示されています。写真は1000語に相当する価値があります。貴重な時間を節約し、大きなコピーブロックを避けるのに役立ちます。さらに、ターゲット・オーディエンスの徹底的な分析に基づくグラフィックスは、共感と感情的訴求の仕組みを生み出すでしょう。

 

 

・ナビゲーションの改善

カスタムグラフィック要素は、ナビゲーションを改善し、使い勝手を向上させるのに最適な方法です。これまでの先行例では、コンバージョンと読者の保持に大きな影響を与え、ウェブサイトやアプリ、地図、または都市のナビゲーションを簡単に移動することができることが分かります。そのポジティブな影響はすべて、視覚的パフォーマンスが一貫しており、調和的な構図を保つな時に有効です。

 

 

・コミュニケーションを促進するキャラクターたち

適切に適用されたパーソナライゼーションは、ユーザーの利便性を高める要因であり、ブランドイメージとブランド認知度を同時に高めます。そのため、マスコットやキャラクターがデザインコンセプトやコンテンツ戦略の一部となることがよくあります。そして、ここでグラフィックデザイナーは最高のスキルを見せることができます。ターゲットオーディエンスの期待に対応する効率的なマスコットは、独創性とナチュラルなコミュニケーションの流れを提供します。

 

 

・スタイリッシュなコピー

これは、タイポグラフィーに関するすべてです。グラフィックデザインは、デザインオブジェクトとしての文字を扱っています。さまざまな製品に適用されるコピーは、読みやすく識別しやすいだけでなく、魅力的で感情的なのでなければなりません。

 

 

 

第3弾もお楽しみに！

 

 

 

※本記事は、Many Faces of Graphic Design: What Graphic Designers Doを翻訳・再構成したものです。

 

 

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