デザインに関して、読者が質問したいことはたくさんあると思います。その中でもグラフィックデザインは特にホットな分野なのではないでしょうか。
今回、3つの記事に分けて、グラフィックデザインとは何かを様々な側面より徹底的に解剖していきたいと思います。この記事は第三弾です!
○グラフィックデザインの成功にはどのようなスキルが必要ですか?
グラフィックデザインのスペシャリストへの要件には、次のものが含まれると考えられます。
- ・専門的な芸術スキル、およびビジュアルアートでの学位などがあれば望ましい
- ・芸術的な才能とクリエイティブな性質
- ・良い芸術的な目と調和の感覚
- ・引き出す能力
- ・構成と視覚的分析における優れたスキル
- ・ターゲットオーディエンスの分析とそれとのコミュニケーションに取り組む能力
- ・手動とデジタルツール(Photoshop、Illustratorなど)の両方で、描画とペイントのさまざまなテクニックを適用する能力
- ・常に学習し、自己改善する能力
だから、あなたがこの分野であなたのキャリアを構築したいのであれば、強みであると感じる上記のポジションのどれかと、改善が必要なポジションを改めて考えてみると役に立ちます。また今日では、Photoshop、Illustratorなどのさまざまなデザインツールを扱えるという柔軟性が不可欠です。したがって、現代のデザイン作業に備えて常に練習とトレーニングが必要です。
知識の側面からでは、色彩理論、心理学、戦略とブランディングやマーケティング、交渉スキル、ビジネスと販売の基礎など、デザイナーをクライアントや最終的なユーザーに近づけるための戦略フロー、デザインフローについての知識を得ることは非常に有用です。
○グラフィックデザイナーにドローイングのスキルは必須?
手短に応えましょう。高い目標などは無しにグラフィックデザインについて話しているなら、ドローイングにおける高いスキルなしにグラフィックデザイナーとして生計を立てることができるでしょう。しかし、本当に面白いプロジェクトが任されることを目指す場合、ドローイングスキルとドローイング理論の知識は成功の重要な条件です。
もう少し掘り下げてみましょう。他のいくつかのデザイン分野では、ドローイングが習熟していなくとも、高水準のプロフェッショナルになることができることもあります(そして、グラフィックデザインはそれらにはまったく属しません)。たとえば、UIデザインフィールドはアイコンデザイン、イラストレーション、写真などの豊富なグラフィックアセットを持ちます。そういった現状において、これらのリソースを用いればいくつかの種類のインターフェイスを作成することができます。しかし、独創性、機能性、独自性のあるグラフィックスを自分たちのプロジェクトに取り入れようとする人は、ゼロから作成したり、これらのタスクをグラフィックデザイナーに委譲したりします。そして、偉大な高品質のグラフィック資産は、基本的に絵画の知識とスキルに基づいています。他のデザイン分野とは異なり、グラフィックデザインでは、成功を目指すならドローイングはコアスキルです。
芸大とそこでの古典的な講義は、構成、色彩、絵画技術、芸術史といった、堅実な芸術的基盤を提供します。ハンドドローイング、絵画、スケッチ、ちょっとした陰影や影などを見たり描いたりする能力を磨けば、アーティストとしてはるかに強く、巧みで多様になります。これは実際に、スタイリッシュで高品質のグラフィックスを作成するための最良の基盤です。
実際の例として、Tubik Studioのグラフィックデザイナーは、数年にわたり美術学校で集中的に勉強し、その後建築、ビジュアルアート、デザインの専攻科目に進んで、専門的な訓練と学業資格という優れた基礎を持っています。 Adobe PhotoshopやIllustratorのようなデザインソフトウェアを習得し、デジタルデザインやアートの現代的な動向の知識と組み合わせることで、彼らは個人的な芸術的スタイルを作り上げています。
いかがでしたか?以上をもって、グラフィックデザインについての大解説を締めさせていただきます。
※本記事は、Many Faces of Graphic Design: What Graphic Designers Doを翻訳・再構成したものです。
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