今月26日、Adobe社のTwitterアカウントからPhotoshopの機能追加に関する発表がありました。
We know you’ve been waiting for this. See the new Content-Aware Crop feature, coming soon to Photoshop CC: https://t.co/KqG4OAoWsy.
— Adobe Photoshop (@Photoshop) 2016年5月26日
拙訳ですが、和訳するとこんな感じです。
「みなさんお待ちかねのことでしょう。新しい『コンテンツに応じて』機能をご覧ください。Photoshop CCにもうすぐ実装されます」
Photoshopの新機能「コンテンツに応じて切り取り」とは?
というわけで何が実装されるかと言うと、これまで斜めになっている画像をまっすぐにする際、「定規ツール」などを用いて画像を回転させていましたね?すると画像の四隅が空白になり、下図のようにカットされていました。
もし画像サイズに余裕がないのに大幅に斜めになっている場合、Photoshop上で細かい調整を加えねばならず、手間どった方も少なくないのでは?
しかし近々アップデートにてこの切り取られる余白を自動で埋めてくれる「コンテンツに応じて」機能が追加されることになりました――その名も「コンテンツに応じて切り取り」機能です!
現在の「コンテンツに応じて」機能でも細かく設定を行えば同じことができるそうなのですが、よりシンプルにかつ標準の編集機能で利用できるとのこと。
こちらの機能は今年中に「Photoshop CC」に実装される予定ですが、その他にもいくつか機能が追加されるそうです。しかしこちらのほうは詳細が明らかになっていません。
「コンテンツに応じて」機能のおさらい
せっかくなのでこのPhotoshopの超便利な「コンテンツに応じて」機能の優秀さをおさらいしておきましょう。
ここでは「コンテンツに応じて塗りつぶし」機能を使って、上の参考画像から灯台を消してみたいと思います。手順はとっても簡単で灯台をざっくりとパスで選択します。
[編集]から[塗りつぶし]を選択し、表示された画面の「内容」で「コンテンツに応じて」を選択します。
キレイサッパリ灯台が消えました。
特に人物を撮影していると画面の端にコンセントが写りこんだり、背景に壁にかけられたジャケットが写りこんだりすることがありますが、この「コンテンツに応じて塗りつぶし機能」を使えば、簡単に消すことができます。
いずれにしても近々アップデートされるという「コンテンツに応じて切り取り」機能の追加が待ち遠しいですね!