ウェブデザインの業界では数多くの専門用語が使われています。
何となくは知っていることでも、厳密な定義が曖昧だったりするものもあるでしょう。そうした知識を深めることで、業務やデザインをよりスムーズに、深く行うことができるようになります。
今回は絶対に知っておきたい用語を10個集めました。一つひとつ解説していきます。
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1.A/Bテスト
サイトのコンバージョン率を計測する、科学的な手法です。マーケターは同じウェブサイトを2種類作り、訪問者の反応を比較します。A/Bテスト用のツールを使うことでウェブサイトを簡単に比較することができます。
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2.B2B
ビジネス・トゥ・ビジネスを省略した用語で、マーケティング業界では非常によく使われます。他のビジネスをターゲットにしていれば、それはB2Bと呼ばれます。
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3.B2C
B2Bと類似した用語で、こちらはビジネス・トゥ・コンシューマーを意味します。一般消費者をターゲットにしたビジネスはB2Cと呼ばれます。
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4.バウンス率
サイトの1ページだけを見て去ってしまうユーザーの割合です。ユーザー数が突然減少するということは、彼らがサイトのある部分について興味を失いつつあるということを示します。
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5.バイヤーペルソナ
マーケターから見た顧客の姿です。ビジネスがそのコンテンツを想定するのと同じように、顧客の姿も想定しています。様々なデータに基づいた一般的な顧客イメージを指すのが普通です。
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6.コンバージョン
簡単に言えば、マーケティングの目的となるものです。たとえば会員制のウェブサイトであればユーザーが有料会員になってくれることが目的となり、ショッピングサイトであれば商品の販売が目的となります。ブロガーにとってはRSSフィードの購読になるでしょう。
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7.エンゲージメント
ビジネスとユーザーが関与し合っていることです。最近ではソーシャルメディア上でのお気に入り、シェア、コメントなどの数を指すようになっています。
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8.エバーグリーンコンテンツ
時間に左右されないものをエバーグリーンと呼びます。そうしたコンテンツとは、時間が経過してもコンテンツとしての価値が色あせないものを言います。
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9.ランディングページ
ほぼ全てのウェブページがランディングページではあるのですが、マーケティングにおいては特定の目的に沿って作成されたページを指します。
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10.モバイル最適化
スマートフォンなどのモバイル端末で見やすいページを作ることです。レスポンシブデザインやウェブページのスピード計測など様々なもとをまとめて呼ばれます。
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11.アナリティクス
メールの開封率、ブログの閲覧者、広告のクリック率やビデオのビューワー数など、あらゆるデータをマーケティング分析のために集積・分析しています。
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12.ブランド・アイデンティティ
ブランドは、会社名やロゴ、ブランドカラーやタイポグラフィ、写真にそのサイトの内容など、様々なものに印象付けられています。それらすべてが「ブランド・アイデンティティ」、つまりブランドの独自性、性格なのです。
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13.コンテンツ
コンテンツとは、Webサイトのすべて、例えばテキストに画像、ビデオにメニューバー、アニメーションやアイコンなどを指します。
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14.フリクション
フリクションとは、ユーザの行動中に生じる何かしらの支障のことです。
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15.インバウンドマーケティング
インバウンドマーケティングとは、有料の広告などに頼らず、ユーザに自ら検索してもらってたどり着いてもらおうとするマーケティングです。ユーザに直接、集中的に訴えかける手法でもあります。
※本稿は 「21 Pro Terms UI/UX Designers Can’t Afford to Miss」を翻訳・再編集したものです。