せっかくアプリを作ったら、できるだけたくさんの人に使ってもらいたいですよね?しかし導入部分のわずかなつまづきが、ユーザを逃がしてしまいます。この「オンボーディング」をスムーズにするためには、これから紹介する4つのポイントに従ってアプリを改良しましょう。
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1.価値ある部分をハイライトする
多機能はすばらしいですが、より重要なのは、その機能がユーザに何をもたらすかということです。多くのアプリがユーザに機能や素晴らしさをアピールする一方、優れたアプリはユーザの生活をどう変えるかをアピールします。機能ではなく、その機能で何ができるかを知ってもらうのです。初回起動時には、そのアプリがユーザの生活をどう変えるのか紹介しましょう。
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2.素早く楽しく
最も重要な部分に集中し、素早く物事を行いましょう。機能にたどり着く前に何度もスワイプを要求されるようでは、ユーザは定着しません。また画面が文字や数字、イラストだけで埋まっていると、ユーザを動揺させてしまいます。1画面で紹介する機能は1つに絞り、進行状況を示すインジケーターを入れて今の居場所を知らせてください。
Lookoutはこの点で素晴らしいオンボーディングを実現しています。紹介する機能は4つに留め、1画面あたり1つの機能に集中しています。説明文も、アプリで何ができるのかを簡潔に表現しています。
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3.核となる機能を強調する
アプリの核となる機能は、できるだけユーザに知ってもらいましょう。CTAを利用し、より詳しく知りたいユーザーがその欲求を達成できるよう専用ページに案内してください。
Lemonadeの例を見てみましょう。「今ある保険の知識はすべて捨ててください」と興味を引かれるアピールを行っています。これだけでこのアプリが保険に関連したものだとわかるでしょう。次に3つの画面が続き、イラストと最小限の説明文で簡潔にアプリの核となる機能を説明します。最後の画面にはCTA付きで「価格をチェックする」ボタンがあり、より詳しく知りたいユーザのみが価格情報を学べるよう工夫されています。
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4.登録を簡単に
登録プロセスは絶対に簡単でなければなりません。GoogleやTwitterなど既存のアカウントが使えればユーザ登録が簡単になります。ただしメールアドレスで登録したいユーザも存在していることを忘れないでください。
タイミングも重要です。オンボーディングの最後で登録を促すアプリもありますが、中にはアプリを開いてすぐ登録の案内をするアプリも存在します。あなたのアプリに適しているものをA/Bテストで確かめましょう。
まとめ
オンボーディングでは、ユーザに追加の情報を提供するのが重要です。アプリの機能が複雑だと感じたら、解説用の動画を作ってもいいでしょう。導入ができるだけスムーズに進むよう、オンボーディングは直感的で楽しく、かつ簡潔に仕上げてください。
※本記事はThe 4 Things to Keep in Mind for an Enhanced User Onboardingを翻訳・再構成したものです。