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「一流」デザイナーのもつスキルは何か…【デザイナーとして心がけるべきこと】

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私たちはしばしば感情や経験に基づいて物事を評価します。ですが、問題を解決するデザイン、価値を提供するデザインは、見た目がかわいいだけのデザインを凌駕します。その小さな違いをデザインに反映させるかどうかが、平均的なデザイナーと一流のデザイナーの違いです。

平均的なデザイナーと一流のデザイナーを分ける特徴とは何なのか。見てみましょう。

 

 

1.一流のデザイナーは批判を受け入れる

デザインを請け負う中で、自信たっぷりの顧客から様々な批判や注文を受けたことがあると思います。こんなとき、一流のデザイナー達は批判に屈することなく、それらを楽々と受け流します。彼らは早く仕事を終わらせたいと願いながら、ただ座って仕事をしているのではありません。急いでデザインを完成させたいという考えは、最終的に失敗につながります。

 

ユーザの弊害となるものを理解することから始めましょう。その後、明確に思考を働かせ、今まで培ってきたデザインスキルを用紙に注ぎ込みましょう。顧客にも締め切りがあります。適当にデザインせず、お互いの時間とアイデアを尊重しましょう。

 

デザインプロセスとは、共感をもとに日常の問題を解決する人間中心のアプローチなのです。当然、一度にそれを達成することはできません。すべてのフィードバックを建設的な批評として取ると、段々とスキルを向上していけます。そうする中で、自分の作品に至らない点を発見でき、最終的には普通のデザイン​​と並外れて素晴らしいデザインの違いを学ぶことができるでしょう。

 

自分の作品を客観的に批判する際のポイントを以下に挙げておきます。

 

  • ・ディテールにこだわり過ぎない。解決策ではなく、問題に目を向けましょう。
  • ・謙虚な姿勢で取り組みましょう。自分を向上させていくには、デザインを続け、反復処理を続け、ユーザと対話を続ける。これに限ります。
  • ・最初は様々な側面に目を向けるのではなく、小さな部分にしぼりコツコツと続けましょう。
  • ・失敗を恐れない。誰よりも先に自分のデザインを批評するように心がけましょう。

 

 

2.一流のデザイナーは野心的

 

一流のデザイナーはスマートな目標を持ち、野心的であり、どこからでもインスピレーションを得ることができます。森の中を歩いていても、外国に旅行していても、形や色を見つけて新しいひらめきを得ることができます。

 

彼らは他のデザイナーと競争せず、自分自身と競争します。賞賛を得るために働かず、自身のより良いバージョンを作成するために働くのです。彼らは結果ではなく実行に焦点を合わせ、問題を解決することを目指しています。野心的なデザイナーは、自分自身を新しい考え方にさらしています。コンフォートゾーンから離れ、独創的なスタイル、既存の問題への新しいアプローチを見つけるために創造性を使います。

 

 

3.一流のデザイナーは習慣的にすべてをシンプルにしている

物事を単純化するという概念は、ブランディングやデザインにおいて重要なだけでなく、人生全体にも適用されます。一流のデザイナーはあらゆる要素の必要性を問い、細部にまで目を向けています。色調が派手すぎると感じたら、モノトーンにしたり、マイクロインタラクションが多すぎると感じたら少し削ったりましょう。デザインとは本来、問題を解決するためのものなのです。シンプルにデザインする中で、ユーザが問題を抱えそうな部分に適宜戻り、ベストなユーザ体験を実現できるよう心がけましょう。

 

 

4.一流のデザイナーは思考を働かせ、無駄をはぶく

「ミニマリズム」という概念が流行語になりました。ミニマリズムは何かを失うことではありません。正しい量のものを持つということです。近藤マリエの有名な著書では、「自分で各アイテムを手に取り、喜びを感じるかどうかを尋ね、それを捨てるかどうかを決定する」と定義しています。一流のデザイナーは、同様の概念を持っています。彼らは自身の持っているすべての設計知識をウェブサイトやアプリケーションに詰め込む前に、何度も考えます。色彩、空白スペース、コントラスト、ボタンの配置など、あらゆる側面を気にかけ、ベストなものだけを残します。

 

 

5.一流のデザイナーは、常にユーザについて考える

ソニーは新しいテレビを販売する際、製品のライフサイクルの初めからユーザーの視点を取り入れるため、家庭訪問とユーザインタビューを通じて世界中のユーザを調査しています。新製品が発売される前に、ソニーは消費者にアプローチし、視認性、わかりやすさ、応答性などのさまざまな要素についてテストします。その結果に基づき、ソニーはこのサイクルを繰り返しながら、使い勝手を継続的に修正していきます。

 

 

 

最後に

以上は些細なポイントですが、ユーザ体験の質に直結するものです。ぜひデザインする際に取り入れてみてください。

 

 

 

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※本記事はThe subtle art that differentiates good designers from great designersを翻訳・再構成したものです。

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