今世の中では生産性がとても重要視されています。
短時間でより多くのことをやる。自分がやっていることをより良くする。このどちらかまたは両方が目指される時代です。デジタル時代にはこの2つを実現するためのたくさんのツールがあります。これらのツールのおかげで私たちはより生産的で充実して生活を送ることができます。
しかしこのデジタル時代は私たちのタスクを増やしたのも確かです。これらのタスクはもっと複雑なものになり、それに取り組む時間は減っているのが現状です。Webデザイナーを含む一定数の人たちはツールなどを使いこなすことができ、時代について行っているか、または先んじている人もいます。そうではない人たちは足踏みをしている人もいるし、この業界からゆっくりとフェードアウトしている人もいるでしょう。
厳選された生産性の高いアプリケーションはタイムマネジメントタスクやスケジューリングを楽にしてくれます。複雑なタスクをやり遂げる手伝いをしてくれて、あなたをカオスから救い出してくれるアプリケーションもあります。
これらのアプリケーションは必要なものですが、一番大事なものはあなたが負っている重大な責任です。この記事では2019年にあなたを助けてくれるであろう生産性の高いアプリケーションを、生産性を高める5つコツと共にご紹介します。
1.Mason
最初に紹介するアプリケーションは皆さんが期待しているものとは少し違っているかもしれません。正確には全然違うと言った方が良いでしょうか。
反復するだけで時間ばかり取られる作業を管理したりデザインしている製品の品質向上には関係ない作業がある時に使って欲しいのがMasonです。Masonは開発中のアプリケーションのピクセルパーフェクトなフロントエンドを作るためにチームを統一してくれます。また、作業効率が上がるので経済的でもあります。
Masonならデザイナーたちはワイヤーフレーム、プロトタイプ、コーディングといったものを回避することができます。Masonで機能のHTMLやCSSを管理できるようになってから、デベロッパーは複雑な仕事から解放されるようになりました。デプロイメントのサイクルも繰り返さず済むことも魅力です。Masonにアカウントを持ってさえいれば機能を追加したり、すでにデプロイしているソフトウエアを変更することができます。
この記事では伝えきれないぐらいの機能があるので、一度よく見てみることをお勧めします。特にデプロイメントを待つのに時間を取られることが多い人にはおすすめのツールです。
2.Proto.io
先にプロトタイプ化を省略してデザインを支援するというツールを紹介しましたが、大きなプロジェクトに置いてプロトタイプ化は便利なだけではなく必要不可欠なものです。多くのソフトウエアデザインのプロジェクトチームはラピッドプロトタイピング法を採用していますし、モバイルアプリのデザイナーはユーザーテストを行うために忠実度の高いプロトタイプを信頼しています。
Proto. ioは3つの主要な機能で構成されています。1つはエディタ、1つはダッシュボード、もう1つはプレーヤーです。エディターは厄介な仕事をこなしてくれます。コンセプトをテストしてフィードバックを得るために忠実度の低いプロトタイプを作成しているときでも、非常に詳細で忠実度の高いプロトタイプの作成をしているときでも、エディターが面倒な作業をこなしてくれます。ダッシュボードはプロジェクトやチームのメンバーの管理に役立ち、プレイヤーはテスト中に有効になりあなたのブラウザに結果を表示してくれます。
Proto.ioはデザイナー、デベロッパー、チームリーダー、部門間で協力しあう場合のプロジェクトチームなどチームの大小にかかわらず対応してくれます。
3.Monday.com
monday.com は主となるプロジェクトから日常の業務に至るまで、あらゆる詳細を管理してくれるチームマネジメントのための頼れるツールです。チームの規模に関わらず大切なのは集団での生産性、そして透明性をキープすることです。これにより、従業員であっても管理者であっても同じ情報を同じように共有することができます。
monday.comはインストールや使い方こそシンプルですが、ワークプロセスの集中化とワークフローの合理化といった面ではとても精巧に作られています。
monday.com’s のCEOは「チームの働き方を効果的に変えるためには、実際に仕事で使うツールを愛さなければならない」と述べており、それがこのチーム管理ツールを開発する上で目標にしていたことだとも話しています。有料会員数は50,000に昇っていて、この製品がいかに愛されているかが分かります。
4.ActiveCollab
ActiveCollabはプロのクリエイターたちの間で人気を博してきたプロジェクトマネジメントのソフトウエアです。バージョンアップしたこのソフトウエアはたくさんの優れた機能を追加してより大きくより良くなりました。テーマのカスタマイズ・オプションも多数用意され、UIも全面的に再設計されています。
自動リスケジュール機能を備えたタスクの依存関係も注目すべき点です。親タスクを変更すると、全ての子タスクが自動的に更新され、スケジュールが変更されます。
5.Nutcache
このオールインワンとも言えるツールは、チームの共同作業の効率化、ワークフローの合理化、タスクの期間内完了を助けることを考えて設計されています。Nutcacheは生産性を上げたいと思っているフリーランサーにもおすすめです。
このツールは全てのプロジェクトの局面を最初から最後まで統合してくれますから、アジャイルソフトウエア開発や方法論を運用しているチームには特に適してツールだと言えます。
6.Lucidchart
用意したプレゼンがよく理解してもらえなければ、その準備にかけた時間が無駄になってしまいます。これは技術に通じていないオーディエンスに技術の情報がうまく伝わらなかった時によく起こることです。
Lucidchartでは技術的な流れを明確に提示できるため、視覚情報を通して人々が複雑なアイデアを理解して意思疎通できるようになります。このツールを使うことで質の高いコミュニケーションが可能になります。
生産性を向上させる5つのコツ
1.書く
自分に割り振られているタスクや達成しなければならないタスクを全て書き出しましょう。
頭の中にあるだけのものを思い出そうとするのは生産性があるとは言えません。忘れるということはプロジェクトの成功だけでなくあなたのキャリアをも脅かすことになりかねません。
とにかく書き出しましょう。
2.嫌なことから片付ける
嫌なことは後回しにした方が最初は楽です。しかしtodoリストの一番下に回されるだけで消えることはなくあなたにストレスを与え続けるでしょう。それをはじめに片付けておけばストレスも罪悪感も感じることなく自分を褒めてあげたい気持ちにすらなります。
3.休憩する
専門家によると適度な休憩はマインドをフレッシュな状態にしてくれるので生産性が上がるのだそうです。「適度な」というのは難しいところですが、45分仕事をして10分休むというのが一般的には好ましいとされています。人によって違うので自分にあった時間配分で仕事をしましょう。これはポモドーロテクニックやトマトテクニックと呼ばれています。
4.身体を動かす
健全な精神は健康な身体に宿ります。エクササイズなしではこのどちらも手に入りません。健康な人は生産性のある仕事をする傾向にあります。毎日の生活に何かのエクササイズを取り入れて身体を動かしましょう。
5.断ることを覚える
全てのクライアントの全ての要望に応えているとあなたは参ってしまうでしょう。全員を喜ばせようとすると大抵の場合はうまくいかないものです。そして生産性の低下にもつながります。
最後に
生産性向上のために、6つツールと5つのコツを紹介しました。
6つのツールを全て使う必要はありませんが、1つだけでもかなりの時間節約になり先んじることができると思います。コツについては1つだけ選ぶのではなく5つとも試してもてください。何かが変わると思います。もちろん良い方向に!