「Pantone 448c」は世界で一番醜い色だと言われています。茶色くて泥っぽいこの色には使い道があるのでしょうか?
最近ますます注目されているのが、タバコのパッケージへの導入です。「死」「汚さ」「タール」を連想させるこの色はパッケージに使われることで喫煙者を減らすことができると考えられています。
マーケティングリサーチを行うGfKのリサーチグループは、タバコのパッケージによって喫煙者を減らそうと考えているオーストラリア政府の要求を満たすために、3ヶ月を費やして「Pantone 448c」を使ったパッケージを完成させました。色の視覚効果によって喫煙についてゆっくり考え直してもらうというコンセプトだそうです。
イギリスやアイルランド、フランスでも同じような取り組みは行われています。
もちろん、醜さは人によって変わってきます。しかし、世界一醜いと言われている色をこのように象徴的に使うことで、価値を持たせる取り組みは大変面白いですね。
この記事は「This is the world’s ugliest color」を翻訳・参考にしています。