ウェブデザイナーが好むのは、デザインのうちでも芸術的な部分でしょう。そのため、コーディングやテストなどの開発部分に関しては後回しにしてしまいがちです。
サイトの美しさはもちろん重要ですが、コーディングのせいでパフォーマンスが低下したり検索エンジンへの最適化ができていなければ意味がありません。
そんな方々のために、デザインをコードに変換してくれるサービスを4つ集めました。どれも高い能力を持ち、顧客を気にかけてくれる優秀なサービスばかりです。
1.PSD to Many Things
PSDファイルをコードに変換する様々なサービスを提供しています。Photoshopで作り上げたデザインをHTML5やレスポンシブHTML5、WordPressテーマなどに変換してくれます。また既存のサイトをAndroidやiOS向けに最適化するサービスも行っています。
彼らの手がけるレスポンシブサイトはCSS3メディアクエリを使って作られます。そのため様々な画面サイズや画面の向きに応じてCSSを切り替えてくれます。W3C標準に沿った実装をしつつもSEOにまで配慮してくれますよ。
2.Direct Basing
こちらは時間とお金を節約したい方向けのサービスです。
たとえばフリーランスのデザイナーはコーディングまでは手が回らないことが多いです。Direct Basingはあなたのデザインを商用クオリティでコード化し、綿密にテストを行ってくれます。見積もりの際にはサイトの構造とそれぞれに必要な費用のリストをもらうことができるので、安心して仕事を任せることができるでしょう。
3.Xfive
Xfiveはちょっと変わったサービスです。10年間のソフトウェア開発の経験を生かしたチームはスタッフ全員が高いスキルを持っています。PhotoshopだけでなくAIやSketchでのデザインもコードにしてくれ、フロントエンドとバックエンドサービスの開発まで行ってくれます。
特筆すべきはその働き方で、もしあなたがデザインチームに所属しているのであれば彼らはそのチームの一員のように仕事をしてくれます。フリーランサーであれば、彼らはあなたをパートナーのように扱ってくれるでしょう。クライアントや顧客のことを気遣ってくれるサービスです。
4.Design to Code by Netlings
こちらも顧客への気遣いを重視したサービスです。どんなサイズのPSDでもHTMLやCSSに変換することができるため、大きなプロジェクトから小さなバグ取りまで気軽に任せられます。AI、Sketch、INDDにも対応しています。
このように、コーディングがあまり得意でなくても、変換サービスに任せることで高いパフォーマンスのサイトを作れるようになっています。美しいデザインが出来上がった後はプロの手を借りるのも十分アリですよ。
※本稿は 「Useful Design to Code Services for Your Projects」を翻訳・再編集したものです。