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ウェブデザインの企画書とは?その書き方とは?

LINE25

Line25 was built in March 2009 as a place to share web design ideas and inspiration through articles, tutorials and examples of stunning site designs.

本記事は、What is a web design proposal? How do you write one?
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約3分7秒

ウェブデザインの企画書は時間がかかりますし、大して面白くない仕事かもしれませんが、きちんと作成すれば、企業の基礎やデザインワークの基盤となって成功を収めことが出来ます。複雑なプロジェクトやその目的に応じて効果を上げるには、業務の核となる部分をきちんと理解して作成することが大切です。代理店のクリエイティブ部門に所属していようが、フリーランスとしてオリジナル商品やサービスを販売していようが、説得力のある企画書を書くことで見通しもはっきりし、次なる案件やクライアントからの支持も得やすくなるでしょう。

 

この記事では、持ち前の能力を最大限アピールしてクライアントの信用を勝ち得るのにぴったりな方法をお伝えしたいと思います。必要だと思う箇所をピックアップしてプレゼンに利用したり、無料テンプレートを活用したりしてください。

 

ウェブデザインの企画書とは?

ウェブデザインの計画書とは、サービスや料金、プロジェクトを通して提供できる価値についてまとめた文書です。基本的には、クライアントのために何が出来るか、また抱える課題に対してどのように解決出来るかを要約したものです。これをきちんと用意することでクライアントからの信頼にも繋がります。会社情報、目標や企業理念、プロジェクト詳細、適任者の選出理由などを盛り込んで作成する必要があります。

 

優れた企画書を作成するのに決まったやり方はありませんが、重要なルールはいくつかあります。

 

・企画書を作成する際は、クライアントやプロジェクトのニーズを理解する必要があります。予算が低く小規模なクライアントに対しては、そこまで細かく分析する必要はありません。達成利益、料金、今後のスケジュールについて書かれたページがいくつか用意されてあれば十分です。予算が高く、プロジェクト規模も大きい企業であれば、より細かい情報を載せた企画書を作成する必要があるでしょう。

・案件、スケジュール表、予算、その他細かい事項について質問を投げかけてください。一旦これらの情報を引き出してしまえば、何にも邪魔をされることなく業務に集中し、約束通りの価値を提供出来るでしょう。便利な質問事項をここに列挙しておきます。1.予算はいくらか?2.スケジュール期間はどのくらいか?3.美的センスはどうなっているか?4.どこに一貫性を持たせるか?

・企画書の作成の前に、クライアントのニーズを把握してください。彼らが試みていることを理解することで、同じ立場に立って取り組むことが出来ます。効果的でクライアントの特徴に寄り添った企画書を作成することで、最終的に彼らの信用も勝ち取ることも出来ます。

 

これらのルールは定石ではありませんが、クライアント視点で物事を見て正しい問いを投げかけることで、よりふさわしい企画書を作成するのにきっと役立つでしょう。

 

優れた企画書の基本要素

クライアントのニーズ、案件、予算、スケジュール、その他の見通しについて把握していることを公開することも重要です。不要な情報でクライアントを困らせるわけにはいかないので、各セクションでこれらの内容を分析して彼らのニーズをはっきり理解しておきましょう。

 

・表紙―このページはシンプルが一番です。プロジェクト名、氏名、日付くらいでいいでしょう。ブランドカラーやテーマ、その他のブランド要素があれば簡単に盛り込んでも大丈夫です。企画内容を2〜3段落だけ追加してもいいかもしれません。

・秘密保持文章―短くて構いませんので、掲載されている情報に対して秘密保持に同意する内容の文章を載せてください。

・企画概要―このページには、企画内容のフレームワークを書きます。プロジェクトへの理解、必要条件、目標、目的、プロジェクト理念、適任者の選抜理由などの内容を盛り込んでください。

・提案―企画プロセスをクライアントに分かりやすく説明するページです。同じページに企画の手順、企業の強み、費用/料金体系、組織構成も入れます。

・料金/見積もり予算―企画書の料金一覧を見れば、なぜその価格なのかクライアントも納得出来るでしょう。さらに細かく提示して分かりやすい分には構いません。

・関係者―一緒に働いたことのある人を掲載する場合は、氏名、肩書き、メールアドレス、プロジェクト名、推薦文を下に記入すると良いでしょう。

・会社概要―このページには、社歴、主要チームの活動歴、会社の強み、取引先一覧、業績などを載せてください。

 

あなたの場合

 

デザインや企業の取り組みについて分かりやすく説明するためには、クライアントとの時間を確保することが大切です。そうすれば、なぜあなたがそのプロジェクトに適任なのかを伝えることが出来るでしょう。クライアントは、良好な関係を築いて信頼のおける相手をパートナーに選びます。だからこそ、プロジェクトに関する細かい情報は、可能であれば個人レベルで共有しておくことが重要なのです。あなたのケースに使えそうなプレゼンのコツを、いくつか伝授します。

 

・関係者を部屋に集める

・顧客への理解を深める

・プロジェクトの核となる部分を見極める

・クライアントと要点を確認する

 

我々には、デザイナーとして業界に良い結果を残さねばならないという責任があります。企画書が良ければ、クライアントもプロジェクトの概要を把握することが出来て、新たなチャレンジの手助けにもなります。誰かを推薦するような文書が、何よりも優れた企画書だと言えます。ガイドラインに沿って、分かりやすい構造のコンテンツを考えましょう。ウェブデザインの企画書とは何か、何を書けばいいのか、もうお分かりですね?

 

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