Visual Composer のいろはとその使い方、またVisual Composerを使った最高のWordPressテーマをご紹介します。
WordPressの使い勝手の良さは、多様な「ページビルダー(Page Builder)」プラグインにもあります。
ページビルダーなら、コーディングを不得手とする人たちでさえ、希望通りのデザインやスタイルのウェブサイトをちゃちゃっと作れるので大変人気があります。ドラッグ&ドロップ操作するだけで、カラムやテキストブロック、画像やアコーディオンなどを追加できちゃうのです。
世の中にはいくつものページビルダープラグインが存在していますが、絶大な人気を誇るのがVisual Composerです。
ここでは、最も重要とされるプラグインの特徴や使用例に加えて、便利なリソースもシェアをしていきたいと思います。
WPBakery Page Builder の特徴
Visual Composerの素晴らしい点はどのようなテーマでも使えることです。特色はたくさんありますが、一番はドラッグ&ドロップ機能でしょう。
好きなページに追加できるコンテントエレメンツ(要素)が40以上あり、Content、Social、Structure、WordPress Widgetの4つのカテゴリーに分かれています。カラム、行、テキストブロック、アコーディオン、Facebookのいいねボックス、画像ギャラリー、さらにはHTMLコードの行まで増やすことができます
要素はそれぞれ独立した設定ができるので、特定の要素の見た目だけを変えることもできます。
また、あらかじめ作られているページテンプレートを使って時間短縮を図ることもできます。テンプレートは概要ページからサービス、そしてランディングページまで対応しています。
さらに驚くべき機能は、スキンビルダー(Skin Builder)です。
これを使うことで、Visual Composerのデザインオプションや要素のスタイルを調整し、自身のブランドスタイルに合わせることができます。
特筆すべき点は、ウェブサイトのバックエンドとフロントエンドの両方でページをデザインし、編集することができることで、変更内容は瞬時に反映されます。
これらの機能は拡張可能なAPIとセットになっているので、プラグイン機能を拡張するために新しい要素を加えたりもできます。しかも、永久的なアップデートとサポートまで受けることができるので文句なしですね。
設定欄でPost(投稿)やCustom Post タイプを選択して完了です。これを選んでおくと、ウェブサイトデザインに統一感を出せます。
先にもお伝えした通り、Visual Composer は多様なテーマに対応しているので、テーマ開発者の場合、プラグインを自身のテーマに加えておけば、ページのデザインやレイアウトが管理しやすくなります。
WP Bakery Page Builder 向け5つの厳選テーマ
ThemeForestのテーマ提供者の多くは、Visual Composerに作成テーマを抱き合わせて販売し、ユーザーがコーディングで頭を悩ませることなく魅力的なサイトを作れるよう工夫しています。
1.X The Theme
売れている販売テーマの一つにX The Themeがあります。これもVisual Composerとの抱き合わせの販売です。テーマで横に出る者はいない、と言えるほどこのテーマで出来ないことはほとんどありません。4つのグループに分かれており、それぞれに10以上のデザイン済みレイアウトの提供がある他、特殊なテンプレートやレイアウトもあり、ありとあらゆるニッチに対応します。様々なカスタマイズが可能で、WooCommerce、MailChimp、Revolution Sliderなどへのインテグレーションもサラッとやってのけます。
2.Bridge - 創造的で多目的に使えるテーマ
Visual Composerプラグインの他に、Bridgeのテーマは200以上のデモ見本と、数えきれないほどのショートコードで溢れており、完璧なデザインコントロールを可能にしています。好きなGoogle Fontsを選べるし、WooCommerceを組み込むことで見栄えのいいオンラインストアを作ることもできます。しかも、それだけでは不十分とでもいうかのように、テーマは、ソーシャルメディアインテグレーションやSEOコードに加えて、スムーズな変換効果などと一式になっているので、かっこいいサイトが作れること間違いなしです。
3.Kleo - コミュニティにフォーカスしたWordPressテーマ
BuddyPressやbbPressインテグレーションで使えるコミュニティ構築にフォーカスしたテーマを探しているなら、Kleo がベストです。テーマの一番の特徴は、もちろんVisual Composerのインテグレーションですが、他にも、ある程度デザイン済みのレイアウトや、ブランドテーマをより効果的にサイトに組み込むカスタマイズオプションなど、効率化が期待できるオプションがあります。
4.Kalium - 創造的なポートフォリオテーマ
Kaliumのテーマなら、フリーランスデザイナーやデザイン事務所で、Visual Composerの利点をマックスに使いこなせます。このテーマは視覚的要素に重きを置いているので、自身のデザインを鮮やかに見せることができる上に、新たな顧客開拓にも有効です。さらに、Google FontsやAdobe Typekit、Font Squirrelなど様々なフォント供給者とのインテグレーションも可能で、しかもWPMLプラグインとの互換性もばっちりなので、サイトを好きな言語に翻訳ができて、国際的な顧客開拓が可能になります。
5.Newspaper - 現代的なマガジンとブログのテーマ
オンラインマガジンを作ろうとお考えのあなた、ぜひNewspaperのテーマと試してみてください。Visual Composerのインテグレーションが、記事のレイアウトやソーシャルフィーチャーなど、多様なカスタマイズオプションを提供しているので、ソーシャルメディアで注目を集めることでしょう。BuddyPressやbbPressとのインテグレートも可能で、Google AdSense広告のサポートもしてくれます。
※本稿は 「What is Visual Composer for WordPress?」を翻訳・再編集したものです。