WordPressは2017年になっても、その強さを維持し続けています。世界中のすべてのウェブサイトのうち、なんと28%がWordPressを使用しているのです。CMSを利用しているサイトの中でも、59%がWordPressで動いています。登場から14年以上がたつWordPressは、どうしてここまで広く受け入れられたのでしょうか?その要因を探っていきましょう。
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1.継続性
製品が長く生き続ければ、そこには親しみやノウハウが生まれ、WordPressを使い続けたり、定番プラットフォームとして新たに導入するユーザーが増えることになります。
また製品としてもWordPressは高いレベルにあり、頻繁にアップデートを重ね、着実に改善を続ける姿勢が支持されています。
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2.膨大なリソース
利用可能なリソースが非常に豊富で、数え切れないほどのチュートリアルやガイド、テーマがリリースされています。
これほどまでに支持を得たWordPressは、競合やスタートアップにとっては非常に厄介で、同じレベルで競争することが難しくなっています。
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3.簡単に使えるプラグイン
多彩なプラグインもWordPressを選ぶ理由のひとつです。自分好みのプラグインを、ワンクリックでインストールできる利便性は大きな魅力です。入門者にとっては特に恩恵が大きく、うれしい機能です。
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4.透明性の高いセキュリティ
WordPressもセキュリティに問題を抱えたことがありました。こうした問題は成長する上では避けて通れません。コードを誰でも見られるようにすることでWordPress内部を精査でき、セキュリティ上の危機をあらかじめ見つけることができます。頻繁なアップデートで問題を修正しているため、ユーザーの92%は最新バージョンを使用しています。これは驚異的な数字で、競合のDrupalではわずか12%です。
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5.ブログ以上の使い道
ブログサイトにWordPressを使うのは定番ですが、企業サイトや製品ページなどの静的なサイトでも使われています。管理が簡単に行えるダッシュボードのおかげで、コードに触れることなくサイトを構築できる気軽さが人気の理由です。
最近では軽量で簡単なブログ管理システムが続々登場していますが、WordPressはパワーとカスタマイズ性という別の強みを持っています。これからもこの人気と成長を維持できるのかどうか、目が離せません。
※本記事は、WordPress now powers 28% of all websitesを翻訳・再構成したものです。