正直なところ、MacとWindowsに付属しているデフォルトのメディアプレーヤーはそれほどすばらしいものとはいえません。優れたメディアプレーヤーというなら、オンラインで見つけ新しいファイルタイプのためのコーデックを追加しなくとも、幅広いオーディオおよびビデオ形式に対応してほしいものです。そしてファイルを適度なサイズと品質で、手元にあるデバイスやコンソールで再生できる形式に変換してくれたらいいのですが。
こうした要点を考慮して、オンラインで入手できるベストなメディアプレイヤーのリストを作りました。これらのプレイヤーを利用することで、お気に入りの音楽、テレビ番組、そして映画をこれまでよりずっと楽しむことができるようになるでしょう。最良の選択肢が見つかるように、リストは長めになっていますよ。
15. MPC HC
プラットフォーム:Windows、Android、iOS
価格:無料
MPC-HC (Media Player Classic Home Cinema)は軽量なオープンソースのメディアプレイヤーで、ほとんどの一般的なオーディオおよびビデオファイル形式に対応しています。TVチューナとしても機能しますが、その際にはTVカードのインストールが必要です。また、再生中にビデオの外観の調節が可能です。
高ビットレートの4Kビデオなど、HEVC(x.265)ファイルも問題なく再生できます。さらにNevcairielの優れたLAVフィルターを搭載しているため、ビデオ再生に際しても何も問題ありません。
14. SMPlayer
プラットフォーム:WindowsとLinux
価格:無料
SMPlayerはほとんどの既知のオーディオおよびビデオ形式が再生可能なオープンソースソフトウェアで、高度なオーディオおよびビデオフィルター、イコライザ、そして設定可能な字幕を備えています。
YouTubeの閲覧やお気に入りのラジオチャンネルの再生ができ、30以上の言語と複数の付近設定が利用可能です。また、EDLファイルやChromecastに対応しています。
13. Media Go
プラットフォーム:Windows
価格:無料
Media Goは、写真、オーディオ、ビデオ、Podcastなどの膨大な量のファイルを再生、整理、転送できます。SensMeという機能では、ムードとテンポに基づいて自動的にプレイリストを作成します。また、高度な検索条件に基づいて自分専用のビューを作成することも可能です。
Media GoはSony Network Entertainmentによって開発されているため、すべてのSonyスマートフォン、Walkman、PlayStation、およびSony Tabletのコンテンツの管理ができます。
12. GOM Player
プラットフォーム:Windows、Android、iOS
価格:無料|プラス版12.50ドル
GOM Playerのインターフェイスはシンプルですっきりとしています。ユーザーが設定できる操作と微調整のオプションは感動的です。最高なのは、YouTubeの再生だけでなくユーザー自身が撮影したビデオへも360度のVRビデオのサポートがあることです。広範囲のメディア形式に対応し、未知のファイルがあれば再生に必要なコーデックを追跡します。
このプレイヤーをインストールをしている間、ブラウザ拡張機能のインストールを促すメッセージが表示されるので、やみくもにボタンをクリックしないでください。それから無料版に表示される広告が欠点で、ユーザーは広告を無視することを学ぶ必要があるでしょう。
11. RealPlayer
プラットフォーム:Windows、Mac、iOS、Android
価格:無料|プレミアム版40ドル
RealPlayerは、Windowsメディア形式やQuickTimeファイル形式など、複数コンテナファイル形式に対応しています。ビデオダウンロードユーティリティ、イコライザーとビデオコントロール、CDリッピング、オーディオ録音、メディアコンバータ、そしてオーディオ再生時に画面に表示されるグラフィカルアニメーションを特徴としています。
直接FacebookやTwitterへ写真やビデオを共有することができ、また広範囲のプラグイン(オーディオエンハンスメント、ラジオチューナ、ヴィジュアライゼーションのため)に対応しているので機能の拡張が可能です。
10. MPV
プラットフォーム:Windows、Mac、Linux、BSD
価格:無料
MPVは合理化されたCLIオプションを備えたオープンソースソフトウェアです。有名な高品質アルゴリズム、フレームタイミング、HDR、interpolation、そしてカラーマネージメントによってビデオのスケーリングをサポートし、最高のメディア経験を提供します。
コントローラーは小さく、マウスの動きで作動します。またFFmpegハードウェアアクセラレーションAPIを利用して、VAAPI、VDA、VDPAU、およびVideoToolbox デコーディングアクセラレーションをサポートします。
9. DivX Player
プラットフォーム:Windows、iOS、Android
価格:無料|Pro版20ドル
DivX Playerは高品質のビデオ再生とクロスデバイススティーミングを目的としており、テレビ番組、映画、インターネットのビデオクリップの視聴に最適です。複数のオーディオ形式に対応しており、再生中の映像を妨げることなく円滑に解説や他の言語への切り替えができます。
Chromecast、PlayStation、XboxなどのDLNA対応機器にオーディオ、ビデオ、写真をストリーミングできます。スムーズな早送りと巻き戻しの機能に加え、チャプターポイントにも対応しているのでクリックするだけで様々なシーンにアクセスできます。
8. MediaMonkey
プラットフォーム:Windows
価格:無料|ゴールド版25ドル
MediaMonkeyはローカルおよびネットワーク上のオーディオとビデオのどちらも再生可能です。基本的な再生モードに加えてジュークボックスオプションがあり、DLNAやUPnPデバイスへも対応できます。
自動的に音楽にタグ付けし、スマートフォンやiPodやPalm Preなどの携帯用メディアプレイヤーに同期させます。さらにサードパーティのプラグインとの統合にも対応し、基本的な機能を拡張できます。
7. Splash
プラットフォーム:Windows
価格:無料|プレミアム版20ドル
SplashはシンプルでモダンなユーザーインターフェースでHDテクノロジー(NVIDIA NVENC、ハードウェアアクセラレーションによる動画デコードを備えたAMD APP)を提供します。とくにHDビデオカメラからの高精細度ビデオのスムーズな再生のために開発されました。
鮮明なディテールと色彩の高品質なビデオを提供する、高度なポストプロセスのエンジンが満載です。唯一欠点と言えるのは、優れた機能のほとんどがプレミアム版での使用に限られることです。
6. ALLPlayer
プラットフォーム:Windows、iOS、Android
価格:無料|5ドル
名は体を表すと言いますが、ALLPlayerはその名の通り、MKA、AU、APE、VOB、3G2、MatroskaとM2TSを含むすべての既知と未知のファイル形式の再生が可能です。ピアツーピアネットワークでダウンロードしている未完成/不完全なファイルを再生することさえできます。
最大の特徴は、あらゆる言語の字幕を自動的にダウンロードすることです。BitTorrentの映画やシリーズを適切な字幕で再生し、ビデオの品質を向上させるためにイメージローテーションと色補正をサポートします。映画が終わると自動的にコンピュータまたはモニタの電源を切ります。
5. Potplayer
プラットフォーム:Windows
価格:無料
Potplayerはあらゆるカスタマイズと設定が可能な軽量のメディアプレーヤーです。きれいなインターフェースといくつかの内蔵キーボードショートカットとホットキーが付属しています。
あまり一般的ではないファイル形式が要求する3Dメガネ、3Dアウトプット、およびコーデックにも、ほとんど対応可能です。またハードウェアを効率的に利用することで、最高のメディア体験を得ることができ、スクリーンショット機能、シーンのブックマーク、簡単に設定可能なショートカットも注目に値します。
4. 5KPlayer
プラットフォーム:MacとWindows
価格:無料
5KPlayerは、スタイリッシュに個人的なマルチメディアライブラリを作成するための宝庫といえるでしょう。このソフトには、URLを認識し、オンラインサイトから音楽やビデオをダウンロードするためにURLを分析するテクノロジーが満載なのです。
iPadとiPhoneをMacまたはPCにスクリーンミラーリングし、デスクトップからApple TVへ音楽と映画をストリーミングするAirPlayテクノロジーに対応しています。そして、マルチ字幕とサウンドトラック、HDビデオカメラ、Blu-ray、YouTube、衛星ラジオで、すべての超高精細度ビデオ(4K/5K/8K)を再生することができます。
3. KMPlayer
プラットフォーム:Mac、Windows、iOS、Android
価格:無料
KMPlayerは幅広い音楽、映画、字幕フォーマットに対応する多用途のマルチメディアプレーヤーで、他のコーデックなしにあらゆるメディアファイルの再生が可能です。外部および内部フィルタ、デコーダー、そしてDirectShowに干渉しないオーディオおよびビデオの変換フィルタを提供します。
オーディオの録音やビデオの録画、そしてスクリーンショットの撮影が可能であり、またオーディオ/ビデオ効果の設定、ビデオの一部のお気に入りとしての選択、HTPC用のリモートインタフェースのキーのリマップ、複数のABリピートなど、ユニークなタスクを実行できます。さらに3Dビデオに関しては、CPUの使用率の低さとGPUサポートによって安定した再生を提供します。
2. Kodi
プラットフォーム:Mac、Windows、Linux、iOS、Android
価格:無料
Kodiは高度なメディアハブで、大きなサイズ(12インチ)のユーザーインターフェースを備えているので、テレビやリモコンで使用でき、すべてのメディアコレクションをきちんと整理してホームネットワークにストリーミングします。つまり、ほとんどのオーディオ、Podcast、ビデオ、その他のメディアファイルをネットワークストレージまたはインターネットから表示して再生できます。
様々なアドオンがあり、自分に合った設定を見つけるまでに時間がかかるかもしれません。しかしぴったりの設定が見つかれば、どうしてもっと早くこのツールを使わなかったのかと思うことでしょう。
1. VLC
プラットフォーム:Mac、Windows、Linux、iOS、Android
価格:無料
VLCは、間違いなく現在最も人気のあるメディアプレーヤーです。ほとんどすべてのファイル形式に対応しており、追加のコーデックを統合する必要はありません。このソフトの大きな成功の背後にはシンプルなインターフェースがあります。そしてビデオとオーディオの再生を最適化できるだけでなく、ストリーミングもサポートします。
オープンソフトウェアなので、サードパーティープラグインを統合することで機能を拡張でき、またZipを解凍せずに再生することも可能です。もし映画のオーディオが小さすぎる場合には、手動で最大200パーセントまで音量を上げることができます。