・サムスンは、データ集約型アプリケーションのために、1TBのフラッシュ記憶装置を開発しました。
・従来のSDカードより10倍速度が速くなりました。
・ユーザーは、スマートフォンのマルチカメラ機能を使って、毎秒960コマの動画を作ることができます。
フラッシュ記憶装置は、携帯電話、デジカメ、家電の為のものです。異なるカードにそれぞれつながる為の、フラッシュメモリーの処理速度が早くなります。
それは、人気のあるSCSI Architectureモデルとプロトコルを採用しています。そして、マルチスレッドプログラミングを使えるようになっています。全体的には、タブレットとスマートフォンで使える、取り外し可能なフラッシュメモリーを基準にして作られています。
最近では、サムスンは、データ集約型のアプリケーション用に1TBのUniversal Flash Storage (eUFS) を開発し、モバイル端末の容量をテラバイトにすることに成功しました。これで、メモリーカードを追加しなくても、ノートパソコンと同じくらいの容量をスマートフォンで使うことができるようになりました。
チップ(UFSスタンダードのヴァージョン3.0)は、11.5mm x 13.0mmで、サムスン製512Gb V-NANDフラッシュメモリと専用コントローラを16枚積み重ねられた層を組み合わせて作られています。
効率よくデータを移行するために、一般的なフラッシュ記憶装置は、MIPIから内部で同期します。UFS 3.0とつなぐと、MIPI UniPro v1.8 とMIPI M-PHY v4.1 をすぐに同期することが可能になります。
フラッシュ記憶装置は、処理速度が速い
最新のスマートフォンは、64GBのeUFSが入っています。それには、非常に高解像度の4K(3840*2160) 画像の10分間の動画を13保存できます。ですが、この1TBのeUFSには、同じ大きさの動画を260保存することができるようになります。
それと、従来のmicroSDカードより、速度が10倍早くなります。新しいeUFSは、速度が1,000 MB/sまで上がりました。それによって、ユーザーは10GBのHDビデオを10秒以内にNVMe SSD へ保存できるようになります。これは、2.5インチ SATA SSDの2倍の速さです。
512GBの eUFSと比べると、新しいチップは、読み込むスピードが38%速くなっています。IOPS(1秒間のインプットアウトプットの速度)は、58,000になっています。書き込むスピードの速さは、1秒間に50,000まで上がって、microSDカードの約500倍速くなります。
このように高速になると、スマートフォンのマルチカメラ機能を使って、1秒間に960画面のビデオを撮ることができます。さらに、この高速インターフェースと最適化されたプロトコルは、情報量を増やし、動作の効率がよくなります。
eUFS version 3.0に対する要望に答える為に、サムスンは、今年6ヶ月で、 第5期V-NAND の生産を増やす予定です。