IFTTTは“If This Then That”の原則に従う2ステップの自動化プロセスです。シンプルなホームオートメーションとアプリケーションを連携させるのに最適です。
この記事で紹介するアプリやサービスは、ソーシャルネットワーキングサイトやモバイルギャラリーからDropboxへ写真を保存したり、Evernoteのアイテムを自動的にGoogleカレンダーへ保存したりといった、ありふれたタスクの繰り返しにかかる時間とエネルギーを劇的に削減します。オプションに限りはありません。
ワークフローを効率化しようと思っているなら、以下のIFTTTの代替ツールを検討してみてください。これらのツールによってより優れたホームオートメーションのルーティンを構築し、アプリをすべて統合できます。
10. Stringify
プラットフォーム:iOSおよびAndroid
費用:無料
StringifyはiOSとAndroidの両方で利用可能な、考え尽くされた自動化サービスです。Google Home、Nest Cam、Amazon Echo、Nest Thermostat、そしてPhilips Hueなどの、ほとんどすべての一般的なスマートホームデバイスやウェアラブルのためのAPIを持っています。これに加えてGoogleカレンダーへのイベントの追加、RSSニュースフィード、天気予報の生成などを自動化できます。
Stringifyは多段階のオートメーションをサポートしています。たとえば、家を出る度ごとにガレージのドアの開閉や消灯、そして防犯カメラの準備を自動で行うことができます。そしてセンサーによって動きが検知されると自動的にスポットライトが点灯し、接続されたスピーカーから犬の鳴き声が流れます。
9. MacroDroid
プラットフォーム:Android
費用:無料|プレミアム版1.99ドルから
MacroDroidは使いやすさと機能とのバランスを完全に備えた配列とタスクの自動化アプリです。IFTTTでは自動化のためにアプレットを用いるように、MacroDroidにおいてはMacroを組む必要があります。それぞれのMacroは自動化をアクティブにするトリガーに関連づけられており、トリガーには40以上の選択肢があります。
IFTTTに対するMacroDroidの主な利点は、一つのトリガーに対して複数のアクションをリンクできることです。またルールの例外として、機能の制約も可能です。たとえば電池残量が10%以下になったときに、Wifiやモバイルデータを無効にするというような設定ができます。
さらにオプションとして、月曜か水曜にはアクションを実行しないというような制約を加えることも可能です。制約は幾つでも追加できますが、無料版でのMacroの作成は5つまでとなっています。
8. Yonomi
プラットフォーム:iOSおよびAndroid
費用:無料
YonomiはPhilips Hue lights、Amazon Echo、Sonos speakers、そしてsmart locksなどの好みの家電と、ハブなしで接続して利用できるようにします。デバイスが互いに自動的に反応する「ルーチン」を、ユーザーの位置、時間および好みに基づいて設定するだけでOKです。
カレンダーの更新と天気予報を知らせ、通話中に音楽を一時停止し、照明と温度を調整してくれるでしょう。このアプリはインターネットを介して実行されるため、コマンドを出してから実行されるまでにはある程度の遅れが生じることがありますが、それでもIFTTTよりは高速です。
7. Skyvia
プラットフォーム:Webアプリ
費用:無料|プレミアム版月19ドルから
Skyviaはすばやく簡単なデータ統合、ワンクリックでの復元による安全なクラウドからクラウドへのバックアップ、そしてSQLによるオンラインデータマネジメントを提供します。完全なオンラインソリューション(SaaS)で、ウェブブラウザ以外のいかなるローカルソフトウェアをインストール必要もありません。
データ統合サービスはシンプルなユーザーインターフェイスで、データのエクスポート、複製、同期の実行を可能にします。検索、表示、復元機能を備え、自動で日毎のクラウドバックアップを提供します。Skyvia Queryを使用することでクラウドやデータベースにアクセスし、ビジュアルクエリビルダーでSQLクエリをデザインします。その結果をチャートやグリッドとして視覚化することで、素早く洞察を得られるようにします。
無料版では、最大5,000レコードを統合して1日に5回のクエリを実行し、1GBのデータをバックアップできます。
6. Integromat
プラットフォーム:iOSおよびAndroid
費用:無料|プレミアム版月9ドルから
Integromatは、「統合(Integrations)」という名前の多段階のワークフローを可能にし、多数の個人用およびビジネスアプリと一緒に動作します。アプリの接続だけでなく、データの転送と変換も可能です。
ソフトウェア開発から時間ないしタスク管理まで、様々なユースケースのために何百もの統合を提供してくれます。これらの統合は単純なタスクから複雑なシナリオまで多岐にわたり、すべて個人的な要求に応じてカスタマイズ可能で、無料版で実行可能な操作は最大1,000となっています。
5. Microsoft Flow
プラットフォーム:iOSおよびAndroid
費用:無料
ファイル、サービス、およびクラウドベースのデータ間の自動化されたワークフローの構築、監視、および管理を補助するため、Microsoftが開発した一種のビジネスアプリです。繰り返しの多いタスクを多段階のワークフローに変えることができます。たとえばツイートをキャプチャーし、数回のタップでDynamics 365へリードとして追加します。詳細の見直しに取り組んでおり、履歴のレポートを管理しているならこのアプリはとても助けになります。
Microsoftによって開発されているため、OneNote、OneDrive、Officeなどのすべてのサービスでうまく機能します。すでに何百ものワークフローテンプレート(ほとんどがエンタープライズベース)があり、スタートを助けてくれるでしょう。アプリは完全に無料ですが、ログインするにはMicrosoftアカウントが必要です。
4. Tasker
プラットフォーム:Android
費用:2.99ドル|7日間の無料トライアルあり
Taskerは、Androidデバイスのルート化や特別なホーム画面をインストールすることなく操作を拡張するためにデザインされています。ユーザー定義のプロファイル内で、コンテキスト(日付、時刻、場所、動作)に基づくタスクの実行ができます。
Taskerの真の力は、ニーズに合わせてコンテキストとタスクを組み合わせる柔軟性にあります。アプリケーションデータのzip圧縮ないし解凍、音楽コレクションからのランダム再生、電話の場所の追跡、着信メッセージや電話番号、WiFiやBluetoothのステータスの読み上げなど、便利な機能が多数そろっています。
3. Zapier
プラットフォーム:Webアプリ
費用:無料| プレミアム版月20ドルから
Zapierは多数のサードパーティーアプリに依存しているタスクの自動化に焦点を当てています。ユーザーは繰り返しのタスクのために毎回複数のアプリを開く必要はありません。Zapieはウェブアプリ間で情報を自動的に移動するので、ユーザーは他のことに集中することができます。数回クリックしてZapを起動するトリガーを選択するだけで、必要なアクションが自動的に実行されます。
Facebook Lead Ads、Quickbook、Google Docs、Trelloなどを含む750以上のWebアプリケーションと接続でき、また毎週新しいオプションを追加します。無料版では2ステップのZapを使ってアプリと一対一の関係を構築できます。
2. Automate
プラットフォーム:Android
費用:無料|1.99ドル
このアプリはスマートフォンにおいて様々なタスクを自動化します。フローチャートによってオートメーションを作成し、GPS、WiFi、Bluetooth、音量、NFCや電子メールの送信、Googleドライブへのファイルのコピー、音声の再生、時間と場所に基づく写真の撮影などの操作の設定を自動的に変更できます。
ブロックを追加してドットを接続するだけで自動タスクを作成でき、ブロック作成にあたっては条件、ループ、イベントトリガー、アクションなど、300以上の構成要素から選択できます。
ユーザーをガイドするためのテンプレートが組み込まれており、またアプリの機能は広告や試用期間なしに利用可能ですが、無料版で作成できるブロックは30までとなっています。
1. Workflow
プラットフォーム:iOS
費用:無料
Workflowはアクションの組み合わせをドラッグ&ドロップできるパーソナルオートメーションツールの一種です。地図、連絡先、カメラのリマインダーなどのための200以上のアクションを用意しています。
アニメーションGIFの作成、SafariからのPDF作成、再生している曲のツイートができ、さらに水分摂取量、カフェイン摂取量、体重、走った時間やその他の運動を自動的に記録するなど健康関連タスクの実行が可能です。
設定したワークフローに基づいてデータを入力したり、運動や水を飲むことをリマインドできるApple Watch用のアプリもあります。またワークフローをスタンドアローンアプリとしてホーム画面上にエクスポートすることもできます。