AppleのiMovie、 MicrosoftのWindows Movie Maker、2017年になくなってしまったYouTube Video Editor。あなたが初めて使ったYoutubeの編集ソフトはこういった製品ではないでしょうか。
YouTuberは簡単な仕事ではありません。特に2016年以降に始めた人はなおさら大変でしょう。この頃にはすでにレベルの高いビデオで自分のプラットフォームを確立している人は大勢いましたし、そういった人たちと競争していくためにはもっと優れたものを作り続けなければならないからです。
動画編集に費やす時間をもう少し増やして、高品質でなおかつ面白い動画を作ることがキーになってきますがこれは基本のツールではなかなか実現できません。そこで、初心者向きではないけれど使いやすい編集ソフトを見つけて使って見ることをお勧めします。
すべてのYouTuberが日々の動画制作で欲していることを元に動画編集を易しく楽しくしてくれる動画編集ソフトを集めました。賢く選べば大半のソフトは無料です。
8.Filmora:高機能グラフィックカードのないPC向け(無料体験版あり)
プラットフォーム:Windows、OS X
価格:年間44.99ドル(無料体験版有り)
明るくて直感的な操作ができるインターフェースなので、素晴らしいビデオを作って編集できる方法を誰でも簡単に学ぶことができます。Filmoraは短いビデオやVlogの編集に向いていて、パワフルなグラフィックカードを持っていないという人には特におすすめです。
主な機能
・使用料無料の楽曲ライブラリ
・モーションエレメントとトランジション
・多種類のフィルターとグラフィックオーバーレイ
・手振れ補正とシーンの検出
・5つのテキスト欄と10の音楽トラックタイムライン
Filmoraではビデオトラックとオーディオを一度に1フレームずつ移動しながら、最大で100倍再生速度を変えることができます。画面分割オプション、picture in picture modeモード、PIPブレンドモードはなどもこのソフトの魅力です。もちろん4K解像度にも対応しています。
7.Kedenlive:プラグインで機能拡張できる(無料)
プラットフォーム:Windows、OS X、 Linux
価格:無料
Kdenlive はKDE、Qt 、MLT Frameworkに基づいたオープンソースの動画編集ソフトです。SoxとLADSPAのライブラリを使用していて、NTSC、PAL、いくつかのHD規格では4:3、16:9の縦横比に対応しています。
このソフトではオーディオやビデオの処理や作成のためにいくつかのブラグインエフェクトを統合させることができます。インパクトの強いタイトルを作成できるツール、DVDのオーサリング機能もあり、ビデオを作成するの必要なものがほとんど揃っています。
主な機能
・マルチトラック編集(無制限の音楽、ビデオトラックをサポート)
・設計可能なインターフェースレイアウトとキーボードショートカット
・手軽なテキストクリップ、カラークリップ、イメージクリップの作成
・シャトル制御とWebカメラキャプチャのためのLeap Motion
・非ブロックレンダリング
このツールならエフェクトやトランジションを簡単に使うことができますし、必要であれば独自のエフェクトやトランジションの作成もできます。
オーディオエフェクトには、フェーズ、ピッチシフティング、リヴァーブ、均等化、標準化の機能があり、ビデオエフェクトにはマスキング、ディストーション、ブルア、ぼかし、ブルースクリーンなどのオプションがあります。
このノンリニアエディタは始める前に少し自分なりのカスタムなどが必要ではありますが、専門家だけでなく個人のビデオなどの小さなプロジェクトにも使えるところもおすすめのポイントです。
6.Shotcut:オープンソースの動画編集ソフト(無料)
プラットフォーム:Windows、OS X、and Linux
価格:無料
Shotcutを使うと満足のいくビデオを作るのに何も全財産をかける必要はないということが分かります。幅広いフォーマットサポートと転送オプションが用意されたオープンソースのソフトウエアで、トランスポートコントロールとスクラブは、OpenGL GPUベースの処理によってバックアップされています。
他のツールと同様、複数トラックのノンリニアビデオ編集にはタイムラインを使用します。ウェブカメラの映像を編集して保存する録画機能があり、HLS、HTTP、RTSP、RTMP、UDP、MMS形式のストリーミングに対応しています。
主な機能
・4K解像度とJACKトランスポートとの同期
・ビデオソースとしてのHTML5
・セッション間のサムネイルと波型キャッシュ
・プロジェクト内での解像度とフレームレートの組み合わせ
・マルチコア並列画像処理(GPUを使用しない場合)
フィルターを適用する前にレビューを見ることはできないのですが、必要のないエフェクトがあった場合は簡単に削除することができます。全体としては初心者におすすめのツールで、幅広いエクスポート形態も魅力の1つです。
このツールを使っても失うものは何もないと思うのでぜひ挑戦してみてください。
5.Lightworks:プロ品質の動画編集ができる(無料版あり)
プラットフォーム: Windows、OS X、Linux
価格:月額24.99ドル 無料版あり
Lightworksは動画をプロフェッショナルに見せてくれるツールがたくさん備わったパワフルなエディターです。あなたがどんなプロジェクトを計画しているにせよ、このツールが助けてくれることは間違いありません。単純なクリップ、複雑なレンダリングとエンコーディングが必要な長いムービーでもなんでもです。
初心者の方にはまず無料版の試用をおすすめします。無料版にもプロのようなツールがたくさんありますが、アウトプットフォーマットが限られています。無料版を気に入ったら月額か年間のパックを選んで購入できます。
主な機能
・グループで簡単にプロジェクトの共有ができる
・ 高速で緻密な編集と速度の最適化
・高度なマルチカム編集とリアルタイムエフェクト
・解像度に依存しないベクトルテキスト、照明と反射を使用した3Dテキスト
・生成されたビデオは、YouTube、Facebook、Vimeo、Instagram用に既製化される
高品質のビデオを構築するために、100以上の組み込みFX、Pond5とAudio Networkのオリジナルの楽曲やストックビデオに直接アクセスできます。
映画The Wolf of Wall Street、Pulp Fiction、Hugoなどハリウッドでも長らく使われてきたエディタであることからもその性能の高さが伺えます。
4.DaVinci Resolve:チームプロジェクト向き(無料版あり)
プラットフォーム: Windows、OS X、Linux
価格:299ドル 無料版有り
DaVinchiは急速に成長を遂げているソフトのひとつで、テレビや映画のポストプロダクション用に開発されたものです。高度なオーディオ、ビデオツールを備えています。
このツールは編集、カラー補正、プロ仕様のオーディオポストプロダクションに十分慣れている人におすすめです。また、チームで取り組んでいる人にも良いツールです。チャット機能、タイムライン、ビンロックなどのマルチユーザーコラボレーションツールを使えば、複数の編集者が同じプロジェクトで同時に作業ができます。
主な機能
・ 高速で応答性の高い再生エンジン
・顔の自動認識とトラッキング
・フルマルチカメラ編集と状況に応じたトリミング
・特許取得済みのYRGBカラーサイエンスと32ビット浮動小数点画像処理
・フル3Dオーディオスペースと最大1000チャンネルを備えたマスターサウンド
カラー補正についてはこのツールはHDRで動作しHDR10、ハイブリッドログガンマ、Dolby Visionなどなど、幅広い色空間フォーマットをサポートしています。サードパーティのVSTプラグインを追加して、さらにクリエイティブなオプションを追加することもできます。オーディオトラックあたり最大6つのプラグインにおいてリアルタイム処理パフォーマンスができます。
3.Pitivi:経験豊富な動画編集者に人気(無料)
プラットフォーム: Linux
価格:無料
Pitiviはオープンソースの動画編集ツールで、マルチメディアに強い関心を持つ、経験豊富な編集者たちに高い支持を受けています。どんなフォーマットでも投げてPitiviが処理できるよう、GStreamerフレームワークからメディアをレンダリングする機能を引き継いでいます。
このツールは70以上の業界標準トランジションと100以上のオーディオ、ビデオエフェクトにアクセスできるだけでなく、キーフレームを使用してエフェクト全てのプロパティを時間の経過とともにアニメートすることでダイナミックな動画を作ることがでます。
主な機能
・無制限のオーディオ、ビデオトラックレイヤー
・ 2段階のビデオサムネイルのキャッシュ
・カスタム縦横比とフレームレート
・ ハードウェアアクセラレーションとタッチ機能を備えたユーザーインターフェイス
・キーフレーム設定可能なオーディオ、ビデオエフェクトと不透明度キーフレームカーブ
このツールの特筆すべき機能は直感的なインターフェースです。ユーザーマニュアルと四六時中にらめっこする必要もありませんし、複雑なものは何もありません。デザインはとてもシンプルでユーザーフレンドリーなものです。必要であれば、トピックごとに検索できる多言語マニュアルも使うことができます。
2.Vegas Pro:プロの求める機能が揃ったソフト(無料体験版あり)
プラットフォーム:Windows
価格:599ドル 無料体験版有り
リアルタイムマルチトラックビデオ、解像度に依存しないビデオシケンシング、Dolby Digitalサラウンドサウンドミキシング、複雑なエフェクトなどなど、Vegas Proにはプロが求める機能が全て揃っています。
一番いいところはスムーズに作動させるのに何か特別なハードウエア構成が必要なく、ほぼ全てのWindowsで使うことができます。Vegas Proは幅広いツールセットが備わっているとがよく知られていて、ビジュアルプレーンの空間的配置、Zデプスの制御を伴う3Dトラックモーション合成などがあります。
主な機能
・マルチカメラとシャッフル編集
・ハードウェアアクセラレーションと4Kのサポート
・AVC、MP4エンコーダのストリーミングサポート
・立体視と統合3D調整
・自動クロスフェードおよび即時フリーズフレーム
このツールはOpenFXアーキテクチャ、Picture-in-Picture OFX、しっかりとしたビデオプラグインアーキテクチャなど便利なプラグインもいくつか備わっています。
1.Final Cut Pro:Macで動画編集するならこれ(無料体験版あり)
プラットフォーム:Mac
価格:299.99ドル 無料体験版有り
使っているデバイスがMacなら、ビデオ編集ソフト業界に革命を起こしたFinal Cut Proに勝るツールはありません。いくつかのインターフェースデザインやソースコードはAppleのデフォルトの動画編集ソフト、 iMovieと同じものが使われています。
主な機能
・完璧なアニメーションのための160のエネルギッシュなプリセット
・高度な動きやエフェクトのためのアニメーションツール
・高度な制御機能を備えた強力なカラーグレーディングスイート
・ 正確なフレーム精度でスリップ、スライド、ロール、および微調整ができる
・ニュースおよびスポーツのブロードキャストのためのワークフローおよびアセットマネージャ
ロープロファイルのインターフェイスによっていろんなモニタの作業スペースを最大限に活用できます。一般的なトラックベースの編集に加えて、Magic Timelineが自動カラーコーディングと柔軟なレイアウトを提供してくれます。
また、64 bitアプリとして4GB以上のRam、Grand Central Dispatchで全てのCPUコアを活用してGPUの高速処理をサポートします。もちろんSD、4K以上のビデオ解像度にも対応しています。
加えてお伝えした機能としては、多数のサードパーティのテンプレートを使用して、カスタマイズしたトランジションやモーショングラフィックを追加できるということ。また、360VRのトラッキング専用ツールも利用できます。