スマホゲームに廃課金してますか!?
先日スマホアプリまわりの調査・解析を行うApp Annie社から最新のレポートが公表されました。
まずはこちらをご覧ください。
こちらは同社が発表した2016年第二四半期の「ARPU」です。ARPUというは「Average Revenue Per User」の略でユーザーひとりあたりの平均売上高を指します。つまりこの場合だと、App StoreでTOP30に入るスマホゲームの平均的なユーザーはどのくらいスマホゲームに1か月間に課金するか、を国別に表したグラフとなります。
グラフに単位が書かれていませんのでこの棒グラフが何を意味するのかわかりませんが、日本が2位である中国に倍近くの溝を開けての1位ということになります。
(仮に単位が米ドルだとすると、月額約650ドルでおよそ66,300円!?)
こうしたARPUを見ると、日本のゲームデベロッパーだけでなく海外のデベロッパーからも日本市場に熱い視線が注がれることになりそうですね。
また日本での人気タイトルを見ると、TOP30タイトル中22タイトルがRPGゲーム。「戦国炎舞 絆」、「Fate/Grand Order」、「The World of the Mystic Wiz」が上位3タイトルを構成したようです。
一方、中国ではオンライン対戦型のRPG(MMORPGs)が好まれたそうです。米国ではアジアよりも戦略ゲームが好まれる傾向があるようですが、RPGには及ばず。また米国と英国でARPUが最もよい結果を出したタイトルは「Game of War — Fire Age」で、中には1,000万円以上の課金をした廃課金者も輩出しているそうです。
いずれにしても日本のゲーム開発者は世界的にも恵まれた土壌にいることがうかがわれます。その分競争も激化するでしょうが、厚い(熱い?)ゲームファン層が支えるスマホゲーム市場で日本のデベロッパーが世界をリードする日もやってくるかもしれませんね!
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(※本稿は「Identify the Best Target Markets for Your Mobile Games」を翻訳・再編集したものです)