ECからの情報提供と言えば、かつてはメルマガ全盛。メールマーケティングは、ECにおけるプロモーションの中心でした。しかし、今は、SNSやプッシュ通知など、様々な方法が使われるようになっています。消費者は、これらの情報をどのように受け取っているのでしょうか？また。受け取る方法により、効果の違いはあるのでしょうか？
そのヒントになる調査データが発表されました。ジャストシステムが、直近1年間にECサイトで買い物をした20～50代の男女1,110名を対象に「ECプロモーション別の消費行動調査」を実施。マーケティングリサーチの情報サイト「Marketing Research Camp）」で、その結果を発表しました。
以下にその主なポイントをまとめます。
SNS、プッシュ通知での情報入手は、20代で3割以上
ECサイトからのお知らせは、「メルマガ」で受け取っている人が最も多く（69.7％）、20代は57.9%、30代は65.2%、40代は73.4%、50代は82.4%で、いずれの年代でも半数を超えました。
SNSで受け取る人は、20代が33.5%で最も多く、30代は21.0%、40代は13.3%、50代は8.6%でした。プッシュ通知もやはり20代が最も高く、34.5%でした※1。
プッシュ通知を利用する3人に1人は、「届いたら、すぐに見る」
ECサイトから届いたお知らせをすぐに見ると回答した人の割合は、次のようになっています。
・プッシュ通知 35.6%
・SNS 34.0%
・メルマガ 19.8%
上気を含めて同日内に見ると回答した人の割合を見ても、プッシュ通知（76.8%）が最も多く、プッシュ通知は、消費者のスピーディーな反応を期待できる手段といえることがわかりました。
LINEで届くECサイトからのお知らせは、3人に1人が「全アカウントを読んでいる」
ECサイトからのお知らせを受け取るSNSとしては、LINEと答えた人が最も多く（79.7%）、いずれの年代でもTwitter、Facebook、Instagramを上回りました。
LINE」でメッセージを受け取っているECサイトは、40.8%が2～5アカウントと回答し、34.9%がすべてのアカウントのお知らせを読んでいると答えました。
LINEメッセージ、プッシュ通知の方が、メルマガよりも購入意欲が高まる
ECサイトからのお知らせをメルマガで受け取っている人のうち、メルマガが購入のきっかけになると答えた人は44.3%。一方、LINEメッセージで受け取っている場合は79.5%、プッシュ通知は71.7%で、メルマガよりも高い結果となりました。
メルマガ読者の6割超は、見出しを見て、気になるものだけ読む
メルマガについて、61.2％が「見出しを見て、気になるものだけを読んでいる」と回答。注目するキーワードとしては、「セールと答えた人が最も多く」（56.8%）、次いで「割引クーポン」（51.5%）、「ポイント」（40.8%）と、お得感を想起させる言葉が上位にあがりました。
メールに比べて、プッシュ通知やSNSの効果の高さがうかがえますね。上記の他、集計データをまとめた調査結果レポートは以下のサイトでダウンロード提供されています。関心がある方は入手してみてください。
Marketing Research Camp
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