Eコマースは年々大きなものとなってき、今までにないほどの広がりを見せています。これは、たくさんの消費者が自宅で商品を買い、郵送して欲しいと思うようになったためです。それにつれて、ユーザーの期待水準も2019年には過去最高になりました。信用できるサイトで買いたい、速くアクセスしたい、良いものが欲しい。
このような背景があり、コンバージョン率について考えるEコマースストアが増えました。この記事では、コンバージョン率を上げる方法をみていきます。
コンバージョン率の基準
まずは、コンバージョン率の基準を見ていきましょう。コンバージョン率は場所、産業、用いるデバイスなどにより変わります。 以下のデータはMonetateが発表した、2018年の6月から2018年の9月までの三ヶ月毎のデータによるものです。
アメリカの平均が2.33%なのに対しイギリスは4.04%と、高いコンバージョン率を誇っています。2019年の7〜9月の世界の平均は2018年の4〜6月より2.42%低い結果になっています。
Eコマースストアへのアクセス方法もコンバージョン率に影響を与えています。パソコンのコンバージョン率は3.94%なのに対し、タブレット端末は3.78%、スマートフォンは1.84%と低くなっています。
モバイルでのコンバージョン率の低さには様々な理由が考えられます。例えばwebサイトはモバイル機器のためにデザインされていません。そのため、サイトが対応していない、開かないなどの問題が生じる可能性があるのです。そのためここではデバイスに関係なくコンバージョン率を上げられるものを紹介します。
コンバージョン率を上げる6つの方法
これから紹介する6つの方法は、コンバージョン率を上げるために必須なものです。まだ使っていなかったら、今すぐ使いましょう。コンバージョン率を上げ、顧客のリピート率を上げることができます。
-
良い写真を撮ろう
信用を高め、ブランドの価値を高めるために、製品の写真はとても重要です。2019年現在、Eコマースで成功するにはクオリティの高い画像は必須となっています。ConversionXL の創始者ピープ・ラジャは以下のように発言しています。
If I’d have to pick one single thing that would sell a product online, it’s images.
オンラインで製品を売る要素を一つ挙げるなら、それは写真だ。
.
写真を撮るときは、高いクオリティのカメラを使うようにしましょう。そうすることで、webで買い手が写真をズームした時も安心です。
高画質な画像を使うとサイトが重くなる可能性があります。そのため、圧縮を利用しましょう。WebPなどに変換することで、品質を落とさずデータを軽くすることができます。
-
魅了的なものを提供しよう
2つ目は、魅力的なものを提案することです。消費者がお得だと思うものを提供するのは、Eコマースストアの責任です。バイヤーが好みそうな提案をしましょう。例えば
・セール中(例:15%off)
・配送無料
・1つ買うと1つ無料
・無料(配送料のみお支払い)
・ポイント
もし、宣伝終了が近づいているときや商品の残りが少ないのであれば以下のような戦略も使えます。
・残り○個
・セール残り○日
・残り商品が少ないため、お一人様○個まで
Etsyでは、顧客が特定の商品を買ったときや、在庫が少なくなっている場合、連絡する戦略を使っています。何個か例を見ていきましょう。
在庫に限りがあります。
他の人のカートに追加されました。
-
サイトのスピードアップをしよう
2019年の今、サイトの速さは必須の要素です。オンラインのユーザーは年々遅いサイトに対して不満を感じるようになりました。つまり、Eコマースストアを運営するのであれば。なるべく速く作動するwebサイトを作らなくてはなりません。Webサイトを早くする方法は私たちの他の記事でも紹介しています。
おすすめはCDNを使うことです。写真やGIF、ファイルなどを CDNのサーバーに置くことができます。アクセスがあったとき、オリジナルサイトではなくCDNの一番近いサーバーから直接コンテンツを提供します。これによりスピードを上げることができます。
-
モバイル機器を考慮しよう
モバイル機器を使っているユーザー数は年々上昇しています。2014年にはパソコンを使っている人数を超え、その後も下がる気配はありません。
Eコマースストアにモバイル機器でアクセスする人が多いと言うことは、それに対応するサイトを作ることが重要になってきます。Google のPageSpeedではモバイル機器とパソコン両方のアクセススピードを測ることができます。
-
ビデオやGIFを活用しよう
画像は製品の情報を伝えるためにとても良い手段です。しかし、製品によってはGIF ビデオを使う方が良いこともあります。GIFビデオを使うことにより、顧客はどのような製品なのかを見ることができます。
ビデオは本来解決できなかった問題を解決するために使うこともできます。例えば洋服ブランドなら、ライフスタイルのビデオを作り欲しいカスタマー層を見せることができます。時間と労力がかかりますが、ビデオはwebサイト訪問者の心を強く掴みます。その価値はあるはずです。
ビデオやGIFでも、写真のように表示し続けることが大切です。しかし、ビデオの要領は大きく、webサイトを遅くしてしまう可能性があります。適切な方法を使い、ビデオやGIFを使いながらも速さに影響を及ぼさないようにしましょう。このサイトでもそのような記事を書いています。
-
メールで呼び寄せよう
コンバージョン率を上げる方法として、サイトの顔見知りをターゲットにするものがあります。もし、購入をしておらずカートをそのまま残している場合、メールを送りましょう。MailChimpやKlaviyoなどのサービスを使えば、自動的にメールを送ることができます。このメールで、まだカートに製品が残っていることを伝えます。クーポンなどを利用して、購入を促すこともできます。
このメールは3〜4通ほどが良いでしょう。これ以上多いと訪問者を不快にさせる可能性があります。
また、Google AdWordsやfacebook Adsをしようしているなら、サイトに興味を持っている人、アクセスしたことのある人に宣伝することができます。過去のブラウジングイベントを参考に、ターゲットを決め、訪問者がまた来るような広告を表示することができます。メールと同様に、特にクーポンをつけることは高い効果があります。
まとめ
Eコマースはものすごい速度で変化をしています。競争に負けないよう、最適な方法でストアをより良くしていく必要があります。ここでのリストはコンバージョン率を上げるためにとても良い方法です。採用することで、経験だけでなく売り上げも上げることができますよ。