あなたが自分のブランドのソーシャルプレゼンスの責任者なら、いろいろ明らかにしなくちゃいけないことがありますよね。
あなたの携わるビジネスがフォローを作り出し、顧客へと作り変えていくことができるということは、データに裏打ちされた、以下のような質問に答えることを意味しているからです。
例えば、どのソーシャルネットワークに時間と予算をかければいいの?
最も優れたコンテンツはどれなのか?
ブランドのソーシャルプレゼンスがどうビジネスに影響を与えるの?
これらの答えは自分で出さなければなりません。であれば企業は適切なソーシャルメディアの分析ツールにお金を投じる必要がでてきます。
スプラウトの2019年のソーシャルインデックスによれば、マーケティング担当者のうち63%がキャンペーン支出を認めてもらうよう、上司とソーシャル分野への投資収益率(ROI)について議論することになるだろうといわれています。
ソーシャルメディアのROIを測定することは、多くのマーケティング担当者にとって依然として厄介な問題なのです。
でも心配ご無用です。
単一のチャネルに一点集中している場合も、汎用的なソリューションを必要な場合でも、以下に挙げるツールのリストは、ソーシャルメディア分析に不可欠で、ソーシャルプレゼンスの向上とどのようにそれを最適化すればいいかをわかりやすくしてくれます。
1. スプラウトソーシャル
もちろん、Sproutがリストの筆頭にあがります。
大多数のブランドがソーシャルプレゼンスを複数のプラットフォームに分散させていることを考えれば、オールインワンのソーシャルメディア分析ソリューションはものすごく便利です。
初心者のために、Sproutのソーシャルアナリティクスは以下のチャネルでのエンゲージメントと成長を追跡します。
フェイスブック
インスタグラム
Sproutのソーシャルメディア分析機能の中で最も注目すべきものは、共有可能でわかりやすいレポートかもしれません。
たとえば、複数のチャネルにわたるブランドのソーシャル業績の概要が一目でわかるSproutのグループレポートを見てみましょう。このレポートは、チームと共有するために作成されたものであり、分析のためだけにデータサイエンスの学位を取得する必要はありません。
ただし、Sproutのソーシャルメディアレポート作成ツールのシンプルさを侮らないようにしてください。このプラットフォームは、ブランドが自社キャンペーンのKPIを追跡できるように深く掘り下げます。
最高のパフォーマンスのハッシュタグやコンテンツが何かを知りたいですか?スプラウトにはその答えがあります。
それと、今日のブランドにますます重要になってきているSproutの高度なソーシャルリスニング機能を忘れないでください。センチメント分析などのツールを使えば、評判を落とすことなく、数字でブランドの状態を追跡できます。
1つのプラットフォームでデータを分類する機能を使えば、ソーシャルプレゼンスを包括的に理解しやすくなるだけでなく、大幅な時間の節約にもなります。何かと忙しいブランド、ソーシャルのマネジャーにとって便利ですよね。
2. Awario
以前他のガイドが「ソーシャルメディアでリスニング」について述べましたが、ブランドは顧客がタイムリーにやり取りしている会話を意識しなければなりません。
Awarioのようなツールはブランドについて言われていることやウェブ上での業界の会話をトラッキングすることを専門に扱います。
ソーシャルメディアでの発言からブログ圏やレビューサイトで言われていることまで、Awarioは発言の背後にあるリアルタイムでの洞察をもたらすことによって、Awario(気づく)という名前に恥じない行動をします。
Awarioが特に優れているのは、どの発言に優先的に対応するかを素早く決定できることです。たとえば、プラットフォームはどのチャネルが最も多くの発言を得ているかというような発言リーチ数を分析します。
直接に発言されるていることだけではなく、業界に関連したキーワードや用語を分析してソーシャルでのヒアリングを行います。
3. TapInfluence
インフルエンサーマーケティングのブームにより、インフルエンサーキャンペーンに特化したソーシャルメディア分析ツールが必要となっています。
TapInfluenceは、インフルエンサーマーケティングに関する「もしも~したらどうなる?」を排除できる分析プラットフォームです。これには、リーチ数、エンゲージメント率、特定のインフルエンサーの潜在的価値などの測定基準が含まれます。
平たく言えば、TapInfluenceは関連するインフルエンサーを査定し、良いか悪いかがわかるので、アウトリーチ(興味のない人にも影響を与える)前段階でそのインフルエンサーに頼ることが理にかなっているかどうかを理解しやすくなります。
インフルエンサーキャンペーンは、投資収益率のブラックホールになるべきではありません。個々のインフルエンサー測定に加えて、プラットフォームが業界全体のベンチマークに対してのキャンペーン全体のパフォーマンスを測定します。
4. BuzzSumo
厳密にはソーシャルツールではありませんが、BuzzSumoは特定のコンテンツのソーシャルエンゲージメントを分析するのに有能なリソースです。
最新のブログ投稿、Facebook、Twitter、またはPinterest等でのシェアの数を知りたい時は、BuzzSumoからそのデータを入手できます。また関連キーワードと競合しているコンテンツの掲載結果をモニターして、コンテンツマーケティングキャンペーンがどのように競合相手と戦っているかを確認できます。
ソーシャルメディアは、依然としてコンテンツのトップ流通チャネルの1つです。ソーシャルでのシェアを分析することで、どのようなタイプの投稿が最も関与しているかを確認したり、そのデータを使用して独自のコンテンツ戦略を練ることができます。
BuzzSumoは、長さ、発行日、見出しの種類など、最高の成果を上げるコンテンツ変数を理解することができます。
5. Snaplytics
ソーシャルメディアでの刹那的なコンテンツの名声はまさに一時的なものです。
SnaplyticsはSnapchatとInstagram Storiesの分析にのみ焦点を当てています。このプラットフォームでは、オープン率や完了率などの測定基準をもとに、ストーリーの関与がピークに達する箇所や落ち込んだ箇所を確認することができます。
ストーリーベースのコンテンツを最適化するニーズは、現代のブランドでは甘く見ていると命に関わります。
Snapchatは一部のブランドでは支持されなくなったかもしれませんが、ネットワーク上には依然としてミレニアル世代からZ世代にかけての何百万人ものアクティブユーザーがいることを忘れないようにしましょう。
一方、ストーリーはInstagramプロモーションの中で最も魅力的な方法の1つです。ネイティブアナリティクスを超えることは、より見る人を引き付けるストーリーを作成したい、ストーリーベースの広告を掲載したいブランドにとって賢明な戦略です。
6.Curalate
ますます多くのブランドがソーシャルダイレクトでの販売に挑戦しようとしています。
Instagramからの売上げを最大化しようとしている企業にとって、Curalateなどのプラットフォームは、ハイブリッドなバーチャル店舗、分析ツールとして機能しています。
おそらくブランド、またはノンブランドの「Like2Buy」リンクを実際に見たことがあるのではないでしょうか。 Boseのような主要ブランドはソーシャルでの販売にCuralateを利用しています。Instagramのbioを見てみましょう。
クリックすると、ユーザーがダイレクトに買い物をすることができるソーシャルストアフロントが表示されます。
Curalateのプラットフォームは、どの製品が最も多くのクリック数と売上を獲得したかがわかるようになっています。これによりどんな投稿が顧客によってクリックされたのかをわかり、将来のキャンペーンや商品戦略を直ダイレクトに知ることができます。
さらに、Curalateは商品のタグと発言を追跡し、ユーザーが作成したコンテンツキャンペーンの成果を簡単に見つけ出して分析することができます。
7.Keyhole
コンテンツリーチを広げるために、ハッシュタグ分析は必須です。
Keyholeのようなツールでは、業界のリアルタイムのパフォーマンスと、TwitterおよびInstagramのキャンペーン固有のハッシュタグの分析をします。そうすることで、ブランドはピークタイムに宣伝することと、フォロワーの間でどのタグが最も人気があるのかという理解を可能にします。
8. Googleアナリティクス
ソーシャルメディア分析ツールだけではありませんが、Google Analyticsはソーシャルメディアキャンペーンを追跡し、ソーシャルでのROIを測定するのに役立つ最善の方法の1つです。
既に現時点でもウェブサイト上にアクセス数を監視、分析するためのアカウントは設定されていることでしょう。しかし、ソーシャルメディア追跡に直接アクセスしてレポートが作成できることも知っていましたか?
たとえば、各ソーシャルネットワークからWebサイトへのアクセス数を確認、UTMパラメータを使用して特定のソーシャルメディアキャンペーンを追跡できます。
9.ShortStack
通常、ソーシャルメディアコンテストを開催するには、うんざりするほどの作業が必要です。
受賞者を選ぶ過程、プレゼントキャンペーンからのエンゲージメントを分析する過程までをShortStackがかわりにやってくれます。
頻繁にコンテストや景品を扱うブランドの場合は、専用のコンテスト分析ツールを使用して、あなたが明確な理由なしに景品を配っているのではないことが確認できます。 ShortStackは、エントリーデータから長期にわたるキャンペーンの掲載結果まで、あらゆることに注目しています。
ShortStackなどのソーシャル分析ツールを使用してコンテストのパフォーマンスを分析することで、エンゲージメント指標を確認し、どのタイプのコンテストがオーディエンスに最も適しているかを特定できます。
10.メルトウォーター
ソーシャルメディアは、あらゆるPRキャンペーンに欠かせないものです。
無料のメディアに結びついているソーシャル発言を最大限に活用しようとしている企業にかわって、Meltwaterは主にPRにフォーカスしています。 Meltwaterの分析には、トップシェアの情報源、センチメント分析、およびブランドに関連するトレンドコンテンツのテーマが含まれます。
11. SHIELDアプリ
B2B(企業間商取引)のソーシャル経由新規顧客80%の源になるということで、B2BのブランドはLinkedInにますます注目しています。
一方、従業員弁護の必要性が高まっているということは、ブランドが自社ページに加え営業担当者の個人のLinkedInのプレゼンスを追跡する必要があるということです。
SHIELDのような新興のソーシャルメディア分析ツールはそのギャップを埋めるのを助けています。たとえば、SHIELDは従業員のプロフィールとその投稿のパフォーマンスを精査します。いいね、コメント、ハッシュタグを含むコンテンツ分析は、共有する前に従業員が自分の投稿を最適化して最大限のリーチを実現させてくれます。
さらに、SHIELDのチームレポートを使用すると、企業は従業員プロフィールのエンゲージメント(興味を持たれた)とその数を時間の経過とともに並べて見ることができます。
ネイティブのソーシャルメディアデータ分析ツールでは役立たないんですか?
そうですねもっともな質問です。
もちろん、FacebookやInstagramのAudience Insightsなどから収集できる貴重な分析もあります。
しかし現実は?ネイティブツールだけにこだわってしまうと、ソーシャルプレゼンスについて知ることには限界があります。
第三者のソーシャルメディア分析ツールでより多くのデータを提供できるだけでなく、Sproutのような多目的ツールを使用すると、プラットフォーム間を行き来する必要がなくなります。時間を節約できるだけでなく、あれこれ考えずにキャンペーンがプラットフォーム間で効果をあげられているか数字で見ることができるんです。
分析するのにブランドが必要とするものは、もちろん企業によって異なります。そうは言っても、データを収集する際には、「多ければ多いほどいい」ということになります。
ではまとめます。
どうすればソーシャルメディア分析ツールでビジネスを拡大できますか?
これらすべてのツールから導き出される結論は?マーケティング担当者はデータを所有する必要があります。
そのようにするのは、データ駆動型のキャンペーンを実行しプラスのROIが得られるということと、単に何も練らずにすぐにやってみることとの違いが生まれます。
今日ブランドが持つ、ソーシャルメディア分析ツールを介した情報量は相当に大きなものです。どんなツールを蓄えるかにかかわらず(Sproutがうち1つになることを願っています)、将来する予定のキャンペーンを最大限に活用しデータを深く掘り下げていきましょう。