YouTubeチャンネルを育てるには、自分のターゲット層を理解するところから始まります。そして実際に今すぐできることを集めるベストな場所が、YouTubeアナリティクスなのです。一気に観たい!と思わせるあなたの動画は一体どれなのか、知りたいですか?あなたの視聴者の多くがどこから来ているのか、興味はありますか?
その答えは、数回のクリックで手に入ります。
しかし、YouTubeのアナリティクスプラットフォーム自体がデータの宝庫だという事実に対して、その奥深さは全くの初心者にとっては少し圧倒的かもしれません。
それを理由に、今回私たちはYouTubeアナリティクスの中心的な柱をわかりやすく説明するため、このガイドをつくりました。内容は以下を含みます:
・一般報告
・視聴時間とユーザー層報告
・エンゲージメント率報告
・売上報告
YouTubeアナリティクスを測ることがなぜ重要か
核心に入る前に、自身のアナリティクスがどれだけ重要なのかみなさんに納得していただく必要があります。
それはYouTubeのアルゴリズム(その他のソーシャルアルゴリズムのように)を予期することは不可能だからです。このプラットフォームもまた競争社会なのです。
あなたのチャンネルパフォーマンスを最適化するためにできること全ては、プラスになります。YouTubeアナリティクスを通して、以下に的を絞ることができます:
・視聴数、視聴時間、ユーザー層、エンゲージメントにおいて最もパフォーマンス上位の動画
・ターゲット層に関連性のあるコンテンツ(やり方、チュートリアル、ブログ、ウェビナーなど)
・サムネイル画像、タイトル、動画の長さなどの動画詳細がパフォーマンスにどう影響しているか
簡単に言うと、YouTubeアナリティクスは、あなたの動画マーケティング戦略を導く詳細的なロードマップを提供してくれるということです。
YouTubeアナリティクス:一般報告
YouTubeアナリティクスを初めて見るときは、シンプルにYouTubeアナリティクスのページに直接とんでみましょう。
または、YouTubeスタジオ上の“アナリティクス”タブをクリックしてください。
先ほど言ったように、プラットフォームに圧倒される必要はありませんよ!始める前に、基本を説明していきます。
概要報告
この報告書は、あなたの動画での最近のパフォーマンスを高基準で要約したものです。Googleアナリティクスホームページの、YouTubeバージョンだと思ってください。
見ただけでわかりやすく、概要報告ではあなたの数値が上がっているか教えてくれます。視聴時間や視聴数などのエンゲージメント率のメトリックスを見ながら、全体のパフォーマンスに対する簡易化されたスナップショットを提供してくれます。
これは“事実だけ”レポートのいい例なので、あなたのYouTubeチャンネルアナリティクスをじっくり読み込む時間がないときも役立ちます。
リアルタイム報告
驚くことはありません。この報告書は、リアルタイムで視聴中の人々を含んだ、あなたの最新動画に対する視聴回数の概算を見せてくれます。あなたが動画コンテンツを頻繁に出している人なら、新しい動画の内どれがエンゲージメント率において急激な上昇を見せているか教えてくれます。
リアルタイム報告は2つのグラフを表示します:1時間ごとのものと、1分ごとのものです。グラフの両方が視聴者の地域と時間帯を含んでいます。
YouTubeアナリティクス:視聴時間とユーザー層報告
これら2つの報告書が、YouTube最適化にとって最も重要だということは間違いありません。
なぜなら、視聴者が高視聴率、高定着率であなたのコンテンツを消費しているのなら、正しい道を走っているのだと確証になるからです。これらのメトリックスが、最終的にあなたのYouTubeアナリティクスの結果になるわけではないですが、動画戦略を微調整するためには欠かせない存在です。
視聴時間報告
この報告書は、視聴者定着率の総合的な詳細をまとめるために、全ての視聴元からデータを集めています。これらの情報元には、YouTubeホームページ、プラットフォーム上の埋め込み再生そして携帯YouTubeアプリを含みます。また、個々の動画で視聴時間を比べることもできます。
注目すべき視聴時間メトリックスは以下を含みます:
・平均視聴率:再生された動画の視聴平均値。
・平均視聴持続時間:再生された動画の秒刻みの平均の長さ。
・視聴時間の推測分数:特定のチャンネルや動画、プレイリストでユーザーが観た動画の分数。
・ユニークポイント:動画を観たユニークな視聴者数。この数は、ユニークなクッキーの数を元にしていて、複数のデバイスやブラウザを使用しているユーザーはダブルでカウントされる。
・視聴者率:動画やプレイリストを観ているときにログインしている視聴者率。
・視聴数:チャンネルや動画に対する正確な視聴数。
・視聴時間:ユーザーが一つの動画を観た時間数。
ユーザー層定着率報告
この報告書は、あなたの視聴者たちが実際に動画をどれくらい気に入ってくれているのか、理解する手助けになります。
これらのメトリックスとパーセンテージを元にすると、あなたのパフォーマンスレベルがトップのコンテンツ内で共通した傾向が見えてくるはずです。逆に、定着率の低い動画間での相互関係を発見することもできます。
全体のトレンドを超えて、確実なユーザー層定着率のカーブを見ることで、あなたの動画でどの部分が一番人気なのか教えてくれます。YouTubeは、初めの15秒でどの動画も視聴率が落ちることから、その15秒間に集中するよう推奨しています。また、その他の関連性のあるユーザー層定着率を活用して、似たような長さのYouTube動画と自分の動画を比べることもできます。
定着率は、自然に起きる視聴率やスポンサーによって支払われているスキップ可能な動画広告への視聴率、また同じように収入のある表示広告への視聴率によってより深く詳細化されます。
・自然に起きる視聴率:ユーザーの意図から成る直接的な結果である動画視聴数。視聴者が動画を検索したり、おすすめ動画をクリックしたりチャンネルを閲覧したりするとき、視聴率の上昇は自然に起きるものだと考えられる。
・スキップできる動画広告:動画の前に自動的に流れる、5秒後にスキップできる広告への視聴率。
・表示広告:ユーザーが表示広告から動画を観た際の視聴数。検索結果に見る広告やその他の動画視聴ページでの広告を含む。
定着率メトリックスは、あなたが自身のYouTube動画を改善するためにできることを探しているとき、実際に役立つ情報を提供します。
あなたの動画には初めの数秒間で“パンチ”がないのかもしれません。初めは調子が良いのに途中から視聴者を逃しているのかもしれません。これらの情報がまさに、あなたのYouTubeアナリティクスをチェックしておくべき理由なのです。
再生ロケーション報告
協力者やパートナーと働くみなさんにとって、このレポートは興味深いはずです。あなたの動画がどこで再生されているか、ここで見ることができます。YouTubeに元々あるのか、その他の場所に埋め込まれているかで異なります。
例えば、他のウェブサイトやYouTubeに直接に埋め込まれている動画から、何人の視聴数が生まれているか見ることができます。YouTubeで再生されているなら、それが動画の特定ページから観られたのか、チャンネルページから観られたのか知ることが可能です。
簡単に言うと、視聴者率が発生する際、ユーザーがあなたの動画を観ている場所で、再生中のハイライトを報告することで、人々はあなたのコンテンツを見つけだしています。この報告書で注目しておきたいメトリックスは以下を含みます:
・YouTube視聴ページ:動画の特定ページからYouTubeで動画が視聴された。YouTubeのどこで観れる動画なのかの特定的なURL。
・YouTubeチャンネルページ:チャンネルページから直接の視聴数(例:youtube.com/user/SproutSocial)。
・その他のYouTube:特定のブラウザでは、YouTubeのどこで動画が閲覧されたか感知できないものもある。おそらくこれらの視聴数はYouTubeの閲覧ページで起きている。
・外部のウェブサイトやアプリへの埋め込み:その他のウェブサイトやアプリがあなたの動画を埋め込んだためにそこから再生された動画の視聴数(以下例)。
明確化すると、YouTubeの閲覧ページは、シンプルに動画がどこで再生されたのかのURLを示すものです(ウェブサイトへの埋め込みに対してYouTube上、などが例)。
視聴率再生元報告
注目しておきたいもう一つのカギとなる報告書が、視聴率再生元報告です。視聴者があなたのコンテンツを見つけるために使用したサイトやYouTube機能を見せてくれます。
視聴者が直接YouTubeで検索しているのか、おすすめ動画のサムネイルをクリックしているのか、またはソーシャルネットワークからのリンクを辿っているのかを理解することで、あなたの最適化戦略やプロモーション活動がきちんと機能しているのか、知ることができます。
この報告書でハイライトされている視聴率再生元:
・YouTube検索
・おすすめ動画
・閲覧機能
・プレイリスト
・YouTubeチャンネル
・YouTube広告
・ビデオカードや注釈
・通知
・その他のYouTube機能
・外部情報元
・直接的または不明な情報元
デバイス報告
最後になりますが、よく見る報告書のリストの一つとしてデバイス報告を追加することをお勧めします。この報告書は異なるデバイスでの情報を集めてくれます―PCや携帯電話、タブレット、ゲームコンソールそしてテレビ―また、あなたの動画をユーザーが観る際に使用している操作システムなどを含みます。
このデータは、あなたの広告とユーザーとの接触率戦略の両方に情報を提供します。同じように、あなたがシェアしているコンテンツの種類にも影響をもたらします。あなたの視聴数の大部分が携帯デバイスからであれば、今つくっているその20分のチュートリアル動画を、より短い一口サイズに変えた方がよいかもしれません。
人々が“どこ”“いつ”“どうやって”動画を観ているのかを分析することは、Spruot Socialのようなツールの重要性に語り掛けています。例えば、私たちのYouTubeリリース機能を使えば、ユーザー層のエンゲージメントに合わせて投稿や投稿のタイミングを最適化することができます。また、あなたの動画をソーシャルからYouTubeそしてその逆と、交互に投稿することもできます。
YouTubeアナリティクス:エンゲージメント報告
もちろん、動画パフォーマンスを測るときの全てが視聴数だとも限りません。YouTube動画アナリティクスは以下を含む様々な報告メトリックスに分かれます:
・高評価
・低評価
・コメント
・サブスクライブ
・シェア
これらのメトリックスはあなたのつくるコンテンツごとに優先順位が付けられています。
例えば、チュートリアル動画はコメントの行き来が促されるカスタマーサポートツールとして使用できるかもしれません。そんな中、エンターテインメント目的でリリースされた動画は高評価やシェアを狙っていくでしょう。
サブスクライバー報告
フォロワー数に固執してしまうのって、全員ですよね?この報告書はYouTube同様、異なるコンテンツ、時と場所であなたがどのようにサブスクライバーを得て、失ったのかを探ります。
手短に言うと、この報告書は文字通り、どのコンテンツがサブスクライバーを呼んでいるのか、どこから来ているのかを教えてくれます。またどこでサブスクライバーを失ったかも知ることができます。
高評価&低評価報告
この報告書は見たらすぐわかりますが、ハイライトする価値はあります。あなたの動画での高評価と低評価の変化を見せてくれます。高評価と低評価の増加数から高評価と低評価の損失を引いてくれます。
YouTubeエンゲージメントへのあなたのアプローチは、全体論的であるべきです:多くの高評価を受け取っていないからといって慌てないでください。結局のところ、視聴者は高評価していなくてもシェアしたりコメントしている場合も多いのです。
しかし、あなたの動画にどこからともなく低評価の数が増え始めたら心配した方がよいでしょう。悪ふざけの人や競合相手からたまにくる低評価は起きてしまうことですが、あなたが罠を仕掛けたりしてなければ、ヘイトの波を心配する必要はありません。
プレイリスト上の動画報告
この報告書は、あなたの動画が視聴者のプレイリストに何回追加されたか、削除されたかを見せてくれます。これには、カスタムのプレイリストだけでなく、“後で観る”や“お気に入り”などのデフォルトのプレイリストも含まれます。
あなたの動画がどのプレイリストに追加されているのか知ることは、役立つボーナスです。例えば、長めのチュートリアル動画が人々によって集められていると気付いたら、その手の動画をもっとつくるべきです。
この報告書で注目したいメトリックスは以下を含みます:
・プレイリストでの平均時間:プレイリストが再生された後にプレイリストの動画をユーザーが観た時間の長さ、分数の平均予測。
・プレイリストの始まり:ユーザーがプレイリストを再び再生した回数。これにはウェブ上で起きるプレイリスト視聴数も含まれる。
・プレイリストに追加された動画:YouTubeプレイリストに動画が追加された回数。これには動画の所有者のプレイリストやその他のチャンネルのプレイリストも含まれる。
・プレイリストから削除された動画:YouTubeプレイリストから動画が削除された回数。
・プレイリスト1再生ごとの視聴数:プレイリストの各再生ごとに起きた動画数の平均。これにはウェブ上で起きたプレイリスト視聴数のみが含まれる。
コメント報告
この報告書は、あなたの動画に何人の人がコメントしたのかをまとめています。
ソーシャルコメントのように、YouTubeのコメント欄はあなたがユーザー層と意見交換をする場所を意味します。また、あなたのコンテンツに対して人々がどう感じているかの情報を得る場所でもあります。
人々がコメント欄であなたへの愛を示しているのなら、必ずそれに合った返答をしましょう。返答時間は極めて重要で、カスタマーサポートやチュートリアル動画は特にそうです。
シェア報告
この報告書は、YouTube上で“シェア”ボタンを使って、FacebookやTwitterなどの他サイトも含めて、あなたのコンテンツがシェアされた回数を表示してます。
シェアは、プロモーションのカギとなる要因だということは明らかで、商品中心の動画やニュース速報などのコンテンツをリリースする人なら特に重要です。あなたのソーシャルチャンネルを使って頻繁に自身のYouTubeコンテンツをスケジュールし促進しているなら、この報告書は注目する価値アリです。
カード報告
人気の意見とは裏腹に、動画は視聴者にとって受け身の体験である必要はありません。
今はもう使われていない注釈の代わりとして働き、カード使用を通して、マーケターは彼らのYouTube動画をよりインタラクティブなものにできます。カードの種類によって、画像やタイトル、行動喚起などを追加できます。
この報告書は、デスクトップや携帯電話、タブレットを使って、あなたの視聴者がカードとどんなやり取りをしているのか教えてくれます。この報告書で注目すべきメトリックスは以下:
・クリック:カードがクリックされた回数。
・クリック率:カードのクリック率。カードへの反応対クリックの割合を計算したもの。
・反応:カードが表示された回数。カードパネルが開いているとき、各動画カードに対する反応が記録される。
・ティーザークリック率:カードティーザーのクリック率。カードティーザーへの反応の合計数に対するカードティーザーのクリック数の割合を計算したもの。
・ティーザークリック:カードティーザーが表示された回数。一つの動画視聴はティーザーに対する複数の反応を生む。
YouTubeアナリティクス:売上報告
YouTubeは、これまでの数年間でたくさんの“アポカリプス”を見てきました。それと関連して、身近で広告フレンドリーなコンテンツを投稿するビジネスは、彼らの売上にしっかりと目を向けておくべきなのは明らかです。
あなたがYouTubeのパートナーでアドセンスアカウントを持っているなら、いくら収入を得ているのか知るための追加の報告書にアクセスすることができます。
売上推測報告
この報告書は、パートナーコンテンツや取引、YouTube Redや広告関連の売上を詳細化したものです。この報告書で注目しておきたいメトリックスは以下を含みます:
・広告収入:選択された日付と地域で、Googleで売られた全ての広告元からの売上(総収入ではない)の合計を推測したもの。
・売上:選択された日付と地域で、Googleで売られた全ての広告元と非広告元からの売上(総収入ではない)の合計を推進したもの。
・Redパートナー総収入:選択された報告測定からYouTube Redのサブスクリプションから稼いだ総収入を推測したもの。音楽コンテンツとそうでないコンテンツ両方を含む。
YouTubeアナリティクスでの売上推測は、投資回収機関の最終調整により最終的な支払いと同じにならないこともあると、YouTubeは記載しています。
広告率報告
この報告書は、異なる各広告タイプが時間が経つにつれどんなパフォーマンスを見せるか認識します。この報告書で注目しておきたいメトリックスは以下を含みます:
・広告タイプ:当の広告形式とその購買プラットフォーム。
・広告に対する反応:広告に対する実証済みの反応の数。
・収益化再生:視聴者があなたの動画を観て少なくとも一つの反応を見た際に計算された、収益化再生の数。
・再生ベースのCPM:1000回の再生に対する総収益の推測。
あなたのチャンネルを育てるためにYouTubeアナリティクスを活用していますか?
わかります:学ぶことがいっぱいですね!しかし、自分のチャンネルの数値を分析することは、今のコンテンツを改善するためだけではなく、将来にどんなものがつくりたいか考えるためにも極めて重要です。
YouTube自体を超えて、あなたの動画戦略をレベルアップするために、Sprout Socialのようなツールの手助けも考慮してみてください。
プラットフォームを超えた相互投稿や資産管理だけでなく、私たちのプラットフォームは、あなたのYouTube戦略とソーシャルキャンペーンをスムーズに合体させたいみなさんを応援します。