スマートフォンでおいしいグルメ情報を入手したり、買い物したり、コンサートのチケットを予約したりと、私たちのスマホ体験の可能性は日々広がっています。そんなモバイルアプリの市場の変化は著しいものがあり、統計データでみると興味深い動きが見られたので、ここでご紹介します。
- 2015年の夏、App Storeでは1億以上のアプリがダウンロードされた
Appleによると、アプリのダウンロード数は2015年の夏ついに1億を超えました。ダウンロード数は年々増加しています。いま一番人気のカテゴリは「ゲーム」で、次に「ビジネスアプリ」だそうです。
- Android OSの開発における給料はインドが最低
調査によるとAndroid開発者の給料はインドが最低で、一時間当たり平均26ドル、もっとも給料の高い北アメリカでは一時間当たり168ドルとなっており、両者には大きな差が見られます。
- 2017年までにアプリのダウンロード数は約2700億
増加していくアプリのダウンロード数はこの5年で急激に増加しており、このままいくと2017年に2700億に達すると言われています。
- 現在Android向けアプリは約160万個
Google Play Storeは世界で一番大きなアプリストアで、Android向けのアプリの数は約160万と言われています。一方、2番目に大きいAppleのiTunesストアでは150万のアプリが提供されています。
- Androidで人気のアプリはそれぞれ10億ダウンロード以上
GmailやGoogle Maps、YouTube、Facebookなどの最も人気な12のアプリはそれぞれが10億回以上のダウンロードが行われています。
- 2015年もっとも使われたアプリは「Facebook」だった
Facebookはアメリカのスマホユーザー76.8%が利用しているという調査結果が出ました。続いて、Facebook Messenger、YouTube、Google Playが多くのアメリカ人に使われていることが分かりました。
- AndroidよりもiOSの方が収益を上げている
Android向けのアプリのダウンロード数を超えるOSは他には見当たらないものの、収益に関してはiOSの方が頭一つ抜けていることが判明しました。ダウンロード数はAndroidの方がiOSの2倍なのに対して、収益はiOSがAndroidよりも75%多いそうです。
- 2015年にもっとも伸びたカテゴリは「カスタマイズ」だった
調査期間で332%も伸びたカテゴリが「カスタマイズ」です。着せ替え壁紙や絵文字など、自分の端末をセルフカスタマイズするアプリがそれに該当します。続いて「ニュース・雑誌」カテゴリが135%の大きな伸びを記録しました。
- スマホユーザーはゲームに一番時間を使う
スマホユーザーは、利用時間の43%をゲームにあてて、26%をSNSに使っていることが分かりました。一方で、フィットネスやヘルスといったライフスタイル系のアプリには1%しか時間を割いていないことが分かりました。
- プッシュ通知はユーザーのエンゲージメントを高めることに成功した
プッシュ通知はアプリのエンゲージメントを高める方法としてとても効果的です。調査によると、ニュースアプリでは28%、SNSアプリでは60%のエンゲージメントの増加が確認されたそうです。
どうでしたか?
モバイルアプリ開発の際のヒントになれば幸いです。
この記事は「
15 things you probably never knew about mobile apps
」を翻訳・引用したものです。