まさに今、2019年に向けてソーシャルメディアマーケティング戦略の計画を開始する時です。
そうすれば、あなたのビジネスにおけるソーシャルメディアマーケティングのさらなる成功のための鍵となるでしょう。
新年を迎える前に、既存のソーシャルメディアマーケティング戦略を見直して、効果的であったものと改善の余地があるものを見直すことは良いことです。
過去のキャンペーンやソーシャルメディアへの投稿、高い成果を得られるチャンネル、分析を詳しく見直すことで、2019年への準備も整います。
ソーシャルメディアの状況は急速に変化していますので、戦略を確実に成功させる為に、毎年最新のトレンドを掴んでおくことが重要です。
ここに2019年を見据えた6つの主要な傾向があります。
ファンによる愛着心がこれまで以上に重要となる
Facebookは、2018年の早い段階で、最新のアルゴリズムの一環として、対話形式を重視することに焦点を当てると発表しました。
これは、彼らのアルゴリズムにとって好都合なコンテンツを始めるということです。
そのコンテンツは、多くのページマネージャーがより魅力的に作成するよう指示し作成された、リアルな会話を促すものでした。
オーガニックリーチ、すなわち有料広告を使わない投稿へのアクセス数の獲得がより厳しくなるにつれて、以下のようなコンテンツを目指すことが生き残る唯一の方法と言えます。
・関心を引くものであること
・好ましいものであること
・魅力的なものであること
アルゴリズムはよりスマートになっていきます、というのも真に顧客の愛着心を掴むことへの近道はないからです。
人々が好むような投稿をし、コメントをもらったり、投稿の共有を促すだけではもはや十分ではありません。
ソーシャルプラットフォームは顧客の関心稼ぎの技術を無くそうとしているため、このような技術を使うことで、長期的に見ると既存獲得しているリーチを失う危険があります。
したがって、より顧客の関心を買うための「不正行為」はやめ、フォロワーに引き続き響くようなチャンネルになるように、戦略を改善することを考え始めましょう。
インフルエンサーのマーケティングとマイクロインフルエンサーの増加
インフルエンサーのマーケティングは、マーケティングツールの組み合わせを確立したものになりつつあります。
インフルエンサーは有料のスポンサーを通して数千ドルを稼ぐことが出来ます。
そのためブランドは常にキャンペーンに最良のインフルエンサーを探しています。
インフルエンサーのマーケティングが成長するにつれて、影響力の強いインフルエンサーは中小ブランドにとってより高価な存在になっていきます。
インフルエンサーのマーケティング力への関心と、彼らを雇う予算が適切かというギャップを埋めようとする時が、マイクロインフルエンサーが参入する時です。
マイクロインフルエンサーは有名人との繋がりはないかもしれませんが、彼らは自身のフォロワーへの影響は大きいと思われます。
4万人のフォロワーでも、彼らがブランドのターゲット層にとって適切なインフルエンサーならば、ブランドにとって文句はありません。
例えば、食品ブランドは、予算の20倍を要求するかもしれない有名シェフよりも、3万人のフォロワーを抱える人気上昇中のフードブロガーと協力する方が、より良い結果を得ることが出来ます。
LinqiaのCOO であるDaniel Schotland氏はインフルエンサーマーケティングの傾向の変化についてこう語りました。
「顧客が我々を選ぶのは、有名人やInstagramの最先端の情報を受け付けないからというよりも、認知度だけの話ではなく、マイクロインフルエンサーがドルを動かしていると言えるからです。
私たちは、ブランドが行動を起こそうとするならば、狭い範囲に強い影響力のあるインフルエンサーと共に行うべきであると気づきました。
私たちは何十万人ものフォロワーを抱えるマイクロインフルエンサーが、売上の指標を大物の対抗相手よりも増やしてきたところを再三見てきました。
例えば、今年の初め、Linqiaはビール会社と共同し、ターゲット層の購入意欲を3倍に上げました。
クリスマス前のこの最後の数日に、消費者を呼び込み製品を購入してもらうことを目標とするなら、有名人と一緒に行くのではなく、マイクロインフルエンサーと一緒に行ってみてください。」
また、マイクロインフルエンサーが勝利を収め続けるのと同様に、ナノインフルエンサーやフォロワーが1万人未満のインフルエンサーも台頭する傾向にあります。
彼らは大衆に対しての影響力はないかもしれませんが、彼らの仕事や、強烈な社会的存在感、または彼らの特定の業界/トピックに対する情熱などによって、フォロワーに大きな影響を与えることができます。
ナノインフルエンサーは莫大な予算は必要としませんが、ブランドにとってぴったりなものを見つけるのに、リサーチに充てる時間をもっと増やす必要があるかもしれません。
彼らはインフルエンサーのマーケティングの世界ではまだ新参者なので、彼らの価値に合った関係性を模索中であり、時間がかかる可能性があります。
また、毎日何千ものメッセージに対処する必要がないため、彼らには簡単に連絡を取ることが出来ます。
販売促進のためのソーシャルメディア
ソーシャルメディアは、すでに製品の検討段階で顧客の助けとなっています。
ブランドはソーシャルチャネルを通じて商品を宣伝することができ、顧客は購入前に商品について知ることができます。
ソーシャルメディアはもはや認知度と人気だけではなく、ビジネスファネルでの検討と販売促進のためのツールとして進化しています。
Mary Meekerの2018年のインターネットトレンドレポートによると、ソーシャルメディアを通じて製品を見つけた人の内55%が、後で商品を購入したと回答しました。
Facebookは、InstagramとPinterestのフォローアップを通じて、人々が新製品を見つける最初のチャンネルのようなものです。
この傾向は2019年にはどうなるでしょうか?
ブランドは、この傾向を踏まえて販売戦略を改善する絶好の機会を有しています。
人々の信頼を得るために、すべてのメッセージで必ずセールストークをする必要はありません。
ソーシャルメディアは、あなたの話を伝え、対価を向上させてくれます。
あなたの製品をオンラインで見た人に対してすぐに、簡単にかつスムーズに販売をすることが出来るかはあなた次第なのです。
AIと顧客サービス
ボットや自動メッセージは、すでに多くのブランドが顧客サービスとして行なっています。
ソーシャルメディアにより、顧客はブランドに簡単にアクセス出来るようになりました。
反応の速さに関する期待が高まっていることが分かります。
Chatbotsは、Facebookのメッセンジャーを通して人気を博し始めました。
ブランドが、更なるカスタマーサポートは融合する方が簡単だと気づいたからです。
すべての顧客が、これがブランドに呼び寄せる最良の方法であると確信していたわけではありませんが、最新の体験でボットの知能とプログラミングが強化されており、採用率は高くなっています。
より多くのブランドが、ボットができるだけ本物に近いものに見えるように、プログラムの改善に時間を費やしています。
それがボット自身に性格を与えることであろうと、出来る限り多くの顧客からの質問を単に予測することであろうと、ボットの機能は大きく進歩しました。
AIはまた、よくある質問への回答を希望する顧客への自動メッセージの提供も可能です。
ブランドは、同じ質問に繰り返し答える時間を節約出来る一方で、顧客の満足を得られるようにメッセージを設定することが出来ます。
2019年はソーシャル・カスタマー・サービスの一環としてのAIの導入がさらに増え、より多くのブランドが、顧客が出来るだけ早く自分の質問に対する回答を見つけられるようにする時が来るでしょう。
Stories, stories, stories
ストーリーはどこにでもあります!
24時間だけ見ることが出来るバーティカルフォーマットを採用したビジュアルコンテンツとしてはSnapchatから人気が出て、すぐにInstagramによってコピーされ、全年齢の人々が使える世界的なトレンドに変わりました。
Snapchatは、既存の方法との関連性を保つために苦労したかもしれませんが、今ではStories to InstagramやFacebook、Youtube、そして直近では、LinkedInでも見られるようになってきました。
Facebookは日々の投稿にストーリーを統合しようとしていますが、現在4億人以上の人々は、毎日Instagram でストーリーを使用しています。
広告主は、Instagram Stories上での広告は、SnapchatとFacebookが現在の誇大宣伝と需要を引き続き行なっていることからも、非常に効果的であることをすでに認識しています。
ストーリーズを成功させるには?
ストーリーとはどういうものであるべきでしょうか。
・簡単に作成できる
・楽しく魅力的である
・アップロードする前に編集をたくさんする必要はない
・本物である
・24時間以上あるとは限らないもの
偽物のフォロワーの終わり
Instagramは現在、ソーシャルメディアの世界で最も人気のあるアプリの1つです。
インフルエンサーは、視聴者を増やし、彼らから高い評価を得ることで、アプリから恩恵を受けています。
しかし、Instagramのアカウントのいくつかが、人気を高めるために作為的にフォロワーの数を増やしていたことは明らかでした。
多くのサービスで偽物のフォロワーが使われており、Instagramは遅かれ早かれこの状況を止めなければならないことが分かっていました。
ちょうど先月に、Instagramは、人気をあげるためにサードパーティのアプリを使用していたアカウントから、不正ないいねやフォロー、コメントを削除し始めたと発表しました。
彼らは実際にそのような活動を特定する機械学習ツールを構築し、将来に亘って起こらないようにしています。
これはInstagramにとって、人々(およびブランド)が真の関心と愛着心を持って、コミュニティを成長させることができると人気のソーシャルネットワークとしての評判を、これからも維持するための大きな一歩です。
変革は始まったばかりですが、2019年には、コミュニティ内での実際の影響と比較して、フォロワーの数はそれほど重要ではないことが証明されるでしょう。
ブランドのように、既存のものに魅力を感じていない場合、フォロワーを増やすためにそれらを追いかける必要はもうありません。
あなたのコミュニティを組織的に成長させるのにもっと時間を割き、(偽の)フォロワーやライクスの急落を避けてください。
これらの傾向から何を学ぶことができるでしょうか?
2018年はソーシャルネットワークにとって大きな年であり、現在の予測以上に将来に影響を及ぼす可能性があります。
信頼性、透明性、本物の愛着心、真のフォロワーを増やすための小さなステップとなりました。
道のりはまだまだ遠いですが、最新のトレンドに注目することはブランドにとって重要です。
ソーシャルメディア戦略に上記のことを適用し始めるべきでしょう。
もはや使えなくなるかもしれない古い技を主張するのではなく、むしろ曲がり角の一歩先を進むべきです。
あなたにとってより良いチャンネルを見つけ、より多くの時間と費用を費やして、常に視聴者の声に耳を傾けてください。
彼らはあなたのソーシャル戦略を改善するのに何が必要か、貴重な意見を提供してくれることでしょう。