現在、数ヶ月ごとに変化していくソーシャルメディアのランドスケープについていくのがやっと、という方が多いのではないでしょうか。あなたが、ソーシャルメディアのマーケティング戦略をマスターした時、アルゴリズムとその特性の最新情報に驚くことでしょう。これは、利用者行動と購買傾向に影響します。なので、既存の戦略に影響する最新のソーシャルメディアの統計に注意を払うことは、マーケターにとって大切なことです。
インスタグラムのようなソーシャルプラットフォームは、ユーザー数で着実な成長を見せています。2014年以来、プラットフォームは、毎月のアクティブユーザーが1億人以上の年間増加を見せています。
2017年9月から2018年6月の間には、インスタグラムの毎月のアクティブユーザーが2億人に達しました。これらの数字は、ソーシャルメディアのランドスケープが数年、または数ヶ月で劇的に変化することを示しています。これは、定期的にあなたのオーディエンスがどこにいるのか、そして彼らとどのように繋がっているのかを把握することが大切であることを意味しています。そのため、既存のソーシャルメディアマーケティングの取り組みを向上させるために、この記事では、ソーシャルメディアの統計と傾向をまとめています。
以下が、2019年あなたが必要になるであろう65個のソーシャルメディア統計です。さっそく1つづつ見ていきましょう。
Facebookの統計
時折変動するにも関わらず、Facebookはユーザー数で着実な成長を続けています。2018 Sprout Social Indexによると、ソーシャルマーケターから最も支持されているソーシャルプラットフォームメディアとされています。それでは、Facebookに関する最新のソーシャルメディア統計を見ていきましょう。
1 公共広告の97%が、一番便利なソーシャルメディアプラットフォームとしてFacebookを選んでいます。
2 Facebookは、ユーザー数で着実な成長を見せています。2018年10月には、なんと20億人に達しました。
3 AlexaとSimilarWebの、最新グローバルウェブサイトランキングでは、YouTubeが第二位にランクインし、Facebookは第三位に格下げしたと伝えています。
4 アメリカの大人のユーザー数には、あまり変化が見られず、2018年、Facebookを使用しているという人は68%。この数字は、2016年にとったアンケートと全く同じ数字でした。
5 ユーザーの四分の三が、日常的にアクセスしています。
6 最新のソーシャルメディア統計によると、若者たちの間で、Facebookの利用が徐々に減ってきています。2015年では71%、現在は、51%にまで減ってしまいました。
7 YouTubeに次いで、Facebookでも多くのビデオが見られています。消費者の40%が、Facebookでビデオを見ていると回答しています。
8 Facebookは、ソーシャルマーケターにとって宣伝できる場であり、そのうち70%が自分の目標を達成するために最も便利なものとして、Facebookの広告を選択しています。
9 83%の人が広告費を払っています。
10 3年間でユーザーあたりの収益を2倍にすることができました。2018年は前年比に比べ42%増え、第一四半期で132億円の収益がありました。
11 地元企業のページは、6千5百万件にまで達しました。
12 ブランドの各Facebook投稿あたりのエンゲージメント率の中央値は0.16%です。
インスタグラムの統計
インスタグラムは、毎月のアクティブユーザー数で着実な成長を見せています。そして、機能とインターフェイスの面で、多くの変化がありました。その中でも最も大きな変化は、ユーザーが最大60分の動画を投稿できるIGTVの導入です。2019年を先取りしたいマーケターは、インスタグラムの統計に目を光らせておくべきです。
13 最新のソーシャルメディア統計によると、毎月のアクティブユーザーが10億人に達したと伝えています。
14 2015年、若者のインスタグラムの利用が52%だったのに対し、今では72%と驚きの増加を見せています。
15 2016年以降、大人のインスタグラムの利用は、7%増え、現在35%が利用しています。
16 エンゲージメントの面でも、InstagramはFacebookをリードしており、ブランドの各投稿あたりのエンゲージメント率は中央値で1.73%です。
17 しかし、マーケターの間では、Facebookをメインで利用している方が多く、Instagramの利用は83%です。
18 これにも関わらず、Merkleの分析によると、インスタグラムを宣伝の場として利用している人は、Facebookに比べ23%多いことがわかりました。
19 1億枚以上の写真や動画がアップロードできる日常的に使えるアクティビティーが充実しています。
20 インスタグラムでは、毎日20億個の ”いいね” がつけられています。
21 全てのバーティカルなブランドにとって、木曜日に投稿するのがオススメです。
22 2018年、フォロワーの増加率は、7-33%でした。
23 動画は、画像と比較して21.2%多くの対話を、カルーセルと比較して18.6%多くの対話を得ます。
24 2018年6月、1日に4億人のアクティブInstagram Storiesユーザーがいました。 2016年の発売以来、3億人のユーザーが増えています。
Twitterの統計
FacebookやInstagramが普及して、忘れ去られがちなTwitterですが、広告主や素早い顧客への対応にとって、とても役立つツールです。
25 ソーシャル広告主の88%が利用していて、これはInstagramを越しています。
26 2018年の第一四半期で、6億6千5百万の収入があり、これは前年比に比べ21%増加しています。
27 この中で5億7千5百万は、広告収入からきています。こちらも21%増加を見せています。
28 この広告収入の半分以上を動画が占めています。
29 2018年5月から6月の間で、Twitterは7千万の偽物や不審なプロファイルを停止しました。これにより、ユーザーの総数が減少した可能性がありますが、これは、コンテンツの信頼性を高め、ユーザーの信頼を築くための動きとしても役立ちました。
30 現在3億2千6百万人のアクティブユーザーがいます。
31 Twitterユーザーは、1日に5億のツイートを発信しています。
LinkedInの統計
LinkedInは、他のソーシャルメディアとは異なり、ニッチなオーディエンスタイプを持っているので、Instagramのような同じ成長率を見ることは難しいかもしれません。しかし、最大のプロフェッショナルネットワークであり続け、理想的なマーケティングチャンネルをB2B企業に提供します。最新のソーシャルメディア統計を常に意識することで、2019年に役立つ情報が入手できるかもしれません。
32 現在、LinkedInには5億9千万人のユーザーがいて、そのうち2億6千万人が毎月のアクティブユーザーになっています。
33 LinkedInは、ビジターからリードへのコンバージョンを生み出すという点で、FacebookやTwitterより277%優れています。
34 73%のB2B企業の営業担当者が、クライアントや潜在顧客との取引で、LinkedInを利用しています。
35 B2B率いる80%のソーシャルメディアはLinkedInからきています。
36 Facebook、Twitter、LinkedInの3つの主要プラットフォームが、B2B企業のブログやサイトへのソーシャルトラフィックの90%を占めています。そして、プラットフォームはそのトラフィックの半分を担当していました。
37 幹部職の91%が、専門的に関連のあるコンテンツには、LinkedInがベストだと答えています。
38 B2Bマーケターの89%が、デジタルマーケティングミックスにLinkedInを含めています。
39 専門家の56%は、複数の機器を使って、LinkedInにアクセスしています。
40 LinkedInメンバーの62%は、教育的で為になるコンテンツに興味を持っています。
41 61%がコンテンツに関連し、そして関係を持っています。
公共広告の統計
ソーシャルメディアアルゴリズムの変更に伴い、ブランドがオーガニックエンゲージメントを得ることが難しくなってきました。現在、共広告にお金を払うということが、見た目や結果を求めるブランドにとって必要不可欠である、という風に見られています。それでは、2019年あなたが必要になるであろう、公共広告の取り組みに対しての統計を見ていきましょう。
42 ソーシャルネットワークは消費者の購買のための最大のインスピレーションの源であり、37%の消費者がチャンネルを通して購買のインスピレーションを見つけています。
43 2019年、アメリカの公共広告費は、184億円に達するのではと言われています。
44 イーマーケターは、2018年アメリカにおけるソーシャルビデオの広告費は38.1%増え、78億5千万に達したと推定しています。
45 このソーシャルビデオ広告の成長の84.9%は、Facebookがコントロールしました。
46 ソーシャルメディアは、Gen Zの50%、およびmillennialsの42%にとって、最も関連性の高い広告チャンネルです。
47 millennialsの57%は、広告は関連性のあるものだと感じ始めてきています。
48 Gen Zの45%、Gen X-ersの41%は、同じように感じ、Baby Boomersは、この二つに比べ、27%だけが関連性のあるものだと感じ始めてきています。
49 非顧客は、公共広告から小売業者を訪問する可能性が顧客の3倍です。
50 消費者の50%は、ユーザーが作成したコンテンツを見ることで、ブランドのソーシャルメディアを通じて商品を購入する機会が増えると述べました。
51 49%の消費者は、Amazon Payのように簡単に支払いができるシステムが充実すれば、ソーシャルメディアを通じて商品を購入する機会が増えるとも述べました。
ソーシャルメディアエンゲージメントの統計
ソーシャルメディアは、消費者とブランドが互いに関わり合うプラットフォームを提供することで、彼らの距離を縮めるものです。これはブランドにとって、とても重要なことで、交流する機会やコネクションを創り出します。そうでなければ、彼らは潜在顧客を失うことになる可能性があります。高いソーシャルメディアエンゲージメント率は、ブランドのパフォーマンスに関するその他の面も改善することでしょう。
ブランドがエンゲージメントエフォートを向上させる為に、消費者の好みや、エンゲージメントトレンドのソーシャルメディア統計を常に意識することは、とても素晴らしいことです。Sprout Indexは、ソーシャルメディアエンゲージメントに関するいくつかの重要な統計を引用しました。それでは見ていきましょう。
52 ソーシャルマーケターの80%は、成功の秘訣は、ソーシャルチャンネルを越えたエンゲージメントを増やすことだと言います。
53 より多くの情報を提供しようと、リンク付きの投稿は、ソーシャルメディアでとても好まれるコンテンツです。消費者の30%は、ブランドがこのような投稿をしてくれるのを期待しています。その中で18%は、画像を好み、17%が動画を見たいと回答しました。
54 ソーシャルマーケターの61%は、ソーシャルメディアへの投稿を優先しています。58%がストーリーを語ることに焦点を当て、53%が感動を与える投稿に焦点を当てています。
55 これは、消費者が実際に好むものとの大きなミスアラインメントが存在することを示しています。
56 消費者の58%は、画像や動画のような、見た目重視のコンテンツを好むようになってきています。
57 消費者の74%は、ブランドの動画コンテンツをシェアしています。
58 消費者は同様に、ブランドからの気になる投稿をシェアする傾向があります。
59 消費者の45%は、何か疑問に思ったり、問題があるとまずソーシャルメディアを開くと回答しています。
60 実際、消費者の21%は、ブランドとコンタクトを取る時、カスタマーサービスへ電話するより、ソーシャルメディアを通じてメッセージを送る方を好んでいます。
61 ソーシャルマーケターの88%は、ソーシャルメディアを通してカスタマーサービスを提供することは、ブランドにとって大切だと言っています。
62 なぜ消費者がソーシャルメディアを通してブランドとコンタクトを取るのかという最も一般的な理由は、質問があるからです。消費者の57%がこれをやっていると報告しました。
63 次に共通して言えるのが、製品またはサービスに関する問題が解決されていることです。 消費者の45%がこれをやっています。
64 多くの人々(34%)がソーシャルメディアでブランドにコンタクトしているので、彼らはブランドの製品やサービスによって、ソーシャルメディアを評価することができます。ブランド側は、良い機会として、消費者との関係を築く為にこの実例を活用すべきです。
65 驚くことに、消費者の21%は、ソーシャルメディアで手に入れることができるブランドから購入する可能性が高いということがわかりました。